転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社(以下、パーソルキャリア)が特定非営利活動法人ミラツクと取り組む、働く個人が「キャリアオーナーシップ」を身につけるための環境や体験を創り出す共創型社会実験の場「キャリアオーナーシップ リビングラボ」では、一般社団法人 地域・人材共創機構が運営する「CAREER FOR」と、地域に関わる働き方(=ローカルキャリア)と「キャリアオーナーシップ」との関係を探究する共創プロジェクト第2弾を開始しましたので、お知らせします。

2020年から長野県塩尻市で実施中の地方短期副業の実証実験に続き、2021年度の共創プロジェクトとして、①地方短期副業 実証実験(第2弾)、②地域に関わる働き方準備コミュニティ「ローカルキャリア準備室 HELIX(ヘリックス)」の効果検証、③「ローカルキャリア白書2021」制作を行います。

キャリアオーナーシップ リビングラボ」の詳細は下記のURLから確認いただけます。
「キャリアオーナーシップ リビングラボ」 紹介サイト https://co-livinglab.persol-career.co.jp/

 

■共創プロジェクト①:地方短期副業による「キャリアオーナーシップ」の変化についての実証 第2弾
                                       実施地域:岩手県、石川県、愛知県、岐阜県
2020年から長野県塩尻市で行っている「ローカルキャリア」を経験することで「キャリアオーナーシップ」にどのような影響があるのかを検証するプロジェクトの第2弾として、岩手県、石川県、愛知県、岐阜県の4エリアでの地方短期副業での調査を行います。今回は、「CAREER FOR」パートナー団体の株式会社パソナ東北創生、株式会社御祓川、NPO法人G-netの協力の下、8つの企業・団体の地方短期副業案件を募集。副業を行う期間は2021年9月から11月の約3カ月間です。

副業を体験する個人は、パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda」で募集します。募集期間は、2021年7月8日(木)から8月4日(水)まで。各地域の魅力を伝えるオンライン説明会を7月29日(木)に行います。募集の詳細は「doda」内の特集ページから確認いただけます。

「doda地方短期副業プロジェクト」第2弾: https://doda.jp/event/fukugyo/chihou.html

■共創プロジェクト②:地域に関わる働き方準備コミュニティ「ローカルキャリア準備室 HELIX」効果検証
「CAREER FOR」では、地域に関わる自分らしいキャリアに踏み出すための知識やスキルを身につけるためのコミュニティ「ローカルキャリア準備室 HELIX(ヘリックス)」を2021年6月21日に立ち上げました。

本コミュニティは、地域に関わる働き方をしてみたいが一歩踏み出せない方、案件に応募まではしてみたが地域との関わり方に不安のある方などが集まり、ローカルキャリアの実践者とともに、社内の慣習や言語の通じない環境下においても立場によらないリーダーシップを発揮するための知識やスキルを身につけていきます。

コミュニティの活動期間は、2021年6月から11月まで。参加者は、ローカル副業案件の情報を入手可能なほか、「CAREER FOR」が主催する有料イベントへの無料参加、ローカルキャリア実践者との1on1ミーティング、コミュニティメンバーのリソースを活用(メンタリング機会等)などが行えます。

今後、11月までの活動を通じて「キャリアオーナーシップ リビングラボ」と「CAREER FOR」は、コミュニティ参加者の意識や行動変容につながるコミュニティ活動の機能・効果を検証していきます。

「ローカルキャリア準備室 HELIX」の詳細や参加申込は以下のプレスリリースを参照ください。
一般社団法人 地域・人材共創機構(CAREER FOR)「ローカルキャリア準備室 HELIX」をスタート
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000043251.html

■共創プロジェクト③:「ローカルキャリア白書2021」制作
「CAREER FOR」は、「ローカルキャリア白書2021―未来の働き方はここにある―」を2021年6月10日(木)に公式noteで公開しました。

「ローカルキャリア白書2021」公式note:https://note.com/careerfor/m/m1fd515bebb92

「ローカルキャリア白書」は、社会課題が複雑化し、変化の激しい予測不可能な社会が待っている中で、どのようなキャリアが「未来のキャリア」として描かれていくのか、そのヒントは、地域社会と向き合って自分の人生に「オーナーシップ」を持って働く「ローカルキャリア」にあるのではないかという仮説を出発点に、2019年から「CAREER FOR」が毎年発行しています。

3回目の発行となる今回は、新型コロナウイルスの感染拡大以降、各地の取り組みから生まれてきた『問い』や『兆し』を種に探究を行い、それぞれの観点で「ローカルキャリア」を捉え直すことに挑戦しています。「キャリアオーナーシップ リビングラボ」は、本白書の制作にも協力しています。

■「キャリアオーナーシップ リビングラボ」 共創プロデューサー 伊藤 剛 コメント
一般社団法人 地域・人材共創機構(CAREER FOR)と「キャリアオーナーシップ リビングラボ」との地方副業・ローカルキャリアを通じて「キャリアオーナーシップ」を育む効果検証は2020年から始まりました。日常の業務や生活圏から一歩踏み出し、異なる世界や生き方に出会うこと、社内の慣習や言語の通じない環境下で立場によらないリーダーシップを発揮していくことは、不確実性の高い時代を生き抜くために多くの気づきをもたらしてくれます。

昨年からの地方短期副業での検証で感じていることは、地方副業に関わった人は、その地域へのゆかりの有無にかかわらず、課題やその地域に対する「当事者意識」が非常に強いことです。地域課題は多様化する一方で、課題が目の前にあってもその担い手がいない、課題を抱えている人たちの顔が見える、そういった状況があるからこそ、当事者意識を持ちやすい環境なのだと思います。そして、当事者意識によって、「リーダーシップ」や「やり抜く力」のほか、「新しいものを受容し、自己変容を積み重ねる姿勢」や「自分自身と周囲とを調和させ、好循環を生み出す姿勢」といった「キャリアオーナーシップ」とも関わりの深い素質が引き出され、副業でも本業でも高いポテンシャルを発揮しているのではないかと考えています。

一方で、地方副業に参加される方の中には、こうした当事者意識を持つという最初の一歩や普段の仕事で使っているスキルとは異なる「ローカルキャリア」にとって必要な素質の発揮に時間を要する方もいます。そこで今年は、地方短期副業体験が「キャリアオーナーシップ」に与える影響の調査と並行して、地方副業を体験する準備段階から「ローカルキャリア体質」を強化したうえで、実際に地方副業で活躍してもらうことを目的に開設されたコミュニティ「ローカルキャリア準備室 HELIX」に、地方副業に興味はあるが、まだ経験がない方々にも参加してもらいながら、コミュニティ活動の効果検証を行うことにしました。

「CAREER FOR」の活動で、より多くの方々の「キャリアオーナーシップ」への意識や行動が変化していくことを楽しみにしています。

伊藤 剛(いとう ごう) プロフィール>
大学院卒業後、PR会社に入社し、企業広報の専門家としてキャリアをスタート。その後、IMC(統合型マーケティング)を専門的に実践するマーケティング企業のPRプロデューサーを経て、2018年に現職のパーソルキャリアに企業広報・サービスPRの責任者として参画。2019年にパーソルキャリアのミッション -人々に「はたらく」を自分のものにする力を- が制定されたことを機に、「キャリアオーナーシップ リビングラボ」を立ち上げ、共創プロデューサーとして、産官学の外部パートナーと「キャリアオーナーシップ」を探究するさまざまな活動と発信を行っている。このほか、「キャリアオーナーシップとはたらく未来コンソーシアム」広報責任者、キャリア教育推進グループ マネジャー、ミッション推進統括部、パーソルイノベーション 広報室長などを兼任。

■「キャリアオーナーシップ」とは
「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」報告書(経済産業省、2018年)では、「キャリアオーナーシップ」について「個人一人ひとりが『自らのキャリアはどうありたいか、如何に自己実現したいか』を意識し、納得のいくキャリアを築くための行動をとっていくこと」と説明されています。
一方で「キャリアオーナーシップ」という言葉は日本で生まれた比較的新しい言葉で、話す人の所属する組織や立場、体験などによってそのイメージが少しずつ異なっていたり、その説明においても具体的には一人ひとりがどのような行動をとればいいのかまではぼんやりとしており、「概念の解像度」が低い状態です。
「キャリアオーナーシップ リビングラボ」では、「キャリアオーナーシップ」という概念の解像度を上げることも活動の一つと位置付け、「キャリアオーナーシップ」概念に近接する領域として選定した書籍24冊を元に独自の視点で研究、構造化。その結果を「キャリアオーナーシップ 5つの中心概念vol.1」として公開しています。
※分類された5つの中心概念の下、より具体的な11項目39要素に整理しています。「キャリアオーナーシップ 5つの中心概念vol.1」の詳細は下記URLを参照ください。
https://co-livinglab.persol-career.co.jp/#section3

■一般社団法人 地域・人材共創機構(CAREER FOR)についてhttp://careerfor.net/
東日本大震災の被災地復興を機に生まれた、復興庁・日本財団による「WORK FOR 東北」「WORK FOR にっぽん」を前身とし、2017年に一般社団法人 地域・人材共創機構は発足しました。全国の自治体・中間支援組織が連携し、都市と地域の垣根をなくし、すべての人がオーナーシップを持って、自らの人生を切り拓くことのできる社会を目指し、事業に取り組んでいます。
同機構では、岩手県釜石市・石川県七尾市・長野県塩尻市・島根県雲南市・岐阜エリアの協働パートナーとともに、学び合いとプロジェクト創出を通じた共創コミュニティ「CAREER FOR」を運営しています。多様な個人が地域と関わりながら、オーナーシップを持って選択・創造するキャリア形成のあり方と、それらを可能とする地域のエコシステム・生態系、個を起点とする新しい公共のあり方等を探究しています。その一環として、2019年より「ローカルキャリア」の現在地をまとめ、『ローカルキャリア白書』を年次発刊しています。

 ■「キャリアオーナーシップ リビングラボ」について < https://co-livinglab.persol-career.co.jp/
「キャリアオーナーシップ リビングラボ」は、パーソルキャリアが-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとして制定したのを機に「キャリアオーナーシップ」を探究する社会型共創実験の場として社内に設立されました。主な活動として、①周辺概念も対象とした「キャリアオーナーシップ」概念 探索活動と②テーマごとにパートナー企業・団体を迎えた実証実験を行い、その結果を社会に向けて発信していきます。

 ■NPO法人ミラツクについてhttp://emerging-future.org/
NPO法人ミラツクは、2011年に京都府京都市に設立された、セクター、職種、領域を超えたイノベーションプラットフォームの構築と、年間30社程度の大手企業の事業創出支援、研究開発プロジェクト立ち上げの支援、未来構想の設計、未来潮流の探索などに取り組む組織です。
「既にある未来の可能性を実現する」のミッションの元、東京、京都の2拠点および、沖縄サテライトを中心に、分野、地域、領域横断型の支援事業に取り組みます。また、年次フォーラムをはじめ、異分野の共創による自然なコラボレーションが生まれる分野、地域、領域横断型のプラットフォーム構築に取り組みます。

 ■パーソルキャリア株式会社について< https://www.persol-career.co.jp/
パーソルキャリア株式会社は、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス人材のキャリア戦略プラットフォーム「iX」をはじめとした人材紹介、求人広告、新卒採用支援等のサービスを提供しています。2017年7月より、株式会社インテリジェンスからパーソルキャリア株式会社へ社名変更。グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指します。