「はたらく」を
自らの意思で「操縦」する楽しさを
多くの人に知ってもらいたい

代表取締役社長峯尾 太郎

代表取締役社長 峯尾 太郎 代表取締役社長 峯尾 太郎

経営統合を機に、新たなミッションを描くことを想像して心躍る

インテリジェンス(現パーソルキャリア)とテンプホールディングス(現パーソルホールディングス)が経営統合し、パーソルキャリアが誕生する前のことです。インテリジェンス時代にも経営ビジョンは掲げていましたが、ビジョンの実現に向けて、もっとできることがあるはずだと心底思っていました。そんな中で浮上した、テンプホールディングスとの経営統合。「世の中に対して、さらに大きな影響を与えることができるビジョンやミッションを新たに生み出す絶好のチャンスだ」。私が役員になるかすら決まっていない状況で、ひとり勝手に心躍って、興奮したことを今でも鮮明に覚えています。

「はたらく」を楽しめている理由が「ミッション」のヒントに

それからパーソルキャリアが誕生し、わたしが社長に就任したあと、会社が何を目指し、社会に何を提供するのかという「ミッション」を決めるにあたり、これまでのわたしの「はたらく」を振り返ってみました。わたしは、社会人になってからずっと、「はたらく」ことを楽しんでいることに改めて気が付きました。

妻とは社会人になった直後からの付き合いで、仕事をするわたしの姿を見続けていますが、「あなたは毎日遊んでいるようにしか見えない」と若いころからずっと言われ続けています。家では育児や家事もやっていますし、仕事においても遊んでいるつもりなどまったくないのですが、妻にはそのくらい楽しそうに仕事をしているように見えているのでしょう。

「はたらく」を楽しめている理由、それは、「自分がやることは自分で決められる」と思って生きてきたからです。現に、これまで経験してきた異動は、ほとんどが自ら希望した異動でしたし、目標を決めるときも、会社が求める目標を掲げるのではなく、自分が目指したいものを素直に目標にしてきました。そうして自分で掴んできた仕事だからこそ、その仕事に携わることができる喜びも感じられましたし、できないことがあれば克服できるよう努力することもできました。とにかく会社の枠組みの中で、そして時にはその枠組みを変え、楽しみながら仕事をさせてもらっていた感覚です。これらが会社が決めた道だとしたら、このように楽しめていたかどうか、自信が持てません。つまり、自分で自分の「はたらく」を決めることが、「はたらく」を楽しむための条件だと気づいたのです。

代表取締役社長 峯尾 太郎

寝ても覚めても「ミッション」について考えた日々

人々が進みたい方向を、自らの意志で決められること。これが、わたしが「ミッション」の言葉を決める際にイメージしたものであり、一番近い言葉は「操縦」でした。しかしながら、当時は私自身もまだ適切な言葉を見つけることができていなかったため、いろいろな表現を持ち出しては役員陣と何度も話し合いました。私の考えていることの背景を整理したり、敢えて多面的な表現で拡散したり、それをまた絞り込むプロセスを踏んだり。なにしろ、ミッションは企業活動そのものになり、社内外のみなさんとのコミュニケーションの軸にもなるという、とても重要なもの。一度打ち出したら後戻りできないという緊張感もあり、ミッション作りに関わっている人たちみんなが納得する言葉にしていくことに、とても慎重になっていたと思います。最後の半年間は、寝ても覚めても「ミッション」について考えていたというか、一行の言葉を決めるためだけに頭を使っていたような感覚です。

それだけ苦労して策定した「ミッション」だからこそ、社員の皆さんに発表した時は、この「ミッション」を私たちの未来のシンボルとするべく、「さあ、ここからだ!」と意気込んだことを今でも覚えています。

この「ミッション」に挑めるのは、私たちだけ

日本は個人と組織のエンゲージメントが低いと言われており、「はたらく」を楽しいと思えない人が多いのが現状です。ですが、自分の道を自らの意志で選択し、キャリアを自身で「操縦」する醍醐味を知ってもらえたなら、世の中に「はたらく」を楽しめる人はもっと増えるはずだと確信しています。

人々に、「はたらく」は自ら作ることができるものだと知ってもらうこと。それを実現できるのは、私たちパーソルキャリアしかいないと考えています。この「ミッション」は私たちが本気で取り組むべきテーマであり、社会課題の解決という意味でも大きな意義のある挑戦になります。

代表取締役社長 峯尾 太郎

「はたらく」の操縦力を高め、存分に楽しんでほしい

私はパーソルキャリアの事業を、「はたらく」を自分のものにする力を高めるための事業である、と定義しています。つまり、人々がこうありたいと願う「はたらく」を実現する上で必要となるサービスを幅広く提供していく会社だということです。既存事業だけではカバーしきれない広大な領域になるため、外部パートナーとも協力しながら、「はたらく」の周辺領域においてもサービスを提供していく必要があると考えています。

世の中には多種多様な人々がいて、「はたらく」への向き合い方も人それぞれです。上昇志向が強い人、プライベートを大切にしたい人、仕事も家庭も両立したい人…。キャリアアップを目指すことだけが、「はたらく」の操縦力を高めるということではありません。「はたらく」には多様な選択肢があり、自分で選び取れるのだということ、そして、はたらく一人ひとりにその力があるということを、世の中に広く伝えていきたい。そうして、「はたらく」を自分のものにする楽しさを多くの人に味わってもらいたいです。

さらに視座高く「はたらく」の未来を想像し続けるために

社長就任時からずっと、オフィスの壁に張って大切にしている「図」があります。長期の時間軸において、視座の高い目標を掲げていれば、いずれそこにたどり着ける、ということを示す概念図です。企業の未来は、代表者が想像している以上のものにはならないと思っています。だからこそ、自らの想像力を高め、高いレベルを見続け、想像し続けなければならない。その「図」を日々目にすることで、自分自身への戒めとしています。

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