
社員インタビュー
2024.06.19
アシスタントにも成長とキャリアアップのチャンスは平等。がんばった先には正社員が見えてくる
doda事業本部 エージェントサービス事業部 クライアント支援部 オペレーションリーダー(OPL)
中村 千香子
新卒入社した企業で思いもよらぬ挫折を味わい早期離職。「次の職場では、雇用形態より、まずはスキルを身につけることに専念しよう」とパーソルキャリアを選んだ中村 千香子。契約社員から、何をどう身につけ、正社員登用に至ったのか。中村のキャリアから紐解きます。
「3年で人生挽回しよう」。最初の就職に失敗した悔しさをバネに挑戦する道を選択
学生時代を振り返ると、今思えば安易に就職先を決めてしまったのかなと思います。就職活動の軸は「人生の中で楽しいシーンを共有できる仕事がしたい」ということ。食品メーカーを中心にBtoC的な消費財やサービス業にまで目を向けて活動していました。そして念願の食品メーカーに入社が決まった時は、老舗企業であり、且つブランド力と知名度もあり、ここでなら長く腰を据えてはたらけるものだと思っていました。
ところが、商品企画職で採用されたはずが、研修後には社内初の女性営業職として配属され、毎日朝から夜遅くまでのハードワークが続きました。さらにスーパーなどの小売店を回り、店内の一角で試食販売を行うことも毎日続き、体力的にもとてもハードでしたね。そんな私を見かねた事務職の先輩が「doda使ってみたら?」と転職を薦めてくれたくらいでした。結局、先輩のアドバイス通りにdodaに登録したお陰で今に至るのですが(笑)。
dodaのCA(キャリアアドバイザー)からいくつか事務職やバックオフィス系のお仕事を紹介された中に、パーソルキャリアがありました。自分と同じように、今後のキャリアに悩み転職を検討している転職希望者の方々の支援ができることに興味が湧き、求人に応募することに。CAや面接官3名ほどに会い、パーソルキャリアの「人」と「サービス」にとても惹かれました。そして、なんと言ってもみんな「顧客志向」を大切にするというスタンスが共通していることが魅力的でしたね。ただ、雇用条件が正社員でないことには正直言って抵抗もあって……葛藤しました。
もちろん、他の正社員求人も検討し、面接を受けた企業もあったのですが、「こんなはずじゃなかった」とまた思いたくない気持ちが強く、雇用形態が正社員ではなくても、ここではたらくことで自分自身に何が身につくのか、どういったキャリアパスがかなえられそうかが大事だと考えました。
その結果、自分自身が一番成長できそうな企業で経験を積み、次は自信を持って正社員として転職しようと決め、パーソルキャリアを選ぶことにしました。「これからの3年間で、次のキャリアにつながるスキルを身につけてみせる!」と──。当時、私としては人生の一大決心だったと思います(笑)。
顧客にも社内でも感謝され達成感も味わえる。単なるアシスタントで終わらないOP職
私の担当するRAOPの業務はRA(リクルーティングアドバイザー)という法人営業のアシスタントとして、主に企業の担当者さまと面接の日程調整をはじめ、面接実施に伴う確認事項の管理や関係者への諸連絡、合否連絡、次ステップへの調整などを行います。
OPというのは、顧客企業の採用成功や転職希望者の転職成功に向けて、オペレーション(OP)の面から支えるアシスタント職のこと。顧客企業と転職希望者双方の熱度を察知しながら戦略的に日程を調整し、RAやCAの仕事を最小限にスリム化するためのパス出しができるとすごく達成感があります。良い採用が実現すると社内からはもちろん、採用担当者からも感謝されるポジションです。
また、RAとタッグを組み、同じ目標を持って顧客企業の採用をご支援するパートナー的な役割を担います。
たとえば、OPは面接のリードタイムの短縮、調整する日数の短縮、書類選考の結果が来るまでの日数の短縮などの数値目標があります。その数字はRAよりOPの方が日々細かく向き合っているため、フローに課題がある場合はOPの方がその原因を特定しやすい面もあるんです。
「何月までに何人採用したい」というご要望を把握してサポートを心がけた結果、顧客企業から「採用計画が順調に達成できたのはRAの○○さまおよび、日程調整などで毎日連絡してくださった中村さまのおかげです」と感謝の言葉をいただいたこともあります。採用担当者からの信頼が厚くなると、OPもチームの一員として、企業商談の場に同席することも。指名でご連絡をいただけるようになると、よりいっそう大きなやりがいを感じますね。
OPは、RAのサポート業務がメインではありますが、その先にいる顧客企業の採用成功を見据え、必要なことがあればRAにも意見をしたり、アドバイスをしたりすることもあります。営業的な数字目標は持たないものの、担当するRAが目標達成できた時には一緒に達成感を味わえる、“いいとこどり”なポジションだなと思います(笑)。
自ら手を挙げ続け、つかみ取った結果、3年後には正社員の道へ
私は「3年で結果を出す」気持ちで入社したので、自身の成長にも期限を設け、できるだけ経験を積んで次のキャリアに活かしたいと考え、日々行動しました。ですから、育成担当のトレーナー募集があった際に手を挙げ、入社2年目には育成や組織運営にも関わるようになりました。
新しいOPの部署ができるとそのリーダーとしてアサインされることもあり、一から体制や仕組みをつくり運営するスキルも身につきました。一度離れましたが、育休明け後から現在また所属している「OP育成チーム」で初月メンバーの育成をする組織の立ち上げも担当しました。
そして3年目に、有期雇用ではなく、無期雇用のOPリーダーというポジションが新設された時にも迷わずに手を挙げてチャレンジしました。結果的に「3年で卒業」はやめ、パーソルキャリアで正社員登用をめざす形に。そして、正社員登用試験を無事にパスし、現在はオペレーションリーダー(OPL)として、引き続き初月メンバーの育成を担当しています。やりがいはなんといっても育成に関わったメンバーが活躍し、顧客企業やRAの採用成功に向けて貢献している姿を見ることです。
また、契約社員のメンバーに、私のように正社員登用に向けて意欲的に取り組もうと思ってもらえるようにキャリアを支援するのもOPLの役割です。1on1では、メンバーそれぞれに合ったコミュニケーションを行い、それぞれがかなえたいキャリアを一緒に考え、「今ここではたらくことが今後のキャリアにどのようにプラスになるのか」を伝えながら育成することを心がけています。そして、自分は成長した、得るものがあったと後々思えるような時間を提供できたらと思っています。
OPLのミッションは育成だけではなくOP組織全体の課題解決や組織を前進させるための業務改善なども含まれます。試行錯誤しながらではありますが、意見を取り入れて改善していくことが目下の目標です。将来的にはOPに限らず自分のコアスキルを新たに磨き、これからの社会で必要になりそうな領域、たとえばコンプライアンスや法務領域などに挑戦するのもいいかなと思っています。
チャレンジの機会は平等にあり、卒業後は正社員での転職を実現するメンバーも多数
OPなどのアシスタント職も、キャリアチャレンジ制度を利用して正社員をめざせるなど、パーソルキャリアには従業員のキャリアを支援する多彩な仕組みがあります。
私も入社して2年半くらいの時、家庭の事情で残業が難しくなり、退職もやむを得ないと思ったことがありました。当時の上司に相談すると、「じゃあ、こっちのポジションで育成をやってみない?」とチャンスをもらえたことはとても感謝しています。
誰もがキャリアに迷うタイミングがあると思いますが、その時に今の会社を続けるか、もしくは辞めるかの0か100かではなく、社内の他のポジションでどんな選択肢があるかを人事部門に相談したり、今のポジションでどう価値発揮できるかを上長に相談したりできます。相談先が多く、とても心強いですね。
私が正社員登用をめざし、キャリアチャレンジ制度に挑戦した時は、上長が面接対策として、「総合職に求められる意識」「残業できない=時間の制約がある中でどう課題と向き合うか」「視野を広げ視点を高く持つこと」など、まさに言われ続けてきた私自身の課題に対して親身にアドバイスをくれ、無事合格することができました。私は結果的にパーソルキャリアで正社員をめざすと決めて、正社員登用をかなえましたが、HR業界でのフロント職や企業の人事職へ転職していったメンバーも大勢います。
私たちOPはいわゆる「事務職」や「営業アシスタント職」ではありません。営業フォローを超えた営業的な要素もあり、企画要素もあり、マルチタスクで仕事をこなすスピード感なども身につくので、HR系を中心とした転職市場ではかなり引く手数多だと聞いています。卒業後も元OPの皆さんは連絡をしてきてくれるので、社外で活躍するお話を聞くのもすごくうれしいですね。
雇用形態に関係なく、人を成長させることにやりがいを持っている社員は多いと思います。成長したい人には機会があるこの環境で、成長するもしないも自分次第。頑張りたい気持ちがあるならぜひ飛び込んできてほしいですね!
- ※社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
- ※社員の所属事業部名称は、2025年4月時点での名称となります。
監修者:HATARACTION!編集部
"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。