PROJECT

パラレルキャリアを、
社内でも。

社内ダブルジョブ推進プロジェクト

1つの企業で1つの仕事。これまで当たり前だった、そんな会社のあり方が少しずつ変わり始めている。今回は、通常の業務を行いながらも、希望をすれば別プロジェクトに参加ができる社内の兼業制度「社内ダブルジョブ」を立ち上げた小栗に話を聞いた。彼女がどんな考えをもって、本制度を発足させ推進を行っているのか。その背景にある想いを聞いた。

小栗 裕子

人材紹介事業部
採用支援統括部
RACC部
RACC第5グループ

※インタビュー内容は当時の所属部署のものとなります。

「職業欄」は一つだけ。
それって、なんで?

—「社内ダブルジョブ」制度の概要を教えてください。
小栗:公募制で集まった社員が、現業務と並行してパーソルグループ内の別の業務(プロジェクト)にも携わることができる制度です。年に2回、グループ内のプロジェクトから募集があり、自ら手を挙げ選考を通過すると自身の業務以外のプロジェクトに参加することができます。参加期間は4ヶ月。限られた期間ですが、自身の仕事以外の業務を経験することで、本当にやりたいことや、自分のスキルが一番活かせる仕事を見つけられる機会を提供しています。
—制度を導入しよう思い立ったきっかけを教えてください。
小栗:ある時、さまざまな企業の人事が参加するイベントに参加させていただいた時のこと。そこで、とある製薬会社の方から社内での兼業を認めているという話を聞いたんです。同じ会社だからといって、1つの仕事に縛られる必要なんてないんだ。お話を聞いてそう気づきました。パーソルグループには沢山の事業部があり、多くのプロジェクトが動いています。もし社内での兼業制度を導入できたら、これまでの異動や育成制度以外の切り口で、社員のスキルアップに繋がりキャリアにも幅が生まれるのではないかと思い、イベントからの帰る電車の中で検討をはじめました。

思い立ったアイデアを、
社長に直談判。

—どうやって制度の導入に至ったのでしょうか。
小栗:「社内ダブルジョブ」は、多くの部署を横断するような制度です。だから、上の人に話をしたほうが早いなと考え、考えたアイデアをそのまま社長にプレゼンしました(笑)。私のような1社員の意見を聞いてくださったことに正直驚きましたが、私が「社内ダブルジョブ」を通じて実現したい世界に共感してくださったのだと思います。
—どのような世界を実現したいとプレゼンしたのですか?
小栗:一番は、自分がやりたいことを実現できるような会社にしたいという点です。パーソルキャリアは新規事業も多いですし、ベンチャー気質のある会社だとは思いますが、もちろん既存のサービスを動かしていくような仕事も多くあります。どちらが良い悪いではなくて、どんな環境に配属されたとしても、自分の本当にやりたいことや向いていることを考えて、かつ経験できるような世界をつくりたいと考えていました。

新たな環境での気づきが、
仕事を進化させる。

—実際に、どのような方が利用されているのでしょうか。
小栗:部署を問わず、さまざまな人が利用しています。以前、参加者の話を聞く機会がありました。彼はもともと、金融系の企業に対して人材紹介の法人営業をしていた社員です。働くうちに、もっと自分にしかできないことや、新しいものを生み出すような仕事をしてみたいと感じたことから、「社内ダブルジョブ」に興味をもってくれました。彼が参加したのは新規事業立ち上げのプロジェクト。もちろん、それまで関わったことのない業務ですので、簡単ではありません。プロジェクトを進める中で、自分の無力さを痛感したそうです。しかし同時に、新規事業を考える上で特に大切なのは、ゴールからの逆算だということ学び、ゴールから逆算する「設計力」が自分に足りていない部分だと気づけたと彼は語ってくれました。
—日々の仕事にもいい影響がありそうですね。
小栗:はい。例えば、彼のような営業の仕事でいえば、求人数や企業へ転職希望者をご紹介する数など、その時の数字を追いかけるのではなくて、お客様はそもそもどんな課題を感じていて、そこに対してなにができるのかを逆算できれば、動き方も大きく変わってきます。営業でも新規事業でも、そこに価値を生み出すという意味では一緒。新たな領域での気づきが、普段の業務にも活きてくると思います。また、実際に制度を利用した社員が「社内ダブルジョブ」に興味をもって運営側として参加してくれるなど、さまざまな面でこの制度の輪が広がりつつあるのを感じます。

考え方の枠を超える。
新しいものが見えてくる。

—ご自身として、今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか?
枠にとらわれない考え方、働き方をしていきたいなと思っています。今回の「社内ダブルジョブ」のプロジェクトを通じて、みんながなんとなく「こういうものだろう」と考えている枠を、少し超えるだけで新しいものが生まれるということを実感しました。私たちがやっている仕事も、単に人材紹介や人材開発といった枠組みを超えて考え、行動することで、これまでにないチャレンジが生まれてくると思います。会社全体もそうですし、私自身においても同様です。一つひとつのチャレンジが繋がって、点と点が線になっていって、自分のやりたいことが実現した瞬間に、私の人生はハッピーだな、と言えるんじゃないかなと思っています。