
社員インタビュー
2023.08.29
コンテンツを通じ、ユーザーを応援したい!キャリアチャレンジ制度で築く、オンリーワンのキャリア
プロダクト&マーケティング事業本部 ブランド・マーケティング本部 インバウンドマーケティング統括部 コンテンツマーケティング部 マネジャー
中島 明日香
2008年、新卒でパーソルキャリアに入社して以来、主にコンテンツマーケティングの分野でキャリアを積み重ねてきた、doda編集部の中島明日香。「キャリアチャレンジ(社内公募)制度」を活用したことで、やりたいことをあらためて見直すきっかけになったといいます。キャリアの転機や、コンテンツ制作のやりがいについてインタビューしました。
リーマンショック、担当するメディアのクローズ。キャリアの転機を経て新たな挑戦へ
2008年に、新卒でパーソルキャリア(当時の社名はインテリジェンス)に入りました。人材業界に絞って就職活動をしていたわけではないんですが、先輩から「説明会に参加するだけでもためになる」と勧められて。面接では「君はこういうところが強みだが、一方でこの部分は少し課題になるかもしれない」などと具体的なアドバイスをもらいました。一人ひとりを丁寧に見ようとする、良さを引き出してくれる選考に興味を持ちましたね。最終的に「この会社でなら成長できそう」と感じたことが決め手となり、入社しました。
入社後は、キャリアアドバイザーとして仕事を始めました。ところがその年の秋に、リーマンショックが起こって。当社でも若手を中心に人員調整が行われ、私はDODA編集部(現doda編集部)へ異動になりました。お客様と1対1のコミュニケーションから、サイト運営やメルマガを通じ大勢の方に届けるコミュニケーションへ。このシフトが、私のキャリアにとって最初の転機となりました。
2010年には別の編集部へ異動し、「DODA派遣」というサイトの運営やコンテンツ制作を任せてもらいました。責任を持ってひとつのサービスを担当したことで、担当領域への愛が深まりましたね。思い入れを持って仕事をしていたのですが、2012年、会社の事業方針で、DODA派遣がクローズすることになったのです。「ティッシュを持って会議室へ来て」と上司に呼ばれ、会社の判断を告げられて涙しました。
一時は転職も考えるほどショックを受けたのですが、上司から「新しい領域を任せたい」と言ってもらいました。仕事は面白かったですし、まだこの会社でできることがある、学びと成長の余地があると思えたので、新たな気持ちではたらき続けることを決めたんです。
「キャリアチャレンジ制度」を活用して社内異動。やりたいことを見直すきっかけに
産休と育休を経て、2016年から、コンテンツグループの中でメルマガを担当することになりました。当時のメルマガは一つひとつが手作業での配信だったので、配信対象者全員に同じ内容のメルマガを届ける仕様が主流でした。しかし、半年後にCRM(Customer Relationship Management)専門のグループが立ち上がって状況が劇的に変わったんです。マーケティングオートメーション(MA)の導入により、一斉送信ではなく、ユーザーの行動履歴に基づき個人の興味関心に合わせた情報を個別に届けられるようになったんです。各個人のニーズや経験に合わせたOne-to-Oneのコミュニケーションへの可能性を感じ、本当に衝撃を受けましたし、何よりも仕事が面白いと感じました。
ただ、当時担当していたメールマガジンは、求人情報が中心の内容でした。日々の仕事にやりがいを感じる一方で、「より幅広く、多様な手法で、転職やはたらくことについての疑問や不安を解消し、ユーザーを応援する情報を届けたい」「メルマガに留まらず、サイト上などもっと幅広い場でもテクノロジーの力を活用した挑戦がしたい」 という思いがふくらんでいきました。
「キャリアチャレンジ制度」を活用しようと思ったのは、そんな時です。半年に一度、社内の各部署で異動希望者を募集する社内公募制度なのですが、一般的な求人サイトのように、社内専用サイトで募集中の職種を検索することができます。希望する条件を入力したら、かつて所属していたdoda編集部がヒット。これまでの経験を十分活かせそうだと思うと同時に、嘗ては道半ばだった領域にもう一度携わりたいという想いが湧き、社外の転職活動と同様、書類選考や面接を経て、異動することになりました。
当時所属していた部署の上司は「相談してくれてうれしいけれど、異動は寂しいよ」と最初は引き留めてくれました。でも、半年間しっかり成果を残したことで、最後は背中を押してもらったんです。異動先の上司は、面接で顔を合わせた瞬間に「おかえり」と迎えてくれました。異動後は転職のノウハウ記事や調査系の記事など、企画から自由に担当することができ、とても充実しています。
キャリアチャレンジ制度を活用したことで、自分がやりたいことをあらためて見直すきっかけになりました。これまでの経験を生かし、他社に転職するよりもハードルが低い中で新しいチャレンジができるのは、大きなメリットではないでしょうか。自分でキャリアを選択したという意識があるので、業務への思いがさらに深まりましたし、取り組み方やマインドのステージが一段階上がったような気がしています。
コンテンツはdodaの「顔」 記事制作を通じ、ユーザーのキャリアを応援する喜び
2022年2月からは、doda編集部で「デスク」の役割をつとめています。デスクは所属組織で独自に使っている呼び名で、一般的には編集チームのリーダーをイメージしてもらうと近いかもしれません。doda編集部では制作するコンテンツの内容に合わせ「転職のノウハウ」「調査データやランキング」「コラム」の3チームに分かれて仕事をしています。そのうち、私が担当しているのはコラムのカテゴリーです。インタビューや転職市場予測など、ユーザーの悩みに寄り添う内容の記事を制作しています。企画を立てる際には、ユーザーにとって本当に役立つ記事を提供できるよう、「コンテンツSEO」の手法をまずは意識してテーマをチューニングします。
2022年10月からは、アシスタントマネジャー(AM)として、部署全体のマネジメントを補佐する役割を担うようになりました。もともとはバリバリのプレイヤータイプだったので、着任から3ヶ月間は手探り状態でしたね。メンバーから相談してもらえる関係を築くことを意識し、次第に「いい組織を作っていこう」というマインドを強く持てるようになりました。
dodaのコンテンツ制作の特徴は、チームのメンバー一人ひとりが、真摯にコンテンツと向き合っていること。記事制作には多くの人が携わっていて、自分一人では作り上げることはできません。だからこそ、自分が関わることでどんな価値を生み出せるのか、「介在価値」を意識しようということは日々メンバーにも伝えています。
コンテンツは、dodaの「顔」のような存在です。記事を通じて転職にまつわるつまずきを解消したり、キャリアの選択肢を広げるサポートをしたり、できる仕事は幅広く、とてもやりがいがあります。「dodaわかってるじゃん」と読者に信頼や親しみを感じてもらえたら、とても嬉しいですね。
主体性を尊重し、挑戦を後押ししてくれる社風が魅力
パーソルキャリアではたらき始めて、15年が経ちました。「やりたい」と思ったことに挑戦できる、実現できる組織文化がとても魅力的だと感じています。もちろん、挑戦する意義や、事業に貢献できるかどうかをしっかり説明する必要がありますが、「やってみよう」ということになれば、実現するための方法を一緒に考え、応援してもらえる土壌があります。コンテンツマーケティングに必要な分析環境や、制作のためのツールなど、体制が整っていることもありがたいですね。
「はたらいて、笑おう。」という私たちのグループビジョンに共感できる方、コンテンツを通じた事業成長や課題解決に関心のある方にとっては、非常にはたらきがいのある環境ではないでしょうか。
私自身、キャリアチャレンジ制度でdoda編集部に出戻り、異動前に思い描いていたことをほぼ100%実現することができています。そして、今後はプロダクト組織同士の連携や、コンテンツとテクノロジーを掛け合わせたプロジェクトをグループ横断的に進めていくことが、新たな目標になっています。
編集の仕事は多忙なイメージがあると思いますが、私は2人の子どもを育てながら仕事を続けてきました。日常の業務はリモートワーク中心、出社は週1日程度で、さらにフレックスタイム制なので、育児や介護、副業との両立もしやすい環境です。編集部には個性的なメンバーも多く、お互いの強みを生かしながら切磋琢磨していける一体感がありますね。「本当に素敵なチームだな」と日々感じています。
ChatGPTの登場などテクノロジーの進化によって、コンテンツマーケティングの世界も日進月歩で変化しています。最新の情報や技術にアンテナを張ることは大切ですが、慌てたり、不安になったりする必要はないと思うんです。doda編集部では、記事一つひとつの品質を担保するため、企画のレビューからフィードバック、校正校閲まで、一貫して丁寧に行ってきました。これまで積み重ねてきたことを継続しつつ、未来に向けて新たな可能性を模索していきたいと考えています。
- ※社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
- ※社員の所属事業部名称は、2025年4月時点での名称となります。
監修者:HATARACTION!編集部
"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。