WELFARE & OFFICE 人材育成の取り組み
私たちパーソルキャリアが考える「キャリア」の定義は、はたらくことも含めた生き方そのものを指します。
価値観もはたらき方も多様化している現代において、「キャリア」はそれ単体で存在するのではなく、人生の一部なのです。
私たちは、一人ひとりがどのような人生を歩みたいのか、その中での「はたらく」はどうありたいのかを考え、主体的に選択していくことが「キャリアオーナーシップ」だと捉えており、
その「キャリアオーナーシップ」の実現に向けて、「はたらく」はどうありたいのかを考え、主体的に選択していくことをサポートしています。
そして、社会の変化を捉え、会社や組織に閉じずに、広い世の中で通用する力を育むための人材育成に積極的に取り組んでいます。
スキルアップへの取り組み
パーソルキャリアでは、上司との面談はもちろんのこと、先輩や同僚、さらには部署・部門を超えた社員と「キャリアの対話」をする機会がたくさんあります。
「キャリアの対話」では、今後、自分自身がどうなっていきたいか、そのために今何が必要なのか、どうすればなりたい自分に近づけるのかについての「自己理解」を深めるサポートをしています。
目標設定・中間レビュー・振り返り
パーソルキャリアでは半期毎に上司との面談で目標設定をおこないます。これまでの成果とそのプロセスを振り返り、今後の課題と目標を設定します。ここで設定した目標への達成度合いが、半年後の自らの評価につながります。目標設定から3か月後には「中間レビュー」という面談を実施しており、途中経過を共有し、上司とともに目標達成に向けた課題と今後の行動についての目線合わせをしていきます。そこでのコミュニケーションを通して自分への内省を深め、自身の成長課題やネクストアクションを言語化し、行動に移していくという、成長サイクルを回していく取り組みです。
i-design
自分らしいキャリアをデザインできるよう、「i-design」という取り組みがあります。これは、上司と「中長期的なキャリア」について話す面談で、目先の目標や短期的なキャリアの話でなく、3年後や5年度、さらにはもっと先の将来を考えてキャリアを描く機会を持つことを目的としています。これまでの経歴や所有資格、自身の強みや弱み、現状の課題や中長期的なキャリアビジョン、自身のポリシーなどを「キャリアデザインシート」にまとめ、今後のキャリアやネクストステップを上司との面談を通して立てていく取り組みです。
1on1
パーソルキャリアでは、直属の上司や先輩をはじめ、違う部署だけれども学びを得たい同僚や先輩などど、1対1で自由にカジュアルな面談を実施する文化が根付いています。先輩の立場になると、後輩の育成やメンタリングのために1on1を実施することもあります。こうした社員同士のコミュニケーションを通して、自己の内省を深めたり、スキルを吸収したり、今後のキャリアのヒントを得るなど、多くの学びの場として活用されています。
タニモク
パーソルキャリアが開発した、利害関係のない人(=他人)同士3~4人で1組となって、お互いに目標を立て合うというワークショップです。「人生100年時代」を迎え、より多くの人に多様なキャリアやはたらき方について考える機会を提供するため、2018年9月から本格的に取り組みをスタートしています。
キャリアアップに向けた研修プログラム
パーソルキャリアは、ミッションの推進に向けて 「社員一人ひとりが多様なキャリアを体現できる会社として、社会のロールモデルになること」を目指しています。
そのために、一人ひとりが自らの可能性や機会を知り、自らの意思で自身のキャリアや人生を選択できるために「キャリアオーナーシップを育むこと」を重要視しています。
「新人研修 / 新卒フォローアップ研修」や、「新任プレマネジメント研修 / 新任マネジメント研修」、「国家資格 キャリアコンサルタント取得支援講座」、グロービス学び放題の受講、TOEIC優待試験など、多くの学びの機会を提供しています。また、パーソルグループのe-learningシステム「PALMS」では、ビジネススキル向上のためのコースを約70個用意しており、好きな時に受講することができます。さらには、公募・推薦型研修プログラム群「「LOOP」では、全社員対象のプログラムはもちろん、メンバ―や管理職の各グレードごとに設定されたプログラムもあり、自身の目標や課題に応じて受講したいコースを選べます。ここでは、パーソルキャリア独自の研修プログラムについて、その一部を紹介します。
公募型キャリアデザイン施策 Smyle(スマイル)
「Smyle(スマイル)」とは、自分のスタイルで「はたらいて、笑おう」を体現してほしいという願いを込めて、My Style(自分スタイル)とSmile(はたらいて、笑おう)を重ねた造語です。部下へのキャリアデザイン支援力の向上を目的とした管理職向けコースと、自身のキャリアデザインをより的確に実践できるようになることを目的としたメンバー向けコースがあります。
グループ公募型研修「@」
パーソルグループ全社員を対象としたパーソルホールディングス主催の研修プログラムです。日々の仕事や取り巻く環境、考え方や価値観の慣習などから少し離れて、普段とは異なる視点でキャリア観(人生観や仕事観など)を探求する「ワークショップコース」と、これまで触れたことのない人や世界との交流体験を通じて、これまでとこれからの自身を見つめ直す「越境学習コース」があり、どちらも人気のコースです。
Schoo for Buisiness
興味のあるテーマを理解し、成長課題を見つけ、自己学習の習慣を身に付けることを目標としています。
課題解決実践プログラム
課題解決演習を通して、課題設定・課題解決力・倫理的思考を向上させることを目的とした研修です。
越境学習型研修 SHIFT
社外でのさまざまな体験を通して、自身の強みと課題を客観的に捉え、C/Oを体現することを目的とした研修です。
対話力向上実践プログラム
メンバーとの面談をより有意義な時間にするためのスキルを習得する管理職向けのプログラムです。
リクルートマネジメントスクール公開講座
自身の能力開発テーマを探索し、自ら必要な学習機会を得ることを目的としています。
公開講座は100種類以上のコースがあり、自分自身に最も必要だと思うテーマを自由に選択することができます。
異業種混合型リーダーシップ研修 ALIVE
大企業の経営者、人事部、人材育成担当、過去参加者など、さまざまな人・企業を横断して、次世代リーダーが実際の現場で使える最善の学びを届けるための、日本で最大規模の越境型人材育成プログラムです。
戦略立案実行力ワークショップ
実現可能性の高い戦略の企画立案から実装について、実践的な学びを通して現場力を引き上げることを目的とした管理職向けの研修プログラムです。
チームパフォーマンスプログラム
リーダーシップを発揮しながらチーム内で相互に学習し合える組織づくりをおこない、チームパフォーマンス力を向上させる牽引力を身に付けていきます。
未来義塾/未来志塾
パーソルグループの次世代経営者の育成を目的とした選抜型プログラムです。グループの経営課題や外部環境に関する経営テーマについて、またハイレベルなマネジメントスキル習得について、講義やワークを実施します。
キャリアを叶える人事制度
社内だけでなくパーソルグループ横断での異動希望制度や複業(副業)制度など、さまざまな選択肢を用意。社員が自分自身の理解を深め、必要なことに気づけたあと、納得して「キャリアの選択」ができるよう、一人ひとりの可能性が広がる選択肢を提供しています。
キャリアチャレンジ制度
ご自身のキャリアデザインとその成長のために、自ら異動希望を出すことができる制度です。応募タイミングは年2回。募集ポジションの詳細は常時、社内ポータルサイトに全社員に対して開示されています。社内だけでなく、パーソルグループのさまざまなポジションに申請することができます。
グローバルチャレンジ制度
キャリアチャレンジの一環で、特に海外のグループ会社へ自ら異動希望を出すことができる制度です。パーソルグループには、アジア・パシフィックを中心とした多数の海外拠点があります。海外で自分のキャリアの幅を広げる機会を提供しています。
ジョブトライアル制度
自律的な学びとキャリア選択のきっかけを得てもらうことを目的とした取り組みです。労働時間の一部を使って、最大3か月間、グループ内の他部署の仕事を体験することができます。応募タイミングは年2回です。
社員は体験ポジションの一覧を見て、受入先の社員とともに携わる実業務サポートや、課題に取り組むプロジェクトなどを自ら選択し、応募できます。テレワークでの体験も可能であり、地域の垣根を越えて体験することができます。
キャリアスカウト制度
社員が自身の経歴や今後のキャリア展望等を社内システムに登録することで、それらを見たパーソルグループ内の他企業からスカウトを受けることができる制度で、年に1回実施されます。スカウトを受けて応募を希望する場合は、面接等の選考過程を経て、合格すると異動が実現します。社員一人ひとりが自分らしいキャリアを形成するための機会提供を目的とし、2023年に新設されました。
Drit
パーソルグループ全体を対象とし実施している新規事業創出プログラムです。このプログラムは、法人ではなく”はたらく個人”を対象としています。パーソルグループの豊富な資産とノウハウの活用、ビジネス実装とスケールアップ支援、そして事業検証・立ち上げ予算などの資金提供を通じて、個人のキャリアの可能性を最大化するとともに、パーソルグループの次世代の柱となる新規事業の創出を目的に2015年より開始。これまでに数多くのサービスを輩出しています。
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HiPro Biz
大手企業の経営を経験された方に、経営顧問・アドバイザーとしての活躍の場を提供するサービスです。
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ミイダス
採用したい人材に、企業から直接アプローチすることができる中途採用サービスです。
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エンジニアパス
未経験エンジニアの育成課題を、現場と新人ごとに合わせたオーダーメイドカリキュラムを用いた“OJTの代行”でサポートするサービスです。
OWNERS
パーソルキャリア独自の新規事業創出プログラムです。この起案制度は、「何度もやり直しができる」「審査に落ちるという概念がない」「初めて新規事業に挑戦する人も事業が作れる」という点が大きな特徴です。特に、進捗状況に応じて予算を割りあててもらえたり、社内外のメンターによるサポートを随時得られるので、誰もがチャレンジしやすい制度です。また、「最終意思決定者として、意思決定をした数が⼈を成⻑させる」という社長の想いも込められています。
副業(複業)制度
本業であるパーソルキャリアでの業務以外に、社外のさまざまな仕事を通じて、経験・スキルを身に着け、キャリアアップ、本業に役立てていく制度です。定められた就業時間での勤務など、一定のガイドラインを満たした社員が申請を提出し、承認された複業について、個人事業主などとして就業することが可能です。
FLASH制度
「FLASH制度」とは、一人ひとりのライフイベントに応じて社員に時間的ベネフィットを提供することを目的とした人事制度です。
FLASH制度を申請した社員は、はたらく日数・時間・場所・休業/休職を選択できます。
育児や介護に限らず、留学や通学、社会活動など、さまざまなライフイベントを迎える社員が柔軟にはたらくことができるよう支援しています。
FLASH制度利用者のインタビュー記事