
社員インタビュー
2024.06.28
日経新聞の1面を賑わすほどのプロジェクトもご支援できる「HiPro」をフィールドに2年半でマネジャー、アワード受賞を実現!
doda事業本部 タレントシェアリング事業部 HiPro_Biz統括部 東日本コンサルティング第4部 マネジャー
山口 康介
配属初日の挨拶で「3年でマネジャーになる」と宣言。その約2年半後に、PERSOL Group Awards 2022を受賞し、同時にマネジャー昇格へ、有言実行を果たした山口 康介。「HiPro」において、ほぼ手付かずだった新たなマーケットの創出を成功に導いた山口のキャリアストーリーを紹介します。
「もっと広く大きな世界が見たい」。その想いが引き寄せたパーソルキャリアとの出会い
大学までずっと生まれ育った山梨県におり、地方政治学を専攻しながら、「地元で就職して、地域に貢献する」という想いを強く持っていました。そんな学生時代、出身高校の同窓会活動で、地元のジュエリー製造・卸大手の会長、社長に出会いました。山梨県はジュエリーが大きな地場産業のひとつであり、同社は中小企業ながら、米国の格付け会社から最上級のaaaを取得するほど盤石な経営基盤を持つ企業です。その会長から直筆で「ぜひウチの会社で一緒にはたらかないか」と熱いメッセージをいただき、二つ返事で入社を決めました。
同社には7年半勤めました。東京転勤を機に、社長に伴い商談などに同席する機会も増え、日頃から山梨だけがビジネスフィールドではなく、もっと広い世界を見せてもらっていました。そしていつの間にか、東京でもう少し大きな規模のビジネスに携わってみたいと考えるようになっていました。
社長には率直に、「新たなステージに進んでみたい」と想いを伝えたところ快諾してくれ、会長にも温かい言葉をかけてもらいました。当時から好きだったテレビ通販の仕事は月1回の複業として携わっており、今もなお番組に出演しています。これほどまでに良い関係を続けさせてもらい、そして20代に多くの貴重な経験をさせてもらったことは本当に感謝しています。その後、登録したdodaエージェントを通してi-common(現・HiPro)を紹介されるわけですが、まず私にとって、「社会に大きなインパクトを与えられる事業」に携われることが大きな魅力でした。
面接は事業部長(執行役員) の鏑木 陽二朗と当時ゼネラルマネジャーの荒井 雅人でしたが、あっという間に2人の話に引き摺り込まれていました(笑)。「HiPro」という新たなビジネスフィールドで、本気でこのマーケットを大きくしていく意気込みを肌で感じ、良い意味で「取り憑かれている人たちに取り憑かれ」ましたね(笑)。面接が終わるころには、自身がこのマーケットの中でいかに行動すべきかを思考するほど、すっかり魅了されていました。
30歳・異業種の転職で焦燥感が募る中、地道に、ただしスピーディに行動
「HiPro」は高い専門性を持つプロフェッショナル人材と、経営課題の解決に取り組む企業をマッチングさせる、新しいビジネスモデルです。法人顧客の獲得の基本は、テレマーケティングを通じて新規開拓を行う営業です。30歳で異業種からの挑戦は、もちろん不安だらけでした。しかし、目標を決めて取り組むという前職で叩き込まれたスタンスと自分自身を鼓舞する意味も込めて、配属初日の挨拶で「1年半後にはリーダー、3年後にはマネジャーになります」と宣言しました。まあ、とても驚かれましたけどね(笑)。
実際は、どこをどう開拓したらいいのかわからず、正直言って苦戦しましたね。最初は通勤電車の中で広告を出している企業名をメモし、さらには窓から見える社名も全部メモして、すでに取引があるか否か、取引実績がある場合は、誰が営業担当なのかを調べ尽くしましたね。また、優秀な営業の先輩の名前をマネジャーから聞き出しては、その人たちにサシ飲みを直談判したこともありました(笑)。前職での経験も成功も一度捨てて飛び込んでいるので、焦燥感は半端なく大きかったです。
ただ、パーソルキャリアはオンボーディングの取り組みがとても丁寧で、中途入社者の受け入れ姿勢には驚きました。中途入社者に対して、つねに“自分ゴト化”を促すようにはたらきかけてくれますし、そういった意識を持つ社員の人たちが多いので自然と考え方も変わっていき、業務のキャッチアップのスピードと精度が高まったと思います。
そして配属から3カ月目ごろ、マネジャーから、「山口くんは、どの畑で戦っていきたい?」と聞かれ、「運輸・物流領域をやりたいです」と希望しました。というのも、運輸・物流業界はほぼ未開拓領域で、顧客基盤もナレッジもノウハウもなく、最大手を筆頭に誰も担当が付いていない状況で。それが、当時の私には手付かずのブルーオーシャンに見えたのです。
「HiPro」は、自らが提供したサービスで顧客企業とプロ人材の双方が良い方向に変容し、事業拡大や組織の課題解決に至る姿を目の当たりにできるビジネスです。顧客企業との関係性を築きながら、多様な経営課題・事業課題をご相談いただき、その解決のお手伝いができることは純粋におもしろいと感じましたね。そして次に紹介しますが、それが日本経済新聞の1面を飾り、日本の経済発展にも直結するような大きなプロジェクトになり得ると実感した時は、非常に大きなやりがいを感じました。
コロナ禍の運輸・物流業界を積極支援、“自分ゴト化”で大規模プロジェクト受注に成功
念願かなって運輸・物流業界を担当することになり、2020年の春ごろまでの最初の数カ月は、成果より業界の雰囲気を感じることに専念してアポを次々に入れ、準備を進めていきました。ちょうど、世の中がコロナ禍に突入するタイミングでしたが、運輸・物流業界はエッセンシャルワークの業界。コロナ禍だからこそ、投資や改善をしなければいけない領域があるから手伝ってほしいと、幸運にも2020年の6月以降からご相談が一気に増え始めたんです。
たとえば、大手物流会社では、非対面非接触でのお荷物のお届け・集荷の仕組みづくりをはじめ、CX向上プロジェクトとして、元客室乗務員の方に監修に入っていただいてドライバーさんや店頭スタッフの接客スキルの向上をご支援したり、店舗設計のガイドラインについて大手日用品ブランドで店舗設計を担当していた方にナレッジをインストールしていただいたり。さまざまな外部人材との接点を通じて、顧客企業が大きく成長するために取り組んでいる幅広いサービスの推進や課題解決のご支援に挑みました。
コロナ禍の懸命な営業活動が実り、2020年にi-common(HiPro)としての初の取引が実現しました。そして、その後も継続的な営業活動を続けることで、2022年には売上高は約16倍に、参画プロジェクト数は6倍へと支援は拡大を続け、まさに“日経新聞に載る案件”が次々と誕生。この実績に加え、運輸・物流業界の名だたる大手企業の開拓や深耕を実現したことが評価され、PERSOL Group Awards 2022の受賞とマネジャー昇格につながりました。
ポイントはやはり、パーソルキャリアのバリューでもありますが、業界のことを“自分ゴト化”として捉え、“外向き”にさまざまな情報を収集して活用する――その深さを極められたことが一番だったと思います。
顧客企業の情報は資料を何度も読みこなし、役員クラスの氏名まで暗記していました。たまたまエレベーターでご一緒になった役員の方に「○○様ですね」と思い切ってお声がけし、その後何度も商談させていただくような関係性を築けたこともありますし、他の役員の方々から「うちのマニアだね」と言われるほどの情報通と評価していただくこともありました(笑)。また、大手商船企業の役員の方との商談の際には、「山口さんは、この業界の出身なんですか?」と尋ねられまして。その時は最大級の褒め言葉をいただいた気持ちになり、大きな自信につながりましたね。
メンバーの成長を促すためにも、2030年の執行役員を見据え挑戦し続けたい
現在は、金融業界と運輸・物流業界を管掌するマネジャーのため、自分自身で顧客を持つことはなく、配下メンバーと共に複層的な営業活動を展開しています。難易度が高い業務やミッションにチャレンジするメンバーと共に歩むことで、彼ら・彼女らの成長を目の当たりにし、自身も共に成長できる点が新たなやりがいです。
我流だと少しアクセルを踏みすぎてしまう傾向があるので、決して自分と同じやり方ではなく、メンバーが個々にめざす姿や目標を私自身がまず認識した上で、そこに目線を合わせながら、チューニングとカスタマイズを行うのが大切だと思っています。このバランス力こそが、マネジャーの腕の見せどころですね。
「HiPro」は多様なプロ人材のご紹介により、顧客企業の抱える課題に対して、網羅性高く、かつ適切な関わり方ができます。提供できる価値に幅も深みもあるご支援ができる点は、HR業界の中でも「HiPro」独自の強みです。さらに顧客企業にとっては社運を賭けた一大プロジェクトをご支援する機会も多く、億単位のコスト削減がかなったり、経済誌を賑わすような業界トレンドを生み出したりなどの大きな成果につながるご紹介実績も多々あります。このように、社会に大きな影響を与えられるなど、相当な成功体験をモチベーションにできるのは「HiPro」サービスに関わる営業職だからこそ。今後は、もっと大きなインパクトを与える仕事にもコミットし、一段高い視座で仕事と向き合えるメンバーを増やす工夫をしていきたいと思っています。
私がメンバーだったころも、業務に追われるわけではなく、週末は十分リフレッシュしていましたし、月1回のテレビショッピングの複業も楽しくやらせてもらっていて、きちんとメリハリを付けてはたらけていました。そして、マネジャーになった現在はもっと大胆に、平日に2連休を取って妻とテーマパークへ遊びに行くことも。また、15時に仕事を終わらせてプロ野球観戦に行くなど、有給休暇は自由に使え、オンオフをしっかり両立できています。自ら充実したワークライフバランスを体現することも上席として意識していますね。
そして現在、「2030年までに執行役員」という目標も、周囲に公言しています。これは本当です(笑)。
単に自身の出世欲のためではなく、しっかり目標を掲げ、その目標にコミットして達成することでキャリアをつくっていく。そのロールモデルとして後進に道を示し、ポジションを明け渡していくという宣言でもあるんです。「HiPro」ではまだまだ、私の次に続く、新たな仲間をお待ちしています。
- ※社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
- ※社員の所属事業部名称は、2025年4月時点での名称となります。
監修者:HATARACTION!編集部
"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。