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doda転職求人倍率
2024年10月は2.75倍(前月差‐0.12ポイント)
~求人数は前月比で横ばい、「人材サービス」では技術系アウトソーシング企業で特に増加~
パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」(編集長:桜井 貴史)は、2024年10月の転職求人倍率をまとめた「doda転職求人倍率」を発表いたします。
なお、10月の業種別・職種別の詳細データや過去のデータについては、下記URLで公表しています。
・doda転職求人倍率レポート:https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/
doda転職求人倍率は、中途採用市場における需給バランスを表すもので、dodaの会員登録者(転職希望者)1人に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式※:求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>※分子・分母はdoda独自の定義により算出したものです。
2024年10月の概況
・転職求人倍率
2024年10月の転職求人倍率は、前月から‐0.12ポイントの2.75倍となりました。求人数は前月比100.3%、前年同月比116.4%となりました。転職希望者数は前月比104.5%、前年同月比102.5%でした。
・求人数増加率 P.2「■業種別 求人数増加率」「■職種別 求人数増加率」参照
求人数は、業種別では12業種(「その他」は除外)のうち7業種で前月から増加しました。最も増加率が大きかったのは「人材サービス」(前月比105.7%)、次いで「エネルギー」(前月比102.0%)でした。職種別では11職種(「その他」は除外)のうち7職種で前月から増加しました。最も増加率が大きかったのは「事務・アシスタント」(前月比103.7%)、次いで「エンジニア(機械・電気)」(前月比103.3%)でした。
解説と今後の見通し(doda編集長:桜井 貴史)
求人数は横ばい、業種別では「人材サービス」で特に増加
10月の求人数は前月比で横ばいとなり、引き続き高い水準で推移しました。業種別で増加率が大きい「人材サービス」では、DX・IT人材不足により、企業が業務を社外へ委託するニーズが増加していることから、技術系アウトソーシング企業で求人が増加しました。特に電気自動車や自動運転の普及により機械設計や組み込みエンジニアのポジション、また国内の半導体製造の拡大により半導体エンジニアやプロセスエンジニアなどのポジションで増加が見られました。転職希望者数は、例年冬の賞与後の入社に向けた転職活動を行う傾向にあるため、今年も増加しました。求人数は横ばいで、転職希望者数は増加したため、転職求人倍率は下降しました。
・11月以降の見通し
11月の求人数は、欠員補充や事業成長のための増員募集を行う企業が多いことから、企業の採用意欲は高い水準が続くことが想定されます。一方転職希望者数は、年末に向けて減少する傾向にあり、今年も同様の動きになると予想されます。例年の傾向から、求人数は横ばいで、転職希望者数は減少するため、転職求人倍率は上昇するでしょう。
【解説者プロフィール】doda編集長:桜井 貴史(さくらい たかふみ)
新卒で大手人材会社に入社し、一貫して国内外の学生のキャリア教育や就職・転職、幅広い企業の採用支援事業に携わる。2016年11月、パーソルキャリア株式会社に中途入社。同年、株式会社ベネッセホールディングスとの合弁会社、株式会社ベネッセi-キャリアに出向、新卒オファーサービス「dodaキャンパス」の立ち上げを牽引し、初代dodaキャンパス編集長に。その後、同社 商品サービス本部 本部長として、キャリア講座やアセスメントをはじめとした、大学生向けサービスの責任者を務める。2023年4月、doda副編集長 兼 クライアントP&M本部 プロダクト統括部 エグゼクティブマネジャーに就任し、法人向け採用支援プロダクト全体を管掌。2024年4月、doda編集長に就任。サービスを通じてこれまで約60万人以上の若者のキャリア支援に携わり、Z世代の就職・転職動向やキャリア形成、企業の採用・育成手法に精通している。
■転職サービス「doda」について< https://doda.jp >
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