社員インタビュー

2023.12.19

データ整備・分析を通じ、ビジネスパーソンのキャリア形成を支援。事業成長の根幹を支える企画職のやりがい

カスタマーP&M本部 データビジネス統括部 ビジネスプランニング部 マネジャー

阿部 真幸

複数のベンチャー企業での勤務を経て、2020年パーソルキャリアに入社したdoda X戦略企画グループの阿部 真幸。データの整備や分析を通じ、事業成長に貢献できる環境に手ごたえを感じていると言います。HR業界で企画職としてはたらくやりがいについて、話を聞きました。

データの整備や分析を通じて事業を成長させることの魅力を感じています

IT業界に興味があり、新卒でメガベンチャーに入社しました。EC系サービスの営業、ショッピングモールサイト内での販促企画などを担当した後、キャリアの幅を広げたいという想いから、Webメディアの運営やアプリ開発を行うベンチャー企業に転職しています。マーケティングや広告営業、現在のキャリアにつながるデータを可視化したり分析したりといった仕事を経験したのもその企業でのことです。

当時から営業に必要な数値を管理する仕組みを自分で作り、業務に活かしていました。マーケティングにせよ、営業にせよ、データを的確に活用することで、正しい意思決定につながると考えています。ベンチャーで経験した業務の中でも、データを可視化したり分析したりして企画や営業に活かす仕事が一番おもしろかったですね。なので、データ領域の分野をさらに深めていきたいと思い、転職活動を始めました。

パーソルキャリアに出会ったのは、偶然なんです。登録していたエージェントの担当者が、もともとパーソルではたらいていた方で、「この仕事は阿部さんに合っているのではないか」とdoda X戦略企画グループでの仕事を薦めてくれました。一般に、データ領域の求人は「データアナリスト」「データサイエンティスト」など、仕事内容や担当領域がある程度決まっている場合が多いのですが、私はデータ領域の仕事の中で一部だけを行うのではなく、整備・分析したデータを通じて売上に貢献し、事業を成長させるところまで深く関わりたいと考えていました。薦めてもらった戦略企画グループでの仕事は、まさに上流まで広く携われる点に魅力を感じたのです。

「ビジネスパーソンの自立したキャリア形成を支援したい」とパーソルキャリアに入社

社会環境が大きく変化し、画一化された「正解」がなくなりつつある中、ビジネスパーソンにも自分のキャリアを自身で舵取りする姿勢が求められます。世の中に転職サービスはたくさんありますが、そもそも転職を決める前の段階で、キャリアをどうステップアップさせていけばいいのかを一緒に考え、支援するサービスや、それに付随する情報を得られるようなサービスが世の中に不足していると、私は実感していました。

私が転職した2020年当時、doda Xは前身のiXという名称でした。doda Xはハイクラス向けの転職サービスで、自分で求人を検索して応募するだけでなく、ヘッドハンターからスカウトを受けることができるサービスです。また、キャリアに関するコーチングサービスやメディアも運営しています。当時のiXが掲げていた「キャリアに戦略を」というビジョンが、ビジネスパーソンの自立したキャリア形成を支援したいという私自身の想いに合致したことが決め手となり、入社に至りました。

現在はdoda X戦略企画グループで、doda Xの事業全体を俯瞰し、事業横断的な課題を解決する役割を担っています。業務内容が限定されていない役職なので、時期により重点的に取り組む課題が変化するのですが、最近では主に事業の状況を正確に把握するための「データを活用する環境の整備」をミッションとして取り組んでいます。

事業を伸ばしていくためには、サービスの現状を正しく把握し、注力すべきポイントを見つけ、事実に基づいてPDCAを回すことが重要です。そのためにどんなデータが必要で、どういう形で保管し、可視化していけば最も事業成長につながるかを考え、実行していくのが私たちの仕事です。

たとえばdoda XのCMを見たAさんが、会員登録をしたとします。「○月○日○時〇分〇秒、Aさんが会員登録」というデータが生まれますが、このままでは、デジタルマーケティング担当者が業務に活用することはできません。担当者が日ごとに広告出稿の仕方を改善したい場合は同じようなデータを集約し、「〇月〇日はAAという流入経路からN人新規登録があった」という情報に加工する必要があります。さらに、「目標比ではX%、前日比ではY%、BBという経路の前日比の伸びと比較するとZ%、それに対してCPAは……」というような何かしら解釈ができる状態までデータを加工する必要があります。単なるデータを、解釈できる状態、意思決定できる状態まで持っていって初めて価値が生まれるのです。

手がけた仕事が、事業戦略や新たなプロジェクトの土台になることこそが醍醐味

私が入社する以前から、パーソルキャリアにはデータを根拠にして戦略を立てたり、企画を考えたりする風土がありました。ただ、私が配属された事業部に関しては必要なデータが整備しきれておらず、プロジェクトに必要なデータを抽出するのに時間や手間がかかる状態だったのです。そこで社内のメンバーが何を目指し、どんなデータを必要としているのか、ミーティングやチャットでコミュニケーションをとって確認することから始めました。聞き取った内容をもとに、どんな形でデータを整備していくかを考え、チーム内のエンジニアと協力しながらデータを整備していくという流れで日々の業務を進めています。

具体的には、デジタル広告の費用対効果に関するデータを日々の運用に活かせるような形で可視化したり、会員登録以降のユーザーの行動状況を属性と合わせて可視化したりすることで、戦略や企画の立案につながっています。当初は私1人だったチームメンバーも、今では4人になりました。「こんな企画を考えているのですが、こういうデータはないですか?」と事業部のメンバーから声をかけられることも増えています。社員が必要としているデータをすぐに手わたすことができて感謝されたり、整備したデータが新たな意思決定に結びついたりしたときにはやはりうれしいですし、やりがいを感じますね。

さまざまなデータを整備し、環境を整えるためには時間と手間がかかり、簡単ではありません。日々コツコツとやるべきことを積み上げていく地道な仕事ですが、事業戦略や新たなプロジェクトの基礎を支えていることを実感しています。

専門性を活かし、裁量権を持って、doda Xの成長にインパクトを与えていける仕事

パーソルキャリアは、役職や立場に関係なく、誰にでもフラットに意見を言えるところが魅力だと思います。ミーティングなどでは、むしろ積極的に自分の意見を言うことが推奨されています。中でも戦略企画グループの企画職は、業務範囲の制限が少なく、裁量権を持って事業課題の解決に取り組むことができます。私自身、入社した直後から事業の課題と解決策を提言し、関係する部署と連携しながらデータの可視化に取り組んできました。

戦略企画グループのメンバーは20〜30代と年齢が近いこともあり、コミュニケーションがとりやすく楽しい雰囲気の中ではたらいています。全員経験者採用入社で、私を含め入社前に人材業界を経験したことがある人はいません。みんな、入社してから実務を通じてHR領域の専門知識を身につけています。SQLの使用経験やBIツールでデータマートやダッシュボードを作成した経験、KPI設計やKPIマネジメント、多角的視点からデータ分析、施策立案、効果検証をされた経験など、必要なスキルセットはいくつかありますが、それらの素地があれば十分に活躍できる環境が整っていると思います。これから入社される方は、プラットフォーム型のビジネスを手がけた経験があると、サービスの構造を理解しやすいかもしれません。

doda Xは、今まさに成長フェーズにあるサービスです。私は「ビジネスパーソンの自立したキャリア形成を支援するサービス運営に自分のリソースを使いたい」という想いからジョインしましたが、データ環境の整備というミッションを通じ、メンバーの意思決定の質を高め、事業成長に貢献できる手ごたえを感じています。せっかくはたらくなら、誰かのキャリアや人生を支援する仕事ができるといいですよね。今後、さらにデータ領域の専門性を高め、チームのメンバーと一緒に大きなインパクトを残していきたいと考えています。

  • 社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
  • 社員の所属事業部名称は、2024年4月時点での名称となります。
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