
社員インタビュー
2023.04.03
新ブランド「HiPro」を通じて、新しいはたらき方を企業と個人に発信する。
doda事業本部 タレントシェアリング事業部 HiProビジネス&マーケティング統括部 ブランドマネジメント部 ゼネラルマネジャー 兼 経営戦略本部 ブランド戦略統括部 ブランドマネジメント部
吉原 貴子
未だないブランドメッセージをまとめる難問に挑戦
新卒では別の人材会社に入社しました。新たな挑戦の場を求めていたところに、パーソルキャリアで社内ベンチャー第1号が始動すると知り、転職を決意。個人のエグゼクティブ人材による経営支援サービス「i-common」の立ち上げから参画し、以来10年近く、この事業に携わっています。
2022年5月、パーソルキャリアは副業・フリーランスを含めた外部人材活用支援サービスのブランドを立ち上げました。副業・フリーランス向けのマッチングプラットフォームサービス「HiPro Direct」に「i-common」と「i-common tech」という既存サービスを「HiPro」傘下に集約。外部人材活用を当たり前にすることを目指す、業界初のブランドです。
このなかで私自身は新ブランドを社外向けにPRするなど、発信プロジェクト全般を担当。しかし、社外への情報発信の準備のために用意された時間はわずか2カ月でした。やることは山ほどあるなか、外部人材活用という、まだ世の中に存在しないサービスは当初、協力会社の外部メンバーからも理解を得られず、その価値を伝える難しさと、それを整理してブランドメッセージを作り上げる意義を改めて実感しました。結果的に2カ月間、クオリティとスピードの両方を保つ緊張感と重圧の連続でしたが、「時間がないからこれで進める」はなく、妥協することなくやり遂げられたことに満足しています。
「外部人材の活用は当たり前」のムーブメントを創りたい
「HiPro」が世の中で広く支持されるようになり、多くの企業において外部人材の活用が一般的になれば、社員として人材を採用しなくても、雇用によらないはたらき方を希望する方々との協業を通して、企業は必要な人的リソースを確保することができるようになります。それは、労働人口減少という社会問題の解決策になり得るものです。一方、個人の視点から見た場合、たとえば会社に勤めていても会社を辞めずに副業に挑戦でき、その経験が次のキャリア作りにつながるともいえます。
今、世の中の流れとしては副業やフリーランスを後押しする雰囲気はありますが、外部人材を活用している企業はまだ全体の約1割ほどです。「HiPro」の運営に関わる立場としては、私たちのメッセージに共感してくれる人を増やし、外部人材活用が当たり前になるムーブメントを創り出していきたいですね。
そのためは、システム構築やオペレーション整備など目の前の業務をしっかり行い、そこから新たな施策に向けた仮説を見出していく方法もありますが、白紙の状態で未来を想像しながら先に施策を作っていくことも必要だと思っています。まずは自分たちから副業やフリーランスとして活躍される人材を活用する良さを周囲に伝え、企業や社会に認めてもらえるようチャレンジしていきたいと思っています。とはいえ、自分だけの力ではとても足りないので、まずは社内外からの知見を「聞く」ことから始めたいですね。「聞く力」も企画の仕事にとっては大事なことです。
大手企業≠安定。変化を楽しめる人と一緒に成長したい
パーソルキャリアは社員の挑戦に対して背中を押してくれる環境があり、仕事に誇りを持ち、社会に貢献したいと考える社員がたくさんいます。人材ビジネス業界においては、いわゆる「大手」に属するので安定的なイメージを持つ人も多いかもしれませんが、実際は、会社全体がどんどん新しいことにチャレンジしようとする勢いと、サービスを創ろうという想いに溢れています。また既存のサービスを磨き上げていくためにも常に変化しています。むしろ規模が大きく、人材サービスを長く提供してきた会社だからこそ、変化を重視しているようにも感じます。
今回、「doda」というブランドを持ち、中途採用を支援している企業が副業やフリーランスを支援するブランドを立ち上げたわけですが、これは世の中の多くの方々に、既存サービスイメージを自ら否定したかのような印象を与えてしまう可能性がありました。それでも経営陣からは「中途採用を支援するdodaに続く柱として、HiProを育てていく」と聞かされました。そこに「自社の損得だけでなく、世の中のために“新しいはたらき方”を創る」という気概や懐の大きさ、覚悟を感じ、私自身の覚悟も決まりましたね。
「HiPro」はさらにサービスの強化を続けていきます。チームメンバーに対しては、現状に甘んじることなく新しいことへの挑戦や、自ら変化を起こし楽しめるスタンスの人と一緒に働きたい。そうやって互いに成長し合っていきましょう!という気持ちです。
- ※社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
- ※社員の所属事業部名称は、2025年4月時点での名称となります。
監修者:HATARACTION!編集部
"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。