
社員インタビュー
2024.06.21
キャリアアドバイザーのような役割も、業務設計・改善にも挑戦できるマルチタスク人材に進化中
doda事業本部 エージェントサービス事業部 カスタマー支援部 オペレーションリーダー(OPL)
橋詰 あゆみ
子どものキャリア支援という興味の扉からHR業界に興味を持ち、パーソルキャリアに新卒入社した橋詰 あゆみ。キャリアアドバイザーの経験を積み、対個人ではなくより広い視野で社会に貢献できる企画職などを希望して自身のキャリアを模索している今、その想いを語ってもらいました。
子どもたちの「はたらく」を支えたいと思ったことがHR業界に興味を持つきっかけに
大学時代、児童養護施設の子どもたちの学習を支援するボランティアサークル活動や学習塾講師のアルバイトをしていました。
経済的、社会的な理由でなりたい職業に挑戦できない子どもたち。一方で、経済的には恵まれているにもかかわらず、将来は何がしたいか、何になりたいかを考えられない子どもたち。私はどちらかと言えば後者の立場に近く、大学3年の就職活動の時期に入っても、まだ「自分は何をやりたいんだろう」と具体的に考えられずにいました。
自分自身も含め、そんな夢と境遇の相反する子どもたちと接してみて、やりたいことがあってもなくても子どもたちの未来の「はたらく」を変えられるのがHR業界ではないかと興味を持ったことが最初のきっかけです。
そこで、私はパーソルキャリアの面接の際に「HR業界で子どもたちのキャリアの力添えができる仕事に挑戦したい」という夢を語りました。その時、面接担当の方から「子ども向けに直接支援する仕事もいいけれど、たとえばなりたい職業があるのに学べない理由が経済的格差なら、まずはそういう大人たちのキャリアを支援して根本的な要因を変えていくこともできるCA(キャリアアドバイザー)という仕事があるよ」と教えてもらって。そんな仕事があるのなら、ぜひ挑戦してみたいとCAの仕事に興味を持ち始めました。
パーソルキャリアは、本気で人材ビジネスに向き合っているという印象で、そこに魅力を感じていました。また、選考過程でまさに「はたらいて、笑おう。」というビジョンを体現しているような社員の方々にお会いし、正直憧れましたね。私も、「前向きにはたらく人を増やせるような仕事に挑戦したい」と入社を決意しました。
しかし、念願のCA職に配属されたものの、理想と現実のギャップを目の当たりにし、前向きにはたらくことは難しいと感じてしまいました。思えば、少し理想が高過ぎたのかもしれません。困っている方を100%支援したいという気持ちが大きかったんだと思います。
現実は、100%支援できるわけではありません。本当に支援できるのはほんの数パーセント。2年目になると、学生的な思考からビジネスの中でいかに転職希望者の願いをかなえるかという思考にシフトでき、徐々に成果も出てきておもしろさも感じてはいたのですが、キャリアチェンジを決心しました。
フロントを支える裏側の組織や仕組みづくりで、マルチなスキルアップを実現
現在所属する部署は、2023年4月に発足したまだまだ新しい組織です。「人のためになる仕事にはやりがいを感じる」、「でも、もっと自分の好きなことに挑戦したい」。上長とそんな相談をしていく中で、CAを支える事務方のオペレーションチームとして立ち上げ段階だった現在の部署を薦められ、同年10月に異動の機会を得て、オペレーター(以下、OP)のチームを束ねるオペレーションリーダー(OPL)として着任することになりました。
この部署のOPの仕事は、CAの後方支援員として一つでも多くの転職成功を支えることが私たちのミッションです。具体的には、応募者との面談の調整や選考に必要な書類準備、応募管理や合否連絡の管理などCA業務にまつわる事務処理とサポート業務が全般です。アシスタントでありながら、CA同等の活躍ができる場面もとても多く、OP自身が応募者の転職を成功に導いた例も多数あります。
たとえば、OPの提案どおりに日程調整を早め早めに進めた結果、好印象を抱いてもらい、スムーズに最終面接までたどり着くことができた例があります。また、複数社に内定が出て、その回答期限が迫る中でなかなか決められない転職希望者に対し、OPのアドバイスが転職希望者の思考整理につながり、無事承諾先の企業を決められたというケースなどが良い例ですね。
日程調整を単なる「事務連絡」で終わらせるのか、「支援」と捉えるのか、OPのスタンス次第でCA同様の活躍の機会もあるというわけです。一緒に取り組むCAから「ありがとう」という感謝の言葉をもらう機会も多く、自分の仕事が誰かのためになっていると思うととてもうれしいですね。
ほかにも、私たちの腕の見せどころはあります。OPは1日で膨大な情報量をスピーディーに正確に処理していくことを求められますが、その中でも大切なのが、優先度を立てて1日で完結できるように業務設計をすることです。毎日、時間内に業務を終えられた達成感は大きいですね。
そして、なんと言ってもOP自身で自由に業務設計ができるところも魅力です。それだけ大きな裁量を持って仕事ができることはやりがいにもつながりますね。事務処理能力や調整力、サポート力、業務設計力、さらに業務を効率化し生産性の高いはたらき方を実現するための取り組みに対しても意識が高いメンバーが多く、どこに行っても通用する汎用性の高い、多面的でマルチタスクなスキルが身につくと思います。
トレーナーとして新人メンバーを育成し、新しい組織づくりにも挑戦中
現在、トレーナー(OPTR)として、入社間もない新人の育成を担当しています。一度に4、5名ずつをほぼマンツーマンでトレーニング。私の担当は最初の2カ月間で、基礎の基礎を定着させるところまで。新人OPはその後さらに3カ月間の育成期間を経て卒業です。デビューまで計5カ月、手前みそですがとても手厚いサポートになっていると思います。
最初の2カ月とはいえ同じ部署ですので、その後は配属先のリーダーから「○○さん、ここまで成長できたよ」「すごく優秀ですよ」と週次のミーティングなどで報告がもらえます。順調に成長している話が聞けるとうれしいですし、ずっと見守っていける楽しみもありますね。
もともとOPの育成環境はありましたが、各所に散らばっているOPを各所でそれぞれが対応するという状態でした。それを一つの組織として集約させ、現在は計80名ほどが在籍する部署となりました。
しかし、まだまだスタートしたばかりのためオペレーション自体に無駄が多く、もっと効率的にサポートできる手段があるはずと思う日々です。常に現状分析しながら、「こういう業務はCAよりOPチームが巻き取った方がいいのでは」「これはCAにやってもらえれば互いにWin-Winなのでは」などとアイデアを出し合い、CAとの協同がより効率的に、そして生産性高く進められるようにフローの改善に力を入れているところです。
パーソルキャリアでは、フロント職として活躍するリクルーティングアドバイザー(RA)やCAと、フロント職のアシスタント業務を担当するOPなどの立場に関係なく、誰もが組織のミッションに取り組み成果につなげる機会を持つことができます。とくに、OPチームはまだ組織自体が新しく発展途上なので、自分たちの裁量で工夫していける点にはとてもおもしろさを感じています。
私自身、もともとマーケティング職や企画職へのキャリアチェンジを目標としていたこともあり、企画要素のある業務経験も積めることにとても魅力を感じていますよ。
有期雇用だからこそメンバーのキャリアを大事に。その将来にまで寄り添い支援
OPは、受け身ではなく自分で考えて行動する“攻め”の事務職だと思っています。前職は事務系ではなく営業職やサービス・販売職などのフロント業務を担っていた方が多いのも特徴ですね。
OPは有期雇用の方が大半なので、無期の正社員登用にチャレンジしたいというキャリア志向を持つメンバーは多いです。最近、正社員になりOPリーダーに昇格した方は、上長から業務効率化について課題を出され、見事に成果を出したことを評価されて正社員登用試験をパスしていました。
通常業務に加えて、昇格試験への課題に取り組むことは決して簡単ではありません。時間を捻出することも難しい場合もありますが、リーダーの私たちや管理職が意識的にメンバーの希望するキャリアに寄り添い、課題へのサポートも行っていきます。
また、キャリアチャレンジ制度で他職種ポジションへの異動をめざすメンバーには、具体的に身につけるべきスキルのアドバイスや面接対策なども行っていて、異動したいメンバーをみんなで応援し、異動をポジティブに捉える環境であることもパーソルキャリアの特徴だと思います。
OPはメンバー全員が女性で、30代を中心に子育てしながら時短勤務する方が多いのも特徴です。週1日は出勤で、週4日は在宅でのリモートワークが基本のスタイル。自身の裁量で比較的自由に業務設計できるため、家庭との両立もかない無理なくはたらけているメンバーが多いと思います。
むしろ、突発的な休みや長期休暇にも柔軟に対応できるようにいろいろと考えられているなと感じる部分が多く、みんなでフォローする文化もあるため、どんな場合でも安心してチームを頼れます。
たとえば、今が人生の中で子育てに力を入れたいフェーズにあっても、きちんと仕事も両立しながらまた思い切りはたらきたいフェーズに向けて力を蓄えていける。私たちはそんなはたらき方も応援しています。
CA時代にかなえたかった「お客さまを100%支援したい」という想いを、今ではメンバーに向けることができています。今後も、より良い仕組みや組織づくりで、みんなのキャリアを支えることに情熱を注いでいきたいと思います。
- ※社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
- ※社員の所属事業部名称は、2025年4月時点での名称となります。
監修者:HATARACTION!編集部
"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。