トップコミットメント

持続的な日本の成長を支えるのは、一人ひとりの多様な“はたらく”。
その環境を整えるのがパーソルキャリアの役割です。

代表取締役社長瀬野尾 裕

「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げるパーソルグループの一翼を担うパーソルキャリアが、末永くステークホルダーから必要とされる企業となるためにいったい、何をするべきなのか。私たちが考えた結論を、代表の瀬野尾裕を通じてお伝えします。

すべての“はたらく”が、笑顔につながる社会を目指して。

近年、「サステナビリティ経営」という単語をよく目にするようになりました。私たちパーソルグループが考えるサステナビリティ(持続可能性)は何か。この問いに対する答えは、パーソルのグループビジョン「はたらいて、笑おう。」に続く、ビジョンステートメントの最後の一言で表現されています。
そこには、「すべての“はたらく”が、笑顔につながる社会を目指して。」と書かれています。
言い換えると、一人ひとりが笑顔ではたらき続けられる持続的な社会の実現を目指して、適切なガバナンスの下、事業を通じて社会が抱える多様な課題や困難を克服し、社会に価値を創造していくこと。それが、パーソルグループとしてのサステナビリティ経営です。

パーソルグループでは、サステナビリティ経営を実践するための具体的な取り組みとして、経営方針・経営戦略などに影響を与える可能性があるサステナビリティ関連のリスク・機会に対処するため、2022年度に持続的成長に不可欠な八つのマテリアリティ(重要課題)を特定し、経営戦略および経営計画にそれらを組み込みました。私たちパーソルキャリアも、このマテリアリティに沿って、私たちの事業を通じてなすべきことは何かを考え、推進しています。

「事業を通じた社会課題の解決」のためのマテリアリティ

パーソルグループのマテリアリティは大きく二つのカテゴリーに区分されます。一つ目は「事業を通じた社会課題の解決」に関するマテリアリティです。個人・法人向けサービスを通じて解決すべきマテリアリティとして「はたらく機会の創出」「多様なはたらき方の提供」「学びの機会の提供」「企業の生産性の向上」の四つを選定しました。

私たちパーソルキャリアの事業を通じた「はたらく機会の創出」は、転職支援サービス「doda(デューダ)」や「doda X(デューダエックス)」、「dodaキャンパス」などを通じて実現します。2026年には就職・転職支援数18万人を目標としています。

「多様なはたらき方の提供」については、副業支援の「HiPro(ハイプロ)」というサービスがあります。こちらは2026年には副業・フリーランス支援として1万人に機会を創出することを目標としています。

「学びの機会の提供」については、キャリアマネジメントサービスの「PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)」を立ち上げたほか、社会人向けラーニングサービス「MyLearning(マイラーニング)」の提供を開始しています。2026年までに9万人にラーニングサービスを提供することを目標にしているほか、学びの機会を提供する新規事業の創出によって、より多くの方々への機会の創出を目指します。

「企業の生産性向上」については、日本の生産年齢人口の減少があり、大きな課題となっています。私たちは、就職・転職をご支援した企業のお客さまのオンボーディングやリテンションの支援などを通じて、企業の生産性向上に寄与します。

「持続的成長を実現するための基盤」のためのマテリアリティ

パーソルグループのマテリアリティにおける二つ目のカテゴリーは、「持続的成長を実現するための基盤」です。「多様な人材の活躍」「データガバナンスの強化」「人権の尊重」「気候変動への対応」の四つを選定しました。

まず、多様性を活かす企業文化の醸成、環境の整備に関連する「多様な人材の活躍」について。私たちは、人材の多様性(年齢、性別、性的指向・性自認、民族、人種、肌の色、国籍、母語、信条、宗教、障害、文化・習慣・価値観、ライフスタイル、経験など)を新たな価値創造の源泉と考えています。社員一人ひとりが会社とともに成長できる多様なキャリアを体現して、世の中の企業や、はたらく人々のロールモデルになることを目指しています。
この考えに基づいて、社員一人ひとりのキャリアオーナーシップを育み、はたらき方や仕事を自分で選べる環境を整えます。社員のエンゲージメント向上をはじめ、女性管理職の比率の増加、障害者雇用数の増加、男性の育児休業取得率の100%実施などを目標として掲げています。

次に、プライバシーガバナンスの強化を通じたユーザーの利用環境の向上に関連する「データガバナンスの強化」。パーソナルデータの取り扱いについての方針を定め、よりお客さまにとって分かりやすいサービスを実現していきます。私たちが膨大なパーソナルデータを扱う業種である以上、情報の取り扱いには厳重な管理が求められます。そのため、パーソナルデータ指針に基づくパーソナルデータの利活用、およびパーソナルデータの取り扱いについて、審議を行う専門組織を設けています。新たなサービスの提供や、パーソナルデータの取り扱いを変更する場合は、必ずこの専門組織の審議を受けるプロセスを整備しており、法令の順守はもちろんのこと、より安心して情報をお預けいただけるよう改善に取り組んでいます。

そして、責任ある企業として国際規範に沿った取り組み、および人権リスクの低減に関連する「人権の尊重」は、パーソルグループのビジョン「はたらいて、笑おう。」の目指す「すべての人が差別されず、自由に自分の『はたらく』を選んで決め、快適にはたらくことができる」という世界観の実現のために、必要不可欠なものです。
その前提となる公正(Equity)・社会正義(Justice)を重んじ、それぞれの個性を尊重し、活かしていくことで、さらなる企業競争力の強化による成長・発展と、サステナブルな社会が実現すると私たちは信じています。
そのため、グループ全体として、人権方針の制定、人権デュー・デリジェンスの実施、人権に関する従業員研修などの取り組みを実施しています。また、難民・移民を背景にした方々も含めた「はたらいて、笑おう。」の実現に向け、文化的多様性と包摂・多文化共生の推進にも取り組んでいきます。

最後の「気候変動への対応」については、環境に配慮した企業活動を行い、2030年度までに事業活動に伴う温室効果ガスの排出(スコープ1・2)の実質ゼロの実現を目指します。実現に向けて、オフィスビルにおける消費電力の脱炭素化(テレワーク推進による節電などの運用改善・設備投資による省エネ/電力再エネ化の推進・リサイクル活動)やガソリン車のHV・EV車への切り替えなどの取り組みを進めています。さらに、スコープ3の算定および削減目標設定の検討も行っています。

「“はたらくWell-being”創造カンパニー」を目指して

パーソルグループでは、2023年5月に発表した中期経営計画2026において、2030年のありたい姿をとして「“はたらくWell-being”創造カンパニー」を掲げました。「はたらくWell-being」とは、「報酬や地位といった客観的なものだけではない、“はたらく”を通じて感じるその人自身の幸せ」を意味するものです。はたらく個人の可能性を広げ、はたらく選択肢を多く提供し、自ら選んだ仕事を通じて個人の幸せに一歩でも二歩でも近づいていただく。これこそがパーソルグループが創造する価値であり、目指す姿です。

私たちパーソルキャリアも、“はたらくWell-being”創造カンパニーの一員として、あらゆる人の「はたらいて、笑おう。」を実現します。私たちが2019年から自社のミッションとして掲げている「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」は、その決意を先んじて形にしたものです。

今よりもっと、人々の“はたらく”を取り巻く環境が良くなるようにと願いながら、私たちは、日々、はたらいています。そのために私たちが今、取り組んでいることは、はたらく皆さま一人ひとりが納得できる100人100通りの多様なキャリアをいっしょにつくることであり、キャリアオーナーシップを育む社会を創造することです。その先にあるのが「すべての“はたらく”が、笑顔につながる持続可能な社会」だと信じています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。あなたや、あなたのご家族、ご友人の“はたらく”が、より良いものになるよう、日々尽力してまいります。