
社員インタビュー
2025.03.18
「複雑な課題ほど面白い」。ワークライフバランスを実現しながら、マネジャーとして活躍
プロダクト&マーケティング事業本部 カスタマープロダクト本部 プロダクト企画統括部 サービスデザイン1部 ディレクター
金子 柚貴乃 (かねこ ゆきの)
プロダクトマネジャーとしてはたらきながら妊娠・出産を経験し、「理想のワークライフバランスを実現したい」とパーソルキャリアに転職した金子 柚貴乃。現在はマネジャーとして活躍している彼女に、企画職の醍醐味を語ってもらいました。
PdMからHRBPに。前職でものづくりと、人材育成の経験を積む
幼い頃から子どもの貧困問題に興味があり、学生時代は支援団体に所属して、海外の子どもたちのサポートや、啓発活動を行っていました。ドキュメンタリー映画を撮影したり、フリーマガジンを作ったりする中で、ものづくりや情報発信に興味を持つようになったんです。
大学3年生のときには、就職活動の一環で、大手総合サービス企業主催の事業開発系インターンに参加しました。20代向けの新たなサービスを提案し、採用してもらえれば事業化されるというプロジェクトです。実際にWebプロダクトを企画・開発し、マーケティングを行うところまで担当しました。プロダクトを作る仕事の面白さに目覚め、そのまま社員として入社したんです。
前職では、グルメ情報サイトや、旅行情報サイトのプロダクトマネジャー(PdM)を経験しました。日本全国にすでに多くのユーザーがいるような、大きなプロダクトの開発担当として、大小さまざまなプロジェクトを経験することができ、「良い打席を与えてもらったな」と感じています。仕事をしながら、2人の子どもの妊娠・出産も経験しました。
企画の仕事にやりがいを感じる一方で、人の育成にも興味を持つようになりました。入社2年目で後輩のメンターを担当したのですが、うまくサポートできなかったという苦い経験があって、「人を育てられる人間になりたい」という思いから、HRBPに職種転換したんです。人材育成について体系的に考え、自分よりも視座が高い方々と、組織の人事課題について議論する日々は非常に学びが多く、成長を実感していました。しかし、社員や会社運営のためにスケジュールを厳守して業務を遂行したいという思いと、育児との両立ができていないという罪悪感に悩む日々が続いていました。
ちょうど子どもが小学生になるタイミングだったこともあり、今のはたらき方では、子どもを十分にサポートすることが難しいのではないかと考えるようになりました。社内異動や転職など、さまざまな選択肢を検討する中で出会ったのが、パーソルキャリアです。
ワークライフバランスと、「はたらく」にかかわる事業に惹かれ、パーソルキャリアへ
ワークライフバランスを理想の形に近づけるという点で、パーソルキャリアはとても魅力的でした。時代の流れもあり、多くの大企業で、仕事とプライベートを両立するための制度が充実してきています。ただ、制度が十分に活用されていない場合も多いのが実態ではないでしょうか。
パーソルグループでは、「はたらいて、笑おう。」というビジョンを掲げ、社員のWell-beingの実現と正面から向き合っています。健康で生産性高くはたらき続けることが、社員が実践するべきバリューの一環として、会社全体に浸透していると感じますね。私はつい、はたらきすぎてしまうタイプなので、「健康にはたらくため、ときには業務をセーブするのも大切な仕事」と捉えられる環境があるのは、ありがたいです。
「はたらく」ことにかかわる社会課題の解決に取り組みたいと考えたことも、パーソルキャリアへの入社を決めた理由のひとつです。私自身が仕事と育児の両立に悩んできたこともあり、「はたらく」というテーマに取り組んでいきたいと思いました。
実は、入社直前に「セカンドオピニオン」を聞きたいと思い、第三者である知人のエージェントに「パーソルキャリアってどんな会社ですか」と相談したんです。知人は、パーソルキャリアへの入社を何人もサポートしたことがある方でした。直接的な利害関係のないその方が、「『はたらいて、笑おう。』を体現している企業ですよ」と太鼓判を押してくれたことにも背中を押されましたね。
現在、私が所属している部署は、「doda」を使って転職活動をする方のユーザー体験をより良くすることをミッションとしています。ユーザーがサービスに登録後、求人案件に応募し、選考にのぞみ決定するまでの一連のプロセスを3つフェーズに分けており、私たちのチームはユーザーと顧客企業を結ぶ、最後のプロセスを担当しています。具体的には、選考通過しやすい求人を、ユーザーにレコメンドするモデルを活用したマッチング施策や、職務経歴書作成の機能改善、社内システムのDX化を主なテーマとして取り組んでいます。
仕事と育児を両立しながら管理職に挑戦。メンバーの成長を一番近くで感じられる喜び
入社後、1年ほどが過ぎた2024年10月から、チームのマネジャーを務めています。管理職を担うことは私にとって大きなチャレンジでした。もともと、仕事と育児の両立に悩んだことが転職のきっかけだったので、「マネジャーをやってみないか」と打診されたときには、業務量が増えて両立ができなくなるのではないかという懸念があり、正直悩みましたね。
パーソルキャリアでは、一定の経験を積んだ後、マネジャーとしてのキャリアを歩むか、エキスパートとして専門性を高めていくかを選ぶことができます。私自身は、特定の一点に強みがあるというよりも、バランス感覚を持ってチームに貢献できるタイプだと感じていたので、マネジャーのほうが向いているのではないかと考えました。上司からの、「長い時間はたらけばいいというわけではない。金子さんでなければできないことに集中し、自分が解くべき課題を見極めることが大切」というアドバイスにも、一歩踏み出す勇気をもらいました。
もちろん、まだまだ課題はありますが、優秀なチームメンバーにも恵まれ、やりがいを感じながら楽しくはたらいています。メンバーだった頃は、「自分が努力して成果を生み出すこと」に注力していましたが、今は、チームでひとつのゴールをめざしています。組織として成果を挙げることと同時に、一人ひとりの成長や達成感も大切にしたいと考えているんです。どの業務を誰に任せれば、それぞれがめざす場所に近づけるのか、思い描きつつ仕事を進めるプロセスには、メンバーの頃にはなかった面白みを感じますね。
昨年、新卒3年目のメンバーが生成AIを活用したプロジェクトを担当しました。生成AIを活用した施策は社内で初めての試みだったため、法律やセキュリティ面でもクリアすべきハードルが多く、チャレンジングなミッションでしたが、一つひとつの課題と真摯に向き合い、周りの協力を得ながら取り組んで、無事リリースすることができたんです。チームで協力してプロダクトを形にし、リリースしてユーザーの手に届けるときには、毎回気持ちが高まりますね。この仕事をしていて良かったと感じる瞬間です。
複雑な課題に面白さを感じながら、企画職として事業会社ならではのビジネス視点を磨く
所属している部署では、20代、30代の若手メンバーが多く活躍しています。人材業界出身の方ばかりではなく、異業界の事業会社から転職してきた方も珍しくないですね。入社後に必要な知識を学べる環境が整っているので業界未経験でも、挑戦したいという気持ちがあれば問題ありません。
私のチームには、制作会社出身の方も複数います。制作会社では、お客さまから依頼を受けてWebサイトやコンテンツを作るので、ビジネスの戦略策定や意思決定に関わる機会が少なくなりがちです。一方、パーソルキャリアでは、事業会社ならではのビジネス視点を身につけることができるので、キャリアの幅が広がるのではないでしょうか。
また、「doda」では、ひとつのプラットフォーム内で、エージェントによる人材紹介や求人掲載、企業から直接送られるスカウトなど複数のサービスを提供しています。どのタイミングで、どの機能を使うかは人によって異なるので、ユーザーにとってより良い体験を実現することは、簡単ではありません。
難しさを感じる一方、自分なりのやり方で、複雑な課題の解を探るプロセスはとても面白いです。簡単な課題であれば、誰がやってもある程度同じ結果になるかもしれませんが、複雑だからこそ、解を探る方法が人によって違うし、自分ならではのオリジナルの解にたどり着くことができます。やり遂げた際の達成感も大きいです。課題をクリアする度に、得られる知識・スキルが多く、自分自身の成長も感じることができます。例えば、難しい数学の問題に取り組むように、複雑な課題を前にすると知的好奇心が湧いてくるような方には、やりがいのある環境だと思います。
私自身、今は「doda」という大きなプロダクトの中で大切なポジションを任せてもらい、ミッション達成をめざして日々の業務に取り組んでいます。マネジャーとしてビジネススキルを養い、いずれは社会課題を解決するプロダクトを一から事業化することに挑戦してみたいです。
- ※社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
- ※社員の所属事業部名称は、2025年4月時点での名称となります。
監修者:HATARACTION!編集部
"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。