
社員インタビュー
2025.03.25
未経験から組織づくりにチャレンジ。ブランドマーケティングのプロを目指してマネジメントを試行錯誤
プロダクト&マーケティング事業本部 ブランド・マーケティング本部 ブランドコミュニケーション統括部 ブランドマネジメント部 マネジャー
星 淳美 (ほし あつみ)
前職におけるブランドマーケティングのスキルと経験を活かすため、パーソルキャリアへ転職した星 淳美。自身がプレイヤーとしてブランドマーケティングを行うだけでなく、組織全体のスキル引き上げにチャレンジした、その試行錯誤へ迫ります。
社会人としては一人前のはず。でも、本当に他の会社で通じるの?
昔からテレビが好きで、学生時代はメディアリテラシーを専攻。当時から将来はテレビの仕事がしたいと考えていたので、そのままテレビ番組の制作会社へ就職しました。転職を考え始めたのは、自分の得意・不得意もわかり、社会人として一定の実力がついたと感じ始めたタイミングです。
きっかけは、「私って他の会社でも通用するのかな」とふと疑問に思ったこと。テレビ業界の中だけでなく、他の業界や企業でも通用するのか。自分の力を試してみたいと考え事業会社へ転職し、マーケティングや制作進行の仕事に就きました。
その後、その事業会社からパーソルキャリアへ転職した方とお話しする機会があり、パーソルキャリアにもブランドマーケティングの仕事があることを知ったんです。事業会社で培ったスキルや経験が十分活かせるだろうと考え、転職を決めました。
一方、スキルや経験をそのまま活かすだけではなく、マネジメントという新たなチャレンジも期待されていました。私はパーソルキャリアへ転職してくるまでは管理職経験がなかったのですが、転職後はエキスパートとして着任。エキスパートとは、専門領域で高い専門性を発揮し、新たな価値創出に向けた取り組みをリードしながら、全社や事業経営にも直接貢献する管理職です。
当時は大規模な組織改変が行われていた時期で、新しいブランドマーケティングの組織を土台からつくらなければならない時期でもありました。そしてパーソルキャリアに転職して半年後に、エキスパートからマネジャーへ変わりました。
マネジメントに正解はない。暗闇を歩きながらも、あれもこれもやってみよう
ブランディングやマーケティングについては知識や経験がありよくわかっている一方で、マネジメントはまったく手探り。組織統合され、スキルも考え方も文化もばらつきがあったメンバーをどのようにマネジメントすべきか、とても迷いました。今だからいえますが、最初はひとりで暗闇を歩いているような感覚だったくらいです。
当時行ったことは、主に二つ。一つは組織としての、アウトプットやスキルの平準化です。基本的なことも含まれますが、資料のフォーマットをつくったり、ロジカルシンキングなどスキルや手法の指導をしたり。特に若手メンバーには、仮説を立てる力や整理力、構造化力などをつけてもらおうと考えていました。
二つ目に、メンバーそれぞれに合わせたマネジメント方法を模索しました。そのために大切だったのは、まずは一人ひとりと対話をして、メンバーを知ることです。この人はこちらからお題を与えるとイキイキ考え出すタイプだ、とか、この人は伴走するように一緒にじっくり成長したいタイプだ、とか。1on1や普段の業務、また何気ない会話を通じて、できるだけ志向性を把握するよう努めました。
よくブランドマーケティングは正解のない仕事だといわれますが、マネジメントも正解のない仕事だと思います。やり方は一つではないし、成果もすぐにはわかりません。上司や周りの人に相談しながら、あれもこれもやってみる時期でした。
そんな中でも、パーソルキャリアの「みんなでやってみよう」という社風と、メンバーが私にどんどん喰らいついてきてくれたことは支えとなりました。これらがあったから、あれもこれもやってみようと試行錯誤できた。当時は暗闇の中を模索する感覚もあったけれど、今振り返ると、みんなが力をつけた、組織のスキルが底上げされた、と感じることができています。
ブランドマーケティングのプロとは、自分なりの答えを出し続けられる人のこと
私たちが行うブランドマーケティングの仕事は、すごく簡単にいうならば「doda」に対してポジティブなイメージを持ってもらうことや認知度を向上させ、集客の間口を広げることです。いうのは簡単ですが、その簡単なことをやるためには、たくさんのスキルや経験が必要になる。だからこそ私は今の組織を、「ブランドマーケティングのプロ集団」にしていきたいと考えています。
ブランドマーケティングのプロとは、答えのない世界でも自分なりの答えを出し続けられる人だと思っています。仮説を立て、データを集め、検証し、筋道立てて説明し、得られた結果をまた次の仮説に活かす。一連の流れを繰り返しながら「これが正しいはずだ」と答えを出すことが求められるし、そこに自信を持てなければ、頼られるプロにはなれないのではないでしょうか。
たとえばブランド認知向上に向けた代表的な施策の一つに、テレビCMがあります。CMをつくる仕事は、一般的には華やかな仕事に見えるかもしれません。しかしそういった広告には、非常にお金もパワーもかかる。そのコストをなぜ払うべきなのか。どのように使うべきなのか。しっかりと説明できる力が、私たちには常に求められています。
難しいことも多いけれど、やはり世の中へ影響力のある仕事をしていると思うとやりがいもあります。「私たちはブランドマーケティングのプロとして、最先端なことをやっているんだぞ!」と社内外へ自信を持って発信できるくらい、もっともっとチームとして力をつけていきたいです。
「私が面白いと思う」×「世の中の人はどうだろう」を考え続ける醍醐味がある
振り返ってみると、テレビ制作の仕事をしていたときも、ブランドマーケティングの仕事をする今も、私は同じ面白さを見出しているのかもしれません。そこにあるのは、「私はこういうことをしたら面白いと思う」と「世の中の人はどんなことを面白いと思うんだろう」の掛け合わせです。
前者は、想像したりクリエイティブに発想したりする、右脳的な力。妄想力ですね。後者は、調査したりデータをとったりしながらファクトとロジックを積み上げていく、左脳的な力。どちらかだけではなりたたなくて、どちらもあるから面白い。そしてそれが世の中へどのようなインパクトを生み出すのだろうと期待できることにも、私はやりがいを見出しているのだなと思います。
右脳と左脳。つまり、妄想も、理論武装も、ブランドマーケティングの仕事。さまざまな視点とスキルを活かしながら、私たちの「はたらく」を世の中へ届けていけるようにしたいです。
- ※社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
- ※社員の所属事業部名称は、2025年4月時点での名称となります。
監修者:HATARACTION!編集部
"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。