社員インタビュー

2023.09.07

「はたらきたくない」、そんな昔の自分に「はたらきたい」と思えるサービス体験を届けたい

カスタマーP&M本部 dodaプロダクト統括部 サービスマネジメントグループ マネジャー

黒川 恵太

転職サービス『doda』の個人向けプロダクト企画職として、プロダクト戦略策定や執行管理を担当。

「はたらく」に楽しく向き合えたら、人生も世の中も、もっと幸せになると思うから

「はたらかないと生きていけないけど、はたらきたいわけでもない。そもそも “はたらく”って何だろう?」。哲学科でモラトリアムだった大学時代に、そんな想いから就職先として考えたのが“はたらく”を実践しながらいろいろを知ることができそうなHR業界でした。

大手人材サービス会社の「法人営業」としてキャリアをスタート。新社会人にありがちな自分本位で売れない一年目、お客様の役に立つことを覚えて人並みの営業職になれたと感じた二年目と、それなりの手応えと面白味を感じてはたらいていました。しかし、三年目を迎えた頃にリーマンショックが起き、「いま会社を辞めると退職金がたくさんもらえる」という話があったので、思い切って退職しました。その後は小説家を目指すための養成講座に通ったり、1人でバックパックを背負って海外を放浪していました。

そんな暮らしを一年ほど続ける中で、「はたらくって楽しかった」という感情が芽生えてきたのです。人に何かをして喜んでもらえたり、人からもっと認めてもらえたりするのは、とても幸せなこと。仕事を辞めた直後こそ、「遊ぶのは楽しい。はたらきたくない」と思っていたものの、再度“はたらく”ことに夢中になりたいと感じるようになっていました。

この時、ちょうど世間では海外の大手SNSが日本に進出し、人々の暮らしを変えていました。その影響もあり、インターネットの力を活かした“はたらく楽しさと出会えるサービス”を創ってみたいと、HR業界のWebディレクターを目指すことに決めました。その時に転職先として考えたのが、パーソルキャリアです。

パーソルキャリアが運営する転職支援サービスは、「doda」という一つのブランドに、転職活動がデジタルサービスにて完結できる求人メディアとしての機能と、キャリアアドバイザーが個々に転職活動を支援するエージェントとしての機能を併せもつ、HR業界でも珍しいサービス形態。そこに、自分のペースで仕事を探したい方も、自分に合う仕事をプロに相談したい方も、各々に適した仕事探しの体験を提供できるプラットフォームとしての可能性を感じたのが大きな決め手でした。数百万人単位でインパクトを与えられるデジタルサービスの企画に携わりたいという想いを叶えるフィールドとして最適だと感じましたね。

 

 

 

Will-Can-Mustで、自分の進むべき道を開拓する

入社直後は、直近の経験職種がライターだったこともあり、「doda」の求人広告部門で特集企画などのコンテンツマーケティングから業務をスタートしました。しかし、記事ページへの訪問数を増やそうとしても、なかなか思うように増やすことができない時期がありました。そんな時、身近にいた先輩から「データベースでメルマガ送信対象者の抽出ができれば、後はメール文を書いて送るだけ。ライティング経験も活かしてコンテンツへの訪問数を増やせるのでは?」というヒントをもらい、SQLを独学で習得しました。その結果、メールマガジンの配信も円滑に行えるようになり、一つできることが増えるだけでグンと仕事がはかどるという体験ができました。くわえて、分析業務も得意になりましたね。そして、これまで培ってきた“HR領域のナレッジ×データスキル”がユニークネスとして周囲に認知されていき、「doda」サービス全体のサイト企画からデータ企画、CRM企画、プロダクトマネジメントとキャリアを拡げ、今に至ります。

思い返すと、特に誰かに指示されたわけではなく、その時に必要だと思ったことや面白く感じたことを夢中で深堀っていったことが、結果として今とても役に立っていると実感しています。そして、データ、アナリティクス、AI、DXと、サービスデザインやプロダクト企画にこの先も欠かせない領域に一定の知見を持てたことは大きかったですね。

もちろん、面白そうと思ったことが、全て偶然当たってラッキーといった話ではありません。”Will-Can-Must”というフレームワークがありますが、そのバランスの先にキャリアは開拓していくものだと考えています。Will=これをやりたい、これが問題だから解決したいと考えても、そこにCan=スキルやナレッジなどの実行力がないと、なかなかトライは出来ません。組織課題や自分に求められるミッションをMustと捉え、そのなかで自分にWillがあり、Canにも近い場所で成果を出しつつ、”Will-Can-Must”の重なる面積を増やしていく。そのように自分を拡げるチャンスが、パーソルキャリアには多いように感じます。

問題が難しいほど好奇心が湧く。正解がないHR領域だからこそ面白い

今現在は、「dodaプロダクトの戦略検討・執行管理を担うサービスマネジメントグループのマネジャーを務めています。ざっくりとお話すると、求人サイトと人材紹介のエージェント、加えてスカウトベースのダイレクトリクルーティングなど複数事業がワンブランドで展開される「doda」においてビジネス計画も踏まえ、デジタルプロダクトとして何をいつ作っていくのか企画・管理する仕事です。

HR事業はもともと非常に難易度の高いマッチングを行う領域。例えば、法人顧客も個人顧客も「100万円を渡すから入社して(雇って)」と言っても、それだけで「OK」と雇用成立はしません。仕事内容・スキル・条件面と、企業も個人もお互い細かなニーズがあって、想いにズレも起こりやすい市場でレコメンド機能でマッチ度の高い出会いを促す。レジュメ添削サービスの機能強化でカスタマーの魅力が充分に伝わるよう支援する。そんな手段を使いながら、納得感あるマッチングをいかに増やせるかを日々考えています。これらの問題は、まだHR業界でも絶対的な解を見出したサービスが存在しない難問なので、やりがいは大きいですね。ここに挑んで、解を見つけ、世の中に“はたらく”ことに前向きになれる個人、活躍の場となる法人の数を増やす。そんな知的冒険に富んだ機会がHR領域には溢れています。

ちなみに施策実行は、企画・ディレクションを担うディレクターと協働していて。そちらでは分析・企画が3割、要件定義が3割、開発ディレクションが3割、事業調整が1割といった割合で、複数プロジェクトを1人で並走させています。デジタルプロダクト領域では、少し前の時代だとWebディレクター、近年はUI/UXデザイナーやサービスデザイナー、もしくはプロダクトマネジャー(PdM)といった呼び方をされる業務内容ですね。幸いにも事業が大きく伸びている状況なので、戦略領域への関心が強い方、UX領域の関心が強い方、各々の志向に応じた業務に挑戦しやすい環境だと思います。

チャンスを掴み、チャレンジするなら今、このパーソルキャリアへ

「doda」のプロダクト部門は、特にディレクターやデータサイエンスとして活躍する若手メンバーが非常に優秀で強い刺激を受けています。入社2・3年ほどで最速の昇格を果たしながら、大学院でMBAを取ろうとしている同僚を見ると「負けてられない」というよりも、もう完敗とは思いつつ、負けているなりにもうひと踏ん張りしたいという気持ちにはなりますね(笑)。またパーソルキャリアほどにHR領域でのデータをふんだんに持つ企業もなかなか無いので、その豊富な実績データを駆使するデータサイエンティストと、まだ見ぬサービスをともに創りだせる点は、非常にチャレンジングな環境だと感じます。

加えて、HR市場は今後の労働力減少・需要増の見立てからも、ビジネス機会は確実にあるマーケットです。そして、そのなかでもパーソルキャリアは、市場の成長率より大きな伸びを示す現状にあります。そのため、まだまだ人手が足りていないのも正直なところ。「あのプロジェクトに参画したい」「このスキルを伸ばしたい」と自ら手を上げればチャンスは至る所にあり、キャリアの幅を拡げる機会も溢れています。私自身が、営業職と制作職の経験のみで実質未経験からスタートしてWill-Can-Mustで仕事の幅を拡げ、今の役割を担っていることも一例ではないでしょうか(笑)

その中で「はたらきたい、はたらくって楽しい」と思える個人の選択肢の提案を行いながら、世の中全体にもプラスの価値を創っていく、そんな大義がある環境だと思います。

この時期、この領域、この会社だからこそできることー。 そこに面白味を感じる方は、ぜひ一緒にはたらきませんか?

  • 社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
  • 社員の所属事業部名称は、2024年4月時点での名称となります。
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