社員インタビュー

2023.06.01

銀行の営業からSNS運営企業の企画職へ。異色のキャリアを経て辿り着いたパーソルキャリアの“企画職”のやりがい

doda企画本部 doda事業戦略統括部 事業企画部 ゼネラルマネジャー 兼 dodaプラス事業部 プラス企画統括部 事業戦略グループ ゼネラルマネジャー

大澤 悠太

銀行の営業職からIT業界の企画職という異色のキャリアを経て、パーソルキャリアのエージェント事業部で事業企画を担当する大澤 悠太。事業全体を見わたす企画職の醍醐味について、話を聞きました。

dodaに会員登録したことがキッカケで、異色の転職が実現

大学では機械工学を学んでいたのですが、就職活動の時期になっても、なかなか将来やりたいことが決められませんでした。「はたらいたことがないのに、将来やりたいことを決められるのだろうか」と悩んでいたとき、某大手銀行の説明会に参加したのです。銀行では、若手の社員でも、さまざまな業種の経営者や役員と直接話をする機会があると知りました。自分のキャリアを考える上で、幅広くいろいろな業界や職種について知ることは必ず役に立つと思い、入行を決めました。

融資担当や法人営業として経験を積むうち、もう少し変化の大きい業界に身を置いてみたいと考えるようになりました。もともと理系出身の私はものづくりに興味があり、エンタメやゲームが好きだったこともあり、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営する某企業に転職しました。銀行での営業職とはガラッと変わって、ソーシャルゲームの企画や販促営業を担当し、当時は毎日新しい気づきを味わっていましたね。その後、携わっていた新規事業の立ち上げがひと段落したところで、さらなるキャリアの幅を広げるため、再び転職活動をはじめたのです。

転職先は、初めから人材サービス業界に絞っていたわけではありません。SNSに限らず、広く自分の身近な人たちが使っているインターネットサービスの運営に携わりたいという思いが芽生え、さまざまな業界を広く見ていました。そして、まさに転職活動で接点を持った「doda」サービスにも興味を持ちました。dodaに登録してキャリアアドバイザーと出会い、パーソルキャリアでの仕事を紹介されたとき、自分がこれまで幅広い業界で身に着けてきたスキルや知識を最大限生かせそうだと感じたのです。思いがけないことでした。

私は、ベンチャー企業のように自分たちでイチから商材やサービスを生み出すよりも、今持っているリソースを組み合わせて既存のサービスをより良くするための企画が得意だと感じていました。そういった意味でも、パーソルキャリアでの事業企画は自分に合ったキャリアの選択だったと思っています。

あらゆる選択肢の中から広くアイディアを出せる事業企画の醍醐味

2019年にパーソルキャリアにに入社し、dodaX(当時iX)、HiPro(当時i-common)、転職メディアの事業企画を経て、dodaエージェント事業の事業企画に携わることになりました。現在はマネジャーという立場で、人材紹介サービス事業の全体の事業企画を担当しています。

事業企画という仕事は、会社によって業務範囲が少々変わってくると思いますが、当社の場合は、経営者や事業責任者とコミュニケーションをとりながら、事業全体を俯瞰して戦略を立てていきます。事業を最速で最大限に成長させるため、中長期的に何が必要なのか、これまでの実績やさまざまな数値をベースに計画を策定し、実行を支援するのが私たちの仕事です。

重要なのは、今事業部内で起こっていることや、日々みんなが何となく感じていることを良いことも悪いことも含めて数字やテキストを用いて可視化することです。新規事業を立ち上げるにしても、まず未来像を描き、そのためにどんな結果を出すことが必要なのかを分析し、そこから逆算して必要なリソースや人員を導き出します。事業全体を見渡した上で、会社の未来にかかわる重要な決断にかかわれることは、この仕事の大きなやりがいですね。

事業をより良くしたいと考えるとき、マーケティング担当者はマーケティングの視点から、営業担当者は営業の視点から施策を考えると思います。一方、事業企画では理想の未来を実現するため、マーケティングやシステム、人材採用など、あらゆる選択肢の中から制限なくアイディアを出せるのです。これがおもしろい部分でもあり、この仕事の大きな特徴でもありますね。

全体を俯瞰して改善提案をする仕事は、たとえばコンサルティング会社でも経験できると思います。ただ、自分が担当した企画の結果が、事業の成功や自社の成長としてダイレクトに返ってくる醍醐味は、当社のような事業会社でしか味わうことができません。

パーソルグループのビジョンである「はたらいて、笑おう。」の世界観を実現し、キャリアオーナーシップを持ってイキイキとはたらく人を増やすことに貢献できることこそ、大きなやりがいを感じますね。

求められるのは、好奇心と幅広い視野。データを基に、顧客満足を追及

事業企画の担当者には、幅広い視野が求められます。当然のことですが、事業を動かすためには現場の人件費をはじめ、マーケティング費やシステム費、オフィス・環境の設備費、採用費など、さまざまなコストが必要です。事業部サイドと経営サイド、両方の視点から、会社としてどう世の中に価値を提供し、対価を得られたかを分析することが必要です。

俯瞰的な視点から見たときに、ほかの誰も担当していない課題が見つかれば、自分たちで確認作業をすることもあります。それは、オフィスの改装工事ひとつをとっても、その工事が社員のはたらきやすさを向上させ、お客さまの満足度を高めることにつながるのかという視点で慎重に検証します。

また、社内でも多くの人とかかわる立場なので、円滑にコミュニケーションをとることも欠かせません。ひとつのプロジェクトを実現するために誰を巻き込み、どう進めていけばいいのかを主体的に判断し、「自分ゴト」として捉えて動かしていく必要があります。曖昧な感覚ではなく、データを基に判断や説得をしていくという点においては、私の場合、銀行で企業の事業計画書を分析していた経験も生かせていると思いますね。

これは企画職のみならず、パーソルキャリア全体の特徴としてですが、とにかく幅広い分野に対し好奇心旺盛な方が多いと思います。わからないことや気になることがあれば、すぐに自分で調べてみる—―そんな姿勢が、仕事の上でも、日々チェックしているデータの変化に気づいたり、「あの部署で新しいことが起こっているようだけれど何だろう?」とアンテナを張ったりすることにつながるのではないでしょうか。

会社の未来を動かす大きな決断ができる魅力的な環境

大手銀行とSNS運営企業の、ある意味で対極の社風や性質を持つ2社を経験してきた私から見て、パーソルキャリアは、両社とはまた違った雰囲気だと感じます。仕事の成果を挙げることについてはみな真剣で、正直に言ってシビアな面もあります。一方で企画部門では、業務上の責任を果たしていれば、はたらき方を自分でコントロールすることが可能です。家事や育児など、プライベートと両立しながらはたらいているメンバーも多いですね。仕事の仕方や企業カルチャー、はたらく人の特徴やたらき方の自由度など総合的に見ると、とてもバランスのとれた会社だと思います。

規模の大きな事業部でありながら、経営者や事業責任者と直接やりとりをして仕事を進められるのも、当社で企画職に携わるおもしろさだと思います。若手の声に耳を傾け、素早く意思決定をして施策に反映しようというマインドが浸透しているので、組織内で壁を感じることはほとんどないですね。むしろ、違和感や課題感を持っているのに口に出さず抱え込んでしまうことの方が、当社では望ましくないと判断されます。「これは自分の担当ではない」という姿勢ではなく、あらゆる問題に興味を持ち、自分ゴトとして考えられる方と、ぜひ一緒にはたらきたいですね。

おかげさまで「doda」は国内最大規模の転職サイトに成長していますが、日々ご登録いただくすべての方の転職を支援できているわけではありません。「もっと多くのお客さまにサービスを提供し、価値を届けたい」――そんな思いから、現在事業企画部では、全社横断型のプロジェクトを進めています。場合によっては組織の体制を大きく変え、既存のサービスとは違う、新たな顧客体験を生み出すことも視野に入れています。これまでの経験や自身のアイディアを生かして、会社の未来を動かす大きな決断をしてみたい。そんな方と出会えることを楽しみにしています。

  • 社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
  • 社員の所属事業部名称は、2024年4月時点での名称となります。
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