
社員インタビュー
2024.09.13
人材業界20年のプロが語る、成長し続けるCAのキャリア戦略
doda事業本部 エージェントサービス事業部 ハイキャリア支援統括部 ハイキャリア支援第3部 ハイキャリアCA(キャリアアドバイザー)
和田 裕史
販売職から人材紹介会社に転職し、CA(キャリアアドバイザー)や両手型エージェントのコンサルタントとして、人材業界で20年近くキャリアを積んできた和田 裕史。リファラルでパーソルキャリアに入社後、キャリアチャレンジ制度を活用して現部署に異動した和田が、常に挑戦を続ける理由とは?
販売職から人材業界へ。製造業への支援に強みを持つCAに
「人の役に立ちたい」という思いで就職活動をし、新卒で大手眼鏡販売会社に入社しました。眼鏡を通じて、お客さまの困り事を解決するという業態に魅力を感じたんです。大型店舗で5年間はたらき、副店長としてマネジメントも経験しました。
若手社員同士のコミュニケーションや、トレーニングの機会を増やす目的で、同じエリア内の店舗に勤務する社員を集めた勉強会も立ち上げました。そういった活動が、本社の人事担当者の目にとまり、「新卒採用セミナーに出てみないか」と声がかかるようになったんです。会社説明会で現場の仕事を紹介する役割を任されたこともあり、採用や人材の分野に興味を持つようになりました。
当時は人材紹介を手掛ける企業が増え、人材業界が盛り上がり始めていた時代です。人材の仕事に挑戦してみたいと思い、転職活動をした結果、転職情報誌やWebメディアも運営している大手人材紹介会社に、CAとして入社が決まりました。
入社後しばらくして製造業の転職希望者を支援するチームが立ち上がり、配属されることになりました。仕事は忙しかったですが、支援したエンジニアの方が転職先で活躍している様子を知るのはうれしく、大きなやりがいを感じましたね。
エンジニアの中には、高い技術力や情熱を持っていても、転職活動において自分を表現することに苦手意識を持つ方が少なくありません。そういった方々と、日本経済を支えてきた企業の間に入り、採用を加速することができれば、世の中が良くなっていくはずです。CAとしての介在価値を強く感じるようになりました。
3社目に入社したのが、ハイクラス人材の転職支援に強みを持つ人材紹介会社です。1人のコンサルタントが、企業への提案と転職希望者の支援を両方手掛ける、いわゆる「両手型」のエージェントで、自分の幅を広げることができそうだと感じ、転職を決めました。
当初は管理部門の職種を中心に、法人への新規開拓や深掘営業をも担当していましたが、やはり製造業に携わりたいという思いがあり、希望して異動させてもらったんです。6年以上在籍し、法人顧客の視点から経験を深めることができました。
「社会に大きなインパクトを与えたい」とリファラルでパーソルキャリアへ
これまでの経験を活かし、さらに高いレイヤーで仕事がしてみたいと考えて情報収集を始めたころ、かつての後輩で、現在はパーソルキャリアに勤めている知人と飲みに行く機会がありました。実は転職を考えているという話をして、パーソルキャリアを勧めてもらったんです。
人材紹介の仕事をするなら、大企業の方が社会に大きなインパクトを与えることができるのでは、と思いました。加えてパーソルキャリアは扱う求人案件の裾野が広く、幅広い転職希望者を支援しています。「人材紹介に対して真摯に取り組んでいるし、『はたらく』ことの社会インフラになろうとしているんだな」と好感を持ちました。その後、知人に紹介してもらい、リファラルで入社することになったんです。
リファラルのメリットは、実際にはたらいている人の率直な意見を聞けること。とくに今回紹介してくれた知人は、冷静でフラットな性格でした。話を大げさに盛ったりするタイプではないとわかっていたので、彼の言葉は信頼できると感じたんです。
一般的に、転職して新しい仕事に慣れるまでには、同じ業界内でもある程度時間がかかるものです。リファラルの場合は、知人が社内にいて、気軽に相談をしたり、社内で頼れる人を紹介してもらったりできるので、立ち上がりにはあまり時間がかからないことも実感しました。
入社をしたのはエグゼクティブ層向けの人材紹介事業を手掛ける部署です。顧客に提案をする際、前職では人事担当者とやり取りすることが多かったのですが、パーソルキャリアでエグゼクティブ層の支援を担当するようになり、上場企業の人事部長や管轄役員に直接提案する機会も増えました。
人材紹介には、大きくは「企業の経営支援」と「転職希望者のキャリア支援」の2つの側面がありますが、この部署では、経営支援の面からコンサルタント的な役割を担い、とても刺激的な経験をすることができたと感じています。
キャリアチャレンジ制度を利用して、社内でキャリアの幅を広げる
人材紹介サービスのマーケットは、時代と共に変化していきます。業界ではたらく私たちも、年齢にかかわらずアップデートし続けなければならないと思うんです。
40代、50代のエグゼクティブ層と接する中で、現在の地位にあぐらをかいている人がいないことに驚きました。それどころか、さらなる成長をめざして転職しようとする方が多いんです。自分も一歩踏み出さなければと思い、社内公募制度である「キャリアチャレンジ制度」を活用して、現在の部署に異動希望を出しました。
先ほどお話しした通り、異動前の業務は企業の経営支援的な色合いが強いのですが、現在の部署では、CAとして転職希望者寄りのはたらき方をすることになります。かつてCAの仕事を経験し、いずれはまた戻りたいと感じていたことも、キャリアチャレンジ制度を利用した理由のひとつです。
希望がかなって異動することができ、現在はCLCA (クライアントキャリアアドバイザー)として、顧客企業の案件を起点に広く転職希望者をサーチし、支援する役割を担っています。新しい挑戦をしたいと思った時、わざわざ転職しなくとも社内でキャリアの幅を広げることができるのは、パーソルキャリアの大きな魅力だと思います。
CAの仕事は10年ぶりだったので、以前の経験が活かせる部分もあれば、新しく覚えなければならないこともありました。新しいチャレンジをしている部署ということもあり、大変なことも多いのですが、上司や仲間にも恵まれ、チームで試行錯誤しながらプロジェクトを進めていくのはおもしろいですね。
新しい組織を作り上げる過程に携わり、人を育ててノウハウを蓄積していく過程にやりがいを感じるのは、キャリアをスタートしたころから変わりません。20年近く人材紹介の仕事をしてきましたが、私自身、この仕事に全然飽きていないんです。
自分が経験してきたことを組織に還元したいと考えて、最近はチームのメンバーを対象に不定期の勉強会も開催しています。100人くらいが参加してくれることもあり、チーム内では「和田先生」なんて呼ばれているんですよ(笑)。
顧客志向の高さ、メンバーの多様性がパーソルキャリアの「財産」
人材業界に長く身を置いてきた私から見て、パーソルキャリアの魅力は、転職希望者に寄り添うスタンスと、顧客志向の高さだと感じます。企業(もしくはクライアント)の事業を成長させることはもちろん大切ですが、そのために、内心「合わないかもしれない」と感じている顧客企業と転職希望者をマッチングするようなことはありません。
私の周りにいるCAも、どうしたらその人がもっと自分らしいキャリアを歩めるか、本当に良い転職ができるのかということを、いつも真剣に議論しています。
私自身も社内のメンバーから「マッチングについて相談したいので時間をもらえませんか?」と声をかけてもらうことがよくあります。わからないことがあれば、部署や役職を越えてどんどん聞きにいく風土も、この会社の魅力ですね。入社以来、社内でわからないことを相談しようとして断られたことはないです(笑)。
これまで所属してきた部署には、多様なバックグラウンドを持つメンバーが所属していて、お互いの違いを尊重しながらはたらいています。CAのエキスパートとしてその道を極めている方も多く、彼ら、彼女らとの会話から学ぶことも多いですね。このような環境は一朝一夕で実現できるものではなく、社員教育などを通じ時間をかけて醸成してきた、パーソルキャリアならではの財産だと思います。
「doda」というブランドは、若手社会人の転職をサポートするイメージが強いかもしれません。ハイキャリア層の支援もしっかり行っているという認知が広がるよう、サービス成長の一翼を担っていきたいという思いで日々仕事をしています。
「はたらく」ことについて課題を抱えていることが多い20〜30代に対し、40〜50代のハイキャリア層になると、転職の際も第三者の支援を受けることなく、自分自身で選ぶ印象があるかもしれません。ですが、実は豊富な経験を持つ優秀なビジネスパーソンも、キャリアについて第三者に相談したいというニーズを持っているものだと、これまでの経験から実感しています。
CAとして、彼ら、彼女らとディスカッションしながらより良いキャリアへ導いていけるようノウハウを蓄積していくことが、私自身の当面の目標です。
- ※社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
- ※社員の所属事業部名称は、2025年4月時点での名称となります。
監修者:HATARACTION!編集部
"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。