転職サービス「doda(デューダ)」などを提供するパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎、以下パーソルキャリア)は、「はたらく女性の活躍と健康を考える会(仮称)」を設立いたします。活動の目的は、はたらく女性のヘルスリテラシー*1の向上と女性が最大限パフォーマンスを発揮できる環境づくりです。その実現には、「当事者である女性自身」と「管理職や男性」と「女性を取り巻く社会や企業」が、女性特有の疾病や悩みを知り、相互に理解を深める必要があると考えています。コミュニティでは、はたらく女性のヘルスリテラシーに関する調査を実施し、そこから見えてくる課題について有識者の提言をまとめ公表するほか、有識者と企業担当者が直接コミュニケーションできるイベントの開催や、コミュニティネットワークづくりも行っていきます。

*1 ヘルスリテラシーとは、一般に健康に関連する情報を探し出し、理解して、意思決定に活用し、適切な健康行動につなげる能力(日本ヘルスリテラシー学会HP)
https://plaza.umin.ac.jp/HealthLiteracy/index.html

■コミュニティ設立の背景
経済産業省の調査*2によると、生理や女性特有の疾病による労働損失は4,911億円と試算され、その原因として、管理職や男性だけでなく、女性自身の知識不足も課題であることが指摘されています。
一方、女性の健康課題に対応した働きやすい環境の整備を進めることが、生産性向上や企業の業績向上に結び付くとしながらも、女性のヘルスリテラシーに関しては、まだまだ取り組む企業が少ないのが実情です。女性のヘルスリテラシー向上のヒントとなる情報を得る機会や、企業ごとの課題感の共有や相談ができる場の提供が強く求められています。
パーソルキャリアでも、これまではたらく人々のキャリア自律をサポートする中で、女性特有の疾病やトラブルが原因で、キャリア構築においてさまざまな制約を受ける女性から、数多くの悲痛な声をお聞きしてきました。
今回、パーソルキャリアが設立したコミュニティでは、独自調査「女性の働き方とヘルスリテラシーに関する調査」を実施して、「女性特有の不調と働き方への影響」、「はたらく女性の妊娠・出産計画や、通院に対する意識」、「ヘルスリテラシーと仕事満足度や自己決定感の相関関係」、「職場のヘルスリテラシーが女性の働く意欲に及ぼす影響」の4つのテーマごとに調査結果を分析。そこから見える課題について、有識者のみなさまとともにディスカッションを行い、「当事者の女性」や「女性に関するヘルスリテラシー向上の施策を推進する企業」にとってヒントとなる提言や情報発信を行っていきます。さらに今後は、有識者と企業担当者が直接コミュニケーションできるイベントの開催、コミュニティネットワークづくりにも取り組みます。これらを通じて、各社で女性に関するヘルスリテラシー向上や推進が進み、ひいては世の中が変わっていくことが期待できるようなコミュニティづくりを目指していきます。
*2 健康経営における女性の健康の取り組みについて(経済産業省 ヘルスケア産業課)
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/josei-kenkou.pdf

■コミュニティ有識者メンバー、設立コメント ※五十音順
岸畑 聖月 氏
株式会社With Midwife 代表取締役/助産師・保健師・看護師
助産師として年間2,000件以上のお産を支える、関西最大の産科で臨床を経験。不妊や産後うつなどリアルな社会課題に直面し、課題解決は急務であるとプランを前倒し、2019年に株式会社With Midwifeを設立。現在も、臨床経験を継続しながら経営に携わり、その経験を生かして公益財団法人大阪産業局女性起業家応援プロジェクトのプランニングマネージャーも務めている。
「弊社のメイン事業である顧問助産師サービス「The CARE」を通じて、数千件の働く人の仕事とプライベートにまたがる健康や子育て、キャリアの悩みごとに耳を傾けてきました。そのデータや専門家としての知見をこのコミュニティの中でシェアすることで、経営者も取り入れたくなるような取り組みを提言していきたいと思います」

高尾 美穂 氏
医学博士/日本産科婦人科学会専門医/日本医師会認定産業医/イーク表参道 副院長 
働く女性の産業医。 婦人科の診療を通して女性の健康をサポートし、 女性のライフステージ・ライフスタイルに合った治療法を提示し、選択をサポート。 アプリstand.fmで毎日更新される番組『高尾美穂からのリアルボイス』では、体や心の悩みから人生相談までリスナーの多様な悩みに回答。
「わが国における働く女性を取り巻く環境は、ようやく『整備を要する』状態であることに気づいていただく程度と言えます。産婦人科医として、また企業における働く皆さんと関わる産業医として、女性の人生に起こりうる不調、その対策、そして起こりやすいタイミングについてあらかじめ知っておいて頂く大切さをお届けしたいと考え、皆さんとご一緒させていただいております。まずは働く女性がキャリアを積んでいく上で、どの程度の女性が、いつ頃、どんな不調に困っていて、どんな対策がなされているのか、具体的に現状を把握することから始めて参ります。そして当事者である女性、共に働く周りの皆さん、そして企業や社会といった働く女性を取り巻く環境、この3者の立場でそれぞれが理解を深め、課題を見つけ、働く女性自身にとっても、周りでご一緒頂く皆さんにとっても、組織にとっても、より良い環境を整えることでそれぞれがパフォーマンスを高めていける社会を目指していきましょう」

難波 美智代 氏
一般社団法人シンクパール 代表理事
銀行人事部勤務を経て、29歳で起業。女性向けサービスのPRやキャスティング事業を行うなかで2009年秋、自身の子宮頸がん罹患の経験によりNPO法人子宮頸がん啓発協会「シンクパール」を設立。第3期がん対策推進基本計画の策定やがん教育の推進に携わる。 現在は、女性の健康教育と予防医療の啓発を行う一般社団法人シンクパールとして、企業や行政に向けたコンサルティング事業等を実施。
「本格的な少子化が進む日本において、社員やその家族が健康でいきいきと働き続けられる就労環境の整備がより一層期待されています。採用現場においても、そのニーズに適切かつ効果的な対策を行う企業が望まれていると感じます。本コミュニティで働く世代の実態を明らかにし、皆様との対話を通じてウェルビーイングな働き方を考えていければと思っております」

■コミュニティアドバイザー/ファシリテーター、設立コメント
猪熊 真理子 氏
OMOYA Inc. 代表取締役社長/女子未来大学ファウンダー/一般社団法人 at Will Work 理事
主に女性消費を得意とした、経営・ブランドコンサルティングや企画マーケティング、組織のダイバーシティ・マネジメント改革、企業内の女性活躍推進などを行う。経済産業省「平成28年度地域創業促進⽀援研修」講師、「平成28年度中国地域中⼩企業・⼈材コーディネート事業」ダイバーシティ経営セミナー・ファシリテーターなどを歴任。
「女性活躍推進やD&I、働き方改革が進んだこの数年ですが、まだ現実的な働く環境において、課題は山積みです。特に働く女性たちが主体的に後悔せずに活躍するためには、「女性たちの健康」についての知識や意識を、個人・企業の双方で向上させていくことが必要です。「女性が働き、活躍する」を企業側がどのように実現していくべきか、個人がどのように変化すべきか、この活動を通して皆様と一緒に探求していきたいと考えています」

■当コミュニティ設立について
松尾 れい 
パーソルキャリア株式会社  DI&E推進部  ゼネラルマネージャー
「もっと早い時期からヘルスリテラシーがあれば…」 
この数年で感じてきたことです。私は長年、生理痛などによる不調に悩まされてきましたが、毎月のものだから仕方ないと、何も対応することなく過ごしてきました。しかし、2年前に対処法があることを知り、そこからプライベートも仕事も、従来より圧倒的に楽しめるようになったのです。また、仕事を優先して、出産を後回しにした結果、不妊治療と育児との両立で心身ともに疲弊していた時期もあります。こうした経験を周囲の人たちに話したところ、想像以上に多くの方が同じような思いをしながら働いていらっしゃることに気づきます。自分と同じような思いをする女性を少しでも減らしたい。その時から、どうにかして社内で、そして世の中で、何か取り組みができないかと思い続けてきました。
今回、有識者の方のご協力を得て、コミュニティを設立できたことを非常にうれしく思っています。ただし、これはあくまでスタート地点。これから、有識者の皆様のお力をお借りしながら、世の中を変えるきっかけづくりをしていきたいと考えています。

■パーソルキャリア株式会社についてhttps://www.persol-career.co.jp/
パーソルキャリア株式会社は、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス人材のキャリア戦略プラットフォーム「iX」をはじめとした人材紹介、求人広告、新卒採用支援等のサービスを提供しています。2017年7月より、株式会社インテリジェンスからパーソルキャリア株式会社へ社名変更。
 パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる持続可能な社会の実現に貢献していきます。