厚生労働省の「多様な正社員」制度導入支援セミナーに登壇!
パーソルキャリアの「FLASH」制度を紹介
2023年11月20日に、厚生労働省主催の令和5年度「多様な正社員」制度導入支援セミナー(第1回)が開催されました。このセミナーは、企業の経営者や人事労務担当者を対象に、勤務地や職務内容、勤務時間などを限定した「多様な正社員」制度のポイントや、制度を導入している企業の先進事例を紹介するものです。
パーソルキャリア株式会社からは、人事本部 エグゼクティブマネジャーの藤原広行が登壇し、企業事例として当社の制度を紹介しました。
社員がはたらく日数・時間・場所・休暇を選択できる「FLASH(フラッシュ)」制度
パーソルキャリアは、社員が長く活躍し続けていくために、ライフステージやキャリアステージの節目などにおいて、会社環境から離れた時間を確保し、柔軟なはたらき方が選択できるよう、「FLASH」という制度を導入しています。
「FLASH」という制度名は、Family、Learning、Avocation、Social、Healthの頭文字を取ったものです。
「ライフステージの節目のひととき(一瞬=FLASH)、会社環境を離れ、刺激や学び、家族との時間、リフレッシュ、さまざまなチャレンジや充足の機会を」というメッセージも込められています。
セミナーでは、「FLASH」制度の概要に加えて、利用実績や今後の課題や施策について紹介しました。
取り組みの成果として、社員に向けたエンゲージメントサーベイ(※)のスコアでも、「私は、仕事や働き方について、多くの選択肢から、自分で選べる状態にある」という指標が年々上昇しています。
※社員のモチベーションや会社に対する熱意・愛着などを測定するために行うアンケート調査のことです。
パネルディスカッション
登壇した2社の事例紹介をもとにディスカッションが行われました。
写真左から
佐野 嘉秀氏 法政大学 経営学部 教授(司会)
田中 淳子氏 株式会社エグゼクティブ 人事プロジェクトリーダー
藤原 広行 パーソルキャリア株式会社 人事本部 エグゼクティブマネジャー
・会社の価値観とフィットする制度を導入していること
・社員に向けた支援がビジネスとつながっていくと捉えていること
・制度の導入と運営に関する負荷軽減の工夫
・制度を設けることの意義
などのテーマで、事業規模や内容にそったさまざまな意見が交換されました。
最後は、司会の佐野教授の「今回のセミナーが、『多様な正社員』制度の導入と運用をされている企業の実務にプラスになればいいなと思っています」というコメントで締めくくられました。
パーソルキャリアが考える「自分らしく“はたらく”」とは
パーソルキャリアが考えるキャリアの定義は「はたらくことも含めた生き方そのもの」です。
この数十年の間に、「はたらき方」の考え方が、「終身雇用」から「転職」、そして「複数の仕事や仕事以外のことに並行して取り組むパラレルワーク」へと大きく変化しました。
「はたらく」ことの目的が「個人の成長・キャリア」に移り変わり、はたらく人自身の価値をいかに高めていくかが、キャリア実現のための重要な指標になってきています。
その一方で、少子高齢化による労働人口の減少は続く見込みで、高年齢者の雇用のあるべき姿や、育児・介護などのライフイベントと「はたらく」の両立は、労働力確保の点でも重要な課題です。
私たちは、社員の心理的安全性の確保とエンゲージメント向上を実現し、多様な人材の活躍の場と定着、人材確保につなげる施策の実行に、これからも取り組んでいきます。
※掲載している内容は取材当時のものです。
編集:パーソルキャリア広報部