
社員インタビュー
2025.03.26
技術だけではなく、人がプロダクトの未来を創る。挑戦を歓迎する環境で挑む、ITマネジメントの魅力
テクノロジー本部 ITマネジメント&インフラ・セキュリティ統括部 ITマネジメント&セキュリティ部 マネジャー
竹内 啓明 (たけうち ひろあき)
「技術だけでプロダクトは成長しない。人が支える環境があってこそ、ITの可能性は広がる」。そう考え、パーソルキャリアへの転職を決意した竹内 啓明さん。「チャレンジが評価される文化」の中で新たな試みを続ける竹内に、キャリアの転機やITマネジメント・ガバナンスにかける想いを聞きました。
エンジニアからITマネジメントへ転身し、組織全体のIT活用を支える
新卒でベンチャーのSIer企業に就職し、最初はプログラマーとして開発業務に携わりました。当時はエンジニアに求められる技術を磨きながらキャリアを築いていくつもりでしたが、入社から3年が経った頃、キャリアをどのように広げていくかを真剣に考えるようになったんです。
プログラミングの専門性をさらに深める道もありましたが、同時に、プロジェクト全体を動かす立場にも挑戦してみたいという思いが強くなっていました。そしてちょうどその頃、プロジェクトマネジメントの役割で参画するパーソルキャリア(旧インテリジェンス)の案件について打診を受け、開発サイドから管理側へのキャリアシフトを決意しました。
2008年にビジネスパートナーとして参画したパーソルキャリアのプロジェクトにおいて、最初に担当したのはアルバイト求人メディア「an」のシステム運用業務です。開発とは異なり、安定した運用と継続的な改善を求められる環境で、「システムを支える側」の視点を持つきっかけとなりました。
その後、2012年にパーソルキャリアへ転職。サービスの維持管理を担当しながら、プロジェクトマネジャー(PM)として「an」の広告入稿サービスや改善プロジェクトの立ち上げにも携わるようになります。
7年間にわたり「an」の運営を支えてきましたが、2019年、「an」の休刊を機に、現在のテクノロジー企画グループへ異動しました。現在は、これまで培ってきたITプロジェクト推進やシステム運用の知見を活かし、各プロダクトのITマネジメントや、その上位にあたるITガバナンスの確立を担っています。マネジメントやガバナンスは表に出ることのない領域ですが、システム運営の安定性を高め、組織全体のIT活用を支える重要な役割です。単なる管理業務ではなく、事業の将来を左右する非常にやりがいの大きな仕事だと感じています。
プロダクトは技術だけでは成長しない。人が支える環境に魅力を感じ、転職を決意
私はもともと、パーソルキャリアのビジネスパートナーとして「an」のプロジェクトに携わっていました。そこで3年以上にわたりシステム運用を担当し、チームの一員として信頼を得ていく一方で、「今の立場では関われない領域がある」と感じる場面も増えていきました。ビジネスパートナーという立場ではプロダクトの意思決定や戦略に深く関与することが難しく、もっと主体的にプロダクトの成長に関わりたいと考えるようになったんです。
さらに、パーソルキャリアの人たちの仕事に対する姿勢にも大きな影響を受けました。関わる社員の皆さんがプロダクトを本気で強くしたいと考え、楽しみながら仕事に取り組んでいたんです。ビジネスパートナーという立場の私に対しても、上司やメンバーは単なる「同僚」以上に深く関わってくれました。そんな社員の皆さんとはたらいていたからこそ、私はどんどん「an」に没頭していったのだと思います。こうした経験を通じて、技術だけでなく「人」がプロダクトを支えていることを強く実感しましたね。
社員が前向きにはたらき、互いに対して正面から向き合う組織で、プロダクトの成長に深く関わりたい――。そう感じたことが、パーソルキャリアへ転職した一番の理由です。
入社後はPMを経て、現在はITコンサルタントやエンジニアの能力を最大化し、自社プロダクトの成長を加速するためにどんなことが必要かを企画し、実践し、運用化するITマネジメントに取り組んでいます。
2024年からは、「組織として成長し続けるための、10年先を見越したテクノロジー基盤の構築」が私たちの最上位のミッションになりました。これまでに定めたプロダクト開発におけるルールを現場に浸透させるだけでなく、業界標準を超える形へと引き上げ、より強固なITマネジメント環境を整えることが求められています。約7,000人規模の会社で今後のテクノロジーに関する礎を築く役割はとてもチャレンジングですし、影響力の大きさにやりがいを感じます。
個人の経験を組織の力へ――「チームの成長」に意識が向いたきっかけは上司の後押し
入社後は、大きく二つの転機がありました。
一つ目は、2016年に「an」のさらなる拡大を目的に、新たなビジネスモデルを構築するという大きな動きがあり、そのプロジェクトにPMとしてアサインされたこと。それまで「an」の法人向けシステム運用の経験しかなく、「an」全体に目線を広げて企画から関与するのは初めてでした。
試行錯誤を重ねながら進めていましたが、要件定義の甘さからスケジュール変更のリスクが発生。このままでは事業に影響を及ぼすと判断し、システム要件の明確化とPMO(Project Management Office)の設立を進め、影響を最小限に抑えました。
苦労しながらもプロジェクトを成功に導いたことで、事業部表彰を受けました。それが大きな自信につながった一方で、当時はこれまでの経験をどう活かすべきか模索している状況でしたね。そんな中、上司がさらなる成長の機会として、チームメンバーをサポートするリードの役割を任せてくれました。これが二つ目の転機です。
パーソルキャリアでは、自身の価値観や現状の課題などを整理し、中長期的なキャリアを設計するために上司と定期的に面談を行うのですが、当時の上司は私に徹底的に向き合ってくれました。
面談を通し自分の過去を幼少期から振り返ると、人生の目標は常に「先生」だったことに気づきました。そこから「自分が学んだことを活かし、誰かの成長を後押ししたい」と感じるように。リードへの挑戦には迷いもありましたが、上司から背中を押してもらったことで一歩を踏み出すことができましたね。
これまでは「自分の成長」にフォーカスしていましたが、メンバーの育成を通じて「人の成長を支えること」に意識が向くように。チーム全体の成長のために、自分の知識や経験をどう共有すべきか。プロジェクトの成功だけでなく、組織全体の力の引き上げがより重要だと感じるようになったんです。
大きなプロジェクトや「人を育てること」に挑戦させてくれた上司の存在は本当に大きかったですね。私の成長を真剣に考え、次のステップへ進めるよう背中を押してくれたからこそ挑戦できたと思っています。
「やらないことがダメ」。挑戦を歓迎する環境で事業のIT基盤を支える
パーソルキャリアには、個人の成長を支える仕組みと、挑戦を後押しする文化があります。
その代表的な特徴の一つが、短いサイクルでの振り返りを重視する環境です。成果だけでなく、取り組みのプロセスや課題を定期的に顧みることで、個人の学びが組織全体のナレッジとして蓄積され、次のプロジェクトに活かされています。
私はもともと「どんどん先へ進む」タイプで、振り返りをする習慣があまりありませんでした。しかし、パーソルキャリアに来てからは、1on1の対話やプロジェクト終了後のレビューが日常的に行われています。短いスパンで失敗を振り返り、その学びを組織全体に共有する。その仕組みは、成長を促進するうえでとても効果的だと感じています。
「やらないことがダメ」という風土も、パーソルキャリアならではの魅力でしょうか。結果を出すことはもちろん大切ですが、それ以上に、まずは挑戦する姿勢そのものが評価されます。どんなアイデアも最初から否定せず、チャレンジを奨励する。この文化があるからこそ、一人ひとりが積極的に手を挙げ、個人と組織がともに成長し続けられるのだと思います。
こうした環境の中で、ITマネジメント領域に求められるのは「企画力」と「巻き込み力」です。複数のサービスが同時並行で動いており、関わる人も多岐にわたります。そのため、組織として成果を最大化するには、それぞれの意見を整理・調整しながら、ロジカルに課題を解きほぐしつつ周囲を巻き込む推進力が欠かせません。
私自身、その時々で「やれること」を見極めながら挑戦を重ねてきました。振り返ると、明確に決められたキャリアプランがあったわけではありません。一つひとつの挑戦の積み重ねによって、結果としてプログラマーからPM、組織全体のITマネジメントと役割が徐々にシフトし、現在につながったと感じています。
ITプロジェクトのマネジメント経験を活かし、組織全体の成長を支える視点を持ちたい方には、パーソルキャリアはまさに最適な環境だと思いますね。成長を支える仕組みと挑戦を歓迎する文化のもとで、ぜひ新たなキャリアを切り拓いてみてください。
- ※社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
- ※社員の所属事業部名称は、2025年4月時点での名称となります。
監修者:HATARACTION!編集部
"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。