
社員インタビュー
2023.04.03
転職市場の裾野を広げるため、事業の構造を整理し成長計画を立てる
doda事業本部 プラスサービス事業部 プラス企画統括部 アシスタントマネジャー
大川 貴洋
数字を紐解き、課題を可視化する
新卒で入社した医療事務サービスの企業では、事業企画を担当していました。2015年に旧インテリジェンスに入社後も、Works事業、i-common事業、dodaプラス事業と事業部は変わりましたが、理系出身で数字に強い得意分野を活かし、一貫して企画職に従事しています。
今までに手掛けたなかで特に印象に残っているのは、着任して最初に取り組んだ、Works事業の年度予算の策定です。予算を含め、目標となる数値を設定していくには、自分自身が事業の構造をよく理解した上で取り組まなければなりません。ビジネスプロセスを精査するため、各プロセスで設定されていたKPIを各指標同士の繋がりや流れが見える形に整え、何かを改善したいとき、課題がどこにあるのかがわかるよう、まずは「課題を可視化する」ことから始めました。
自分が企画業務全般において大切にしているのは、経営からの期待、事業責任者の思い、現場の実態などをすべて考慮し、皆にとって納得感のある計画にすることです。納得感のためにまず必要なのは、「根拠となる数字で絶対に間違わない」こと。そしてもう一つ、「現場への影響を考える」ことです。数字を根拠に語ることは、現場で顧客と接している営業担当者にとっては、ときに無機質であったり、理不尽に感じられたりするもの。そう感じさせることがない数値設計、予算設計を心がけています。
生産性の高い事業だからこそ、企画職のあり方が重要
dodaプラスは、立ち上げて10年ほどの比較的若い事業です。サービスとしては、転職を希望する個人顧客にとっても法人顧客にとっても、採用決定までのすべてのやりとりがメールや電話など非対面で完結するのが特徴で、コロナ禍の時代には適したサービスと言えます。組織としてはベンチャー的な雰囲気もあり、昔からこの事業を手掛けてきた人がマネジャーとして事業を引っ張るなど、「自分たちで作り上げてきた」自負を持って動いています。また、業務フローの磨き込みに力を入れてきた経緯があり、組織としての生産性も高い。だからこそ、数字の捉え方や目標の立て方、そのモニタリングなど、企画の仕事がよりいっそう重要になってくるとも言えます。
私自身は数字をもとに皆さんの「気づき」を得るところからスタートして、徐々に具体化するよう心がけています。その際、数字を理解する自分なりの軸をしっかりと持っておくこと。標準的な数値はどのくらいであり、どの程度の数値の揺らぎであれば明確な「変化」と言えるのか。数字をベースにした仕事に携わる以上、そうしたことにいち早く気づける目を養っておく必要があります。
適切な予算や計画を立てた結果、事業部内のあちこちで「ここのプロセスを向上させるために、どういうことをしていけばよいのか?」という会話が活発になっているのを見られるように。この変化は嬉しいことですね。
プラス事業の成長で転職市場の裾野を広げたい
パーソルキャリアという会社は、あちこちでいろんなグループがワチャワチャやっているというか、ベンチャー企業がそのまま大きくなったようなところがあります。その雰囲気が「現場力の強さ」。正確には、マネジメント層が明確な意志を持って事業を推進する社風につながっているとも感じます。そういう場では、自分のような役割を担う者が、数字をもとに意志決定をしっかり支えることが、より重要な意味を持つ。そのことに責任もやりがいも感じます。立場上、コミュニケーションを取る相手はマネジャー以上の人である場合が多く、社長と直接話すこともありますが、そういう場でもフラットに話ができるのでとてもやりやすいですね。
目標は、プラス事業をエージェント事業を超えるくらいまで成長させること。さらには、ハイクラス転職領域でもプラス事業と同じビジネスモデルの事業を立ち上げ、成長させることです。といっても、別にエージェント事業より大きくなることに意味があるわけではなく、プラス事業を伸ばすことが、転職市場の裾野を広げることにつながると考えているからです。
ベースにある思いは、「転職とは、働く人の人生を決めるものであり、人がより良い方向に向かう機会を増やすものである」ということ。だからこそ、この事業を成長させる必要があり、どのような手段で成長させていくのかを考える我々の仕事にも意義があると思っています。
- ※社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
- ※社員の所属事業部名称は、2025年4月時点での名称となります。
監修者:HATARACTION!編集部
"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。