
社員インタビュー
2024.10.01
他社で修行して自信をつけて、アルムナイで戻る。冒険が許される、自分らしいキャリアの選択肢
プロダクト&マーケティング事業本部 クライアントプロダクト本部 プロダクト横断統括部
山中 かれん
インテリジェンスに新卒入社したものの、プロパーのままでは自分の本当の市場価値がわからないと、外へ飛び出した山中 かれん。「そのまま残っていても、今のポジションは得られなかった」という山中が、アルムナイで理想のカムバックを果たした経験を語ります。
自分自身の市場価値を知りたい──そんな想いも退職のきっかけに
「はたらく時間は人生の大きな割合を占めるのに、仕事が楽しくないなんて、人生損!」と思っていた学生時代。そんな私にインテリジェンスの「はたらくを楽しもう」という当時のスローガンはとても共感できるものでした。
ところが入社6年目、2度目の育休から復職をし、転職を決意するきっかけが訪れました。社名変更に伴い大規模な組織改変が行われ、そしてコロナ禍に突入したタイミングもあいまって、事業部も業務内容も異なる部署での復職の内示を受けたのです。想定外の配置転換、復職先の環境の変化に気持ちがついていかなくなり退職を決めました。
と同時に、自身のキャリアに一抹の不安を感じてくすぶっていたことも事実でした。入社以来ずっと携わっていたのはリクルーティングコンサルタント(以下、RC)やRCの販促企画。RC時代には月間MVPを獲得し社内表彰されたこともありましたが、「自分の経験やスキルって、社外に出たら通用するのか?」「転職したこともない私が転職サービスに携わっていて大丈夫なのか?」など、今後のキャリアに自信が持てなくなっていたのも理由の1つでした。なので、ここで「一旦、外に出てみる」のは良い機会だったのだと思います。
その後は人材系ベンチャー企業に転職して、プロ人材を扱うサービスのマーケティングやウェビナー企画を担当しました。自分にはこれができる、といった自信やスキルを身につけたくて、100名以上のプロ人材のカウンセリング業務を行ったり、ウェビナーの企画・制作やセルフプロデュースの手法など、パーソルキャリア時代とはまた違った領域で新たなスキルを身につけたり、自分のキャリアの幅を広げていこうという気概は人一倍でしたね。
退職時には知らなかった、「出戻っていいんですか!?」がすぐ現実に
新たな転機は突然訪れました。インテリジェンス時代の同期や新人研修でお世話になった先輩と家族ぐるみのプライベートな集まりで会う機会があり、その時に先輩から「今、積極的にアルムナイ採用をやってるよ。もし良かったら話だけでも聞いてみない?」とお誘いいただいたんです。
退職後、同期とのつながりは変わらずあり、パーソルキャリアの話を耳にしていました。退職後は、外から見ることであらためてわかる良さに気づき、どんどん大きく成長している様子や変わらぬ変革を続けていることに、いずれまたパーソルキャリアではたらけたらいいなと漠然と思っているタイミングでした。
一方、社名も変わり、会社も大きくなり、“今”のパーソルキャリアの状況や、自分がどう活躍できるのかのイメージがつかなかったのですが、話を聞くと私の大好きなビジョンは変わらぬままで、さらには今の時代に即した施策が活発に行われていて、多様性を受け入れ、常に変化し、独自の価値を創造する企業としてあらためて魅力を感じました。なので、「再入社が歓迎されている」という話を知った時は率直に「そんな選択肢があるなら!」という気持ちでした。
私が退職した2020年当時は、パーソルキャリアではまだ「アルムナイ採用」や「リファラル採用」という言葉を聞かなかったので、会社として推進しているなんてまったく知りませんでした。先輩からのリファラルにて再入社のお話をいただいてから1カ月後には内定をもらえたスピーディな対応にも驚き、そして再入社できるという喜びも大きかったですね。
また、在職時の営業や企画の経験、法人や大手顧客に対するインサイト、さらに前職のマーケティングや企画の経験などが総合的に評価され、配属先の候補を3部署もご提示いただけたのはうれしかったです。
現在所属している部署は、当時はまだ発足したばかりで具体的な業務も決まっておらず、自分が何をするのか想像もつかない状態でした。ただ、事業部横断型の組織で管掌範囲も大きく、一番チャレンジングなところでリスタートするのがおもしろそうだと思いました。
今もまだ2年目の組織なので、「まずはやってみよう!失敗したらその時また考えよう!」というスタンスです(笑)。リスクを恐れずにトライ&エラーができ、上長は担当者の意見を尊重して後押ししてくれるので、私ものびのびと、やりたいことができているなと感じています。
部署のミッションは「顧客起点で最適なサービス・体験を提供するための事業支援や仕組みづくり」です。中でも、私はかつてのRC経験を活かし、大手顧客を対象とした「重点顧客施策」と、「法人コミュニティづくり施策」の2つの施策を担当しています。
培ってきた経験・スキルを全て活かせる環境で大手重点顧客向けの企画職に挑戦
パーソルキャリアにはさまざまな事業部があり、プロダクト・サービスごとに営業部門が存在します。「重点顧客施策」とは、同じ顧客企業を担当する各部署の営業職を集めて定期的なミーティングを組み、部署を横断した情報の共有を行います。また、各チームリーダーを集めて、顧客企業各社の事例や人事課題を共有するミーティングも主催しています。顧客企業別の課題や業界の採用トレンドなどを知ることで、担当顧客の採用力の売上や事業活性化に寄与していこうという取り組みです。
また、もう1つの「法人コミュニティづくり施策」では、企業の人事担当者様にお声がけをして、オンラインまたはオフラインでの勉強会・懇親会を開催しています。ふだん他社の人事同士がつながりを持つ機会はあまりありません。「採用の課題感が共有できる」「競合の様子がわかる」「他社事例を学べる」「他社はこうしているという社内の説得材料になる」など、参加された企業の人事担当者様からはおおむね好評です。
ここでは営業を介在させないため、私たちもダイレクトに人事のリアルな声を聴くことができ、とても勉強になりますね。また、重点顧客施策で得た情報を参考に次の勉強会のテーマを決めることもあり、双方がつながるおもしろさも実感しています。
今後、重点顧客施策は、徐々にリーダー主導で自走してもらえるようにしていきたいと思っていますが、コミュニティに関しては回数や企画内容をさらに充実させ、競合・異業種を問わずマッチングさせるような場づくりをめざしていきます。人事担当者様が、「困ったら、まずはパーソルキャリアさんに聞いてみよう!」と思っていただける、“なんでも相談室”のようなパートナーとして認知され、パーソルキャリアのファンづくりにつなげていけたらと思っています。
「おかえり!」で迎えられた社風の魅力。アルムナイだからこそかなったキャリアも実現
法人コミュニティづくりでの勉強会の登壇者を社内で探す際、面識のない事業部長クラスの方であっても、直接チャットをしてミーティングの約束を取り付け、依頼を承諾してもらうことが頻繁にあります。7,000人規模の大きな会社組織でありながら、グループ企業も含めた誰とでも自由につながりが持てる、そんなパーソルキャリアのカルチャーは、私がずっと魅力に感じてきたところです。
私が新卒入社したころから、社内を「変革させよう」とする空気は年々増して感じていましたが、本当に親しみやすい会社へと変わったと思います。はたらき方も、パーソルキャリアが先んじてトレンドをつくっていこうと、時代に合わせて柔軟に変化しています。
たとえば、リモートワークの体制が充実し、私は現在週1回の出社で、仕事と子育てを無理なく両立しています。同僚にも子育て世代のパパ・ママが多く、いろんな意味でお互い様の文化がすでに根付いています。これは私が1人目を産んだころにはなかった、はたらきやすさです。今、こうして出産・子育て・自分のキャリア・人生と、ライフステージの変化に寄り添った「はたらく」を体現できているのはすごくうれしいですね。
また、現在の部署は約9割が中途入社者で構成されていて、個々に自分の強みを持ち寄ってはたらくメンバーばかり。私も他社でマーケティングや企画を学び、キャリアの幅を広げられたからこそ、今の仕事ができていると感じています。なので、通常のキャリアパスで進んでいた場合、正直言ってなかなか今の部署に異動できる機会はなかっただろうなと思いますね。
あえて数年間、他社を経験して戻って来た私の選択肢は、「プロパーだからと悩んでいた気持ちに自信がついた」「メンタル面が図太くなった」ことも含め、正解だったなと思います。
アルムナイで再入社してあらためて感じたことは、元から知っている組織という馴染みやすさと、出戻りでも違和感のない居心地の良さでしたね。旧知の同期や同僚は以前のまま「おかえり!」と迎えてくれました。そんな社風も“卒業生”なら、パーソルキャリアらしいと思えるのではないかなと思います(笑)。
- ※社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
- ※社員の所属事業部名称は、2025年4月時点での名称となります。
監修者:HATARACTION!編集部
"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。