社員インタビュー

2023.10.06

目指すは「圧倒的な利便性」。企画の力で社会にインパクトを与える

カスタマーP&M本部 dodaプロダクト統括部 dodaプロダクト統括部 エグゼクティブマネジャー

福島 直人

doda全体のサービスデザインや転職実現(マッチング)の最大化を目指すdodaプロダクト統括部で、エグゼクティブマネジャーをつとめる福島直人。社会の役に立つ、スケールの大きな仕事を手がけられる企画職の醍醐味について、話を聞きました。

シティボーイに憧れて。「ビジネスパーソンとして成長したい」とパーソルキャリアへ

学生時代から、『ハゲタカ』のような経済エンタメ小説を読んで、「ビジネスの舞台で大きな仕事をしてみたい」と憧れを抱くようになりました。いずれは起業して会社を経営したいと思っていたんです。地方の出身なので、都会を闊歩する「シティボーイ」への憧れもありました(笑) 。

そんな夢に近づくため、まずはビジネスパーソンとして成長できる環境を選びたいと考え就職活動をはじめました。就職先は、「東京の会社」「成長産業」「若手にどんどん仕事を任せる土壌があること」を軸として検討しました。当時、急成長していたIT業界を中心に情報を集める中、先輩から「面白い会社があるよ」と紹介されたのがパーソルキャリア(当時の社名はインテリジェンス)だったんです。初めは何をしている会社なのかも知らなかったのですが、選考が進むうち、「この会社に入ったら楽しそうだな」と思うようになりました。少子高齢化が進む日本で、人材サービスの市場は今後も成長し続けることが見込まれます。業界大手のパーソルキャリアでなら、社会にインパクトを与えるスケールの大きい仕事ができるのではないかと考え、入社を決めました。

入社後2年ほどは求人広告の法人営業を経験しました。いずれビジネスを立ち上げるなら、営業の経験は必須だと考えたからです。ただ、かつての私は人見知りで、人と仲良くなるのにも時間がかかるタイプでした。「営業のイメージが全然ない」「やめておいたほうがいい」と周りから言われてしまって。自分でも向いていないと思いましたし、実際に仕事を始めてからも、なかなか結果が出なくて苦労しました。

でも不思議なことに、そんな状況でも「やめたい」と思ったことは一度もないんです。人に止められるとむしろ挑戦したくなるほうで(笑)。もともと逆境が好きなんですよね。コミュニケーションに苦手意識がある分、お客さまにアプローチする数を増やしたり、論理的な提案を心がけたりして、少しずつですが日頃の小さな行動が成果に結びつくようになりました。

doda全体のサービスをデザインする。プロダクト企画のやりがい

入社して2年目の終わりに、企画職として転職サイト事業の販促・商品企画部門に異動することになりました。起業を見据えていたので、いずれは企画部門でチャレンジしたいと考え、会社にも希望を伝えていたのです。営業職は一人ひとりのお客さまと向き合いますが、企画職ではサービスやプロダクト全体を見渡し、課題解決を目指します。私はもともとデータを分析したり、じっくり考えたりすることが好きなので、企画の仕事には大きな手応えを感じました。

以来14年間、一貫して企画の仕事を続けています。一口に「企画職」と言っても、事業企画、新規事業開発、営業企画、商品企画、組織開発など、担当領域は多岐にわたり、私自身もさまざまなポストを経験しました。中でも2019年、現在のカスタマーP&M本部でプロダクト企画を担当するようになったことは、大きな転機だったと思います。

P&M本部は、「プロダクト(P)」と「マーケティング(M)」を担う組織です。その中で私が所属するdodaプロダクト統括部は、doda全体のサービスデザインや、転職実現(マッチング)の最大化を目指しています。以前の私は、顧客企業であるクライアントを支援する業務を担当していたのですが、現在はdodaを利用する個人ユーザー、カスタマーの視点からサービスを企画・開発しています。dodaというひとつのサービスでも、視点が変わると企画職の仕事内容も大きく変わります。初めのころはわからないことも多く、毎日のように新しい発見がありました。

dodaは求人情報の閲覧や応募、エージェントサービスやスカウトサービスなど、ワンストップでさまざまなサービスを受けることができるプラットフォームです。カスタマーにとっては利便性が高い一方、複雑だと感じる方がいるかもしれません。doda全体を俯瞰して、UX(利用者体験)やCX(顧客体験)をいかに最適化するかを考えるのが、私たちの重要な役割のひとつです。

複雑な課題を解きほぐし、世の中にインパクトを与える仕事をする

dodaプロダクト統括部では、新卒入社者をはじめ、多様なバックグラウンドを持つ中途入社者が多く活躍しています。人材業界に限らず、例えば結婚式場や不動産など、カスタマーとクライアントをマッチングするビジネスに携わった経験があると、より具体的な業務をイメージしやすいかもしれません。

これから当社の企画職を目指す人に求めたいのは、「構造的思考力」と「好奇心」です。

例えば、ECサイトで買い物をするとき、登録するのは住所や氏名、決済方法などごくシンプルな個人情報です。しかし、dodaに登録するときには、これまでのキャリアやこれからやりたいことをじっくり考えて、履歴書や職務経歴書といった「より深い個人情報」を入力します。一人ひとりのキャリアに関わるサービスを提供している以上、私たちが扱うデータは複雑で、且つ定量化できないことも多くなります。複雑な個人データを取り扱うビジネスだからこそ、論理的に考えることが重要です。また、データを有効に扱うための活用法とその解決策を打ち出すには、好奇心を持ち、日々幅広い知識や情報をインプットする必要があります。

営業職には、今、目の前にいるお客さまに喜んでいただけるやりがいがありますが、企画職の醍醐味は、自分の仕事が生み出す影響力の大きさと広さにあると思います。「どうせはたらくなら、世の中にインパクトを与え、世の中の役に立つ仕事をしたい」と考える方や、情報を分析することにやりがいを感じられる方なら、きっとプロダクト企画の仕事を楽しめると思いますよ。

また、これはパーソルキャリア全体に言えることなのですが、他者への思いやりを持った「いい人」が多いんです。特に企画の仕事は、開発やデザインなど、ほかの職種と連携しながら進めることが多くなります。相手の立場や状況に配慮してコミュニケーションをとったり、困っている人がいたら手を差し伸べたりすることが、社内でごく当たり前に行われているので、業務を進めやすいですね。カスタマーP&M本部では、ふだんリモートワークではたらき、週1日程度出社する柔軟なはたらき方を選択しているメンバーが多いです。プライベートとの両立もしやすい環境だと思います。

dodaのUX変革を通じ、「圧倒的な利便性」を実現していく

将来的には2030年までに、dodaを「カスタマーの利用意向が最も高いサービス」に育てたいですね。数多くの転職サービスがある中、カスタマーに選ばれるためには「安心感」や「利便性」を追求する必要があります。利便性を高めるためのステップとして、2025年をめどに、dodaのUX変革を完成させるつもりです。

例えば、あるブランドの洋服を購入するとして、ネットストアで買い物をするときには、実店舗での購入履歴を踏まえた提案をしてほしいなとよく思うんです。でも、逆もまた然りだなと思うんです。ECだとわかりやすいですが、人材サービスでも同じように、アナログとデジタルの接点がシームレスにつながった状態を実現したいと考えています。カスタマーがdodaサイト上でどんな活動をしているかを把握した上で、実際に接点を持つCA(キャリアアドバイザー)やRA(リクルーティングアドバイザー)が最適なタイミングで的確な提案ができれば、カスタマーにとっての利便性が圧倒的に高まるはずです。

人生100年と言われる時代、そして「転職」がさらにしやすいものとなれば、生涯における転職回数はもっと増えていくと予想されます。個人がキャリアオーナーシップを持てる社会を実現するという私たちのミッションは、ますます重要性を増していくでしょう。

私は、入社以来、「自分の仕事は、社会に対して何か意味があるのか?」という疑問を抱いたことが一度もないんです。「世の中にとって役に立つ、社会課題の解決につながる仕事をしている」という確信を持って日々の業務に取り組めることは、大きなはたらきがいにつながると思います。ミッションの実現に向け、コアである人材紹介事業に集中できる環境が整っていることも、パーソルキャリアの大きな魅力です。私たちが目指す世界観に共感し、カスタマードリブンのサービスを創り上げたいという方にお会いできることを、楽しみにしています。

  • 社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
  • 社員の所属事業部名称は、2024年4月時点での名称となります。
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