調査・データ

|doda

doda転職求人倍率 2022年11月は2.23倍(前月差+0.11ポイント)
~ 中小企業による事業承継需要の増加を受け、
「コンサルティング」の求人増加率が最大 ~

パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」(編集長:大浦 征也)は、2022年11月の転職求人倍率をまとめた「doda転職求人倍率」を発表いたします。
なお、11月の業種別・職種別の詳細データや過去のデータについては、下記URLで公表しています。

・doda転職求人倍率レポート:https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/
doda転職求人倍率は、中途採用市場における需給バランスを表すもので、dodaの会員登録者(転職希望者)1人に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式:求人数(採用予定人員)÷ 転職希望者数>※分子・分母はdoda独自の定義により算出したものです。

■2022年11月の概況
・求人倍率
2022年11月の転職求人倍率は、前月から+0.11ポイントの2.23倍となりました。求人数は前月比102.3%、前年同月比144.6%となりました。転職希望者数は前月比97.4%、前年同月比114.0%でした。
・求人増加率 P.2「■業種別 求人数増加率」「■職種別 求人数増加率」参照
求人数は、業種別では12業種(「その他」は除外)のすべてで前月から増加しました。最も増加率が大きかったのは「コンサルティング」(前月比105.1%)、次いで「人材サービス」(前月比104.9%)でした。職種別でも11職種(「その他」は除外)のすべてで前月から増加し、増加率が最も大きかったのは「事務・アシスタント」(前月比104.8%)、次いで「エンジニア(機械・電気)」「専門職(コンサル・金融)」(前月比104.1%)となりました。

■今月の解説と翌月以降の見通し(doda編集長 大浦 征也)
・2022年11月の解説
中小企業による事業承継需要の増加を受け、「コンサルティング」の求人増加率が最大
11月の求人数は、2020年9月から27カ月連続で増加し、前月に引き続き過去最高値を更新しました。求人増加率が最も大きかった「コンサルティング」ではM&Aに関連する企業でコンサルタントや市場分析のポジションを募集する求人が増えました。これは、新型コロナウイルス感染症による中小企業の事業承継需要が増加し続けていることが影響していると推測されます。一方で転職希望者数は、例年、年末にかけて減少する傾向にあり、今年も同様の動きとなりました。これらの動向を受け転職求人倍率は11月も上昇し、過去最高値を更新しました。※本定義で転職求人倍率を算出した2019年1月以降

・12月以降の見通し
新型コロナウイルスの感染拡大「第8波」が懸念されるなかでも、企業の採用活動への影響はほぼない見込み
12月は、経済活性化による企業の採用意欲の高まりは継続すると考えられるため、求人数は増加が予想されます。一方で、転職希望者数は、11月に引き続き減少傾向にあるため、転職求人倍率は上昇する見込みです。今後、新型コロナウイルスの感染拡大「第8波」が懸念されるなかでも、企業の採用活動への影響はほぼないと考えられます。

■解説者プロフィール doda編集長 大浦 征也(おおうら せいや)
2002年、株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社。一貫して人材紹介事業に従事し、法人営業として企業の採用支援、人事コンサルティングなどを経験した後、キャリアアドバイザーに。担当領域は、メーカーやIT、メディカルやサービス業等多岐にわたり、これまでにキャリアカウンセリングや面接対策を行った転職希望者は10,000人を超える。その後、複数事業の営業本部長、マーケティング領域の総責任者、事業部長などを歴任。2017年より約3年間、doda編集長を務め、2019年10月には執行役員に。2022年7月、doda編集長に再就任。転職市場における、個人と企業の最新動向に精通しており、アスリートのセカンドキャリアの構築にも自ら携わる。社外では、公益財団法人スポーツヒューマンキャピタル(SHC) 理事、一般社団法人日本人材紹介事業協会 理事にも名を連ねる。

転職サービス「doda」についてhttps://doda.jp
「doda」は、「はたらく今日が、いい日に。」をスローガンに、転職サイトや転職エージェント、日本最大級のdoda転職フェアなど、各種コンテンツで転職希望者と求人企業の最適なマッチングを提供しています。

報道関係者向け
本件に関するお問い合わせ


パーソルキャリア株式会社 広報部

TEL 03-6757-4266