キャリアオーナーシップのヒント

読書の秋2025! はたらく人たちにおすすめしたい本5選

今年も読書の秋がやってきました! 今回は、当社社員とOwn Your Career編集部が選んだ、はたらく皆さんにおすすめしたい本を5冊紹介します。ビジネス本から自己啓発本、絵本に小説まで、自分らしい「人生」や「はたらく」をかなえるためのヒントが詰まった本をピックアップしました。

『脳には妙なクセがある』

池谷裕二 『脳には妙なクセがある』 (新潮文庫刊)
【内容】コミュニケーション最強の武器となる笑顔は、“楽しい”を表すのではなく、笑顔を作ると楽しくなるという逆因果。脳は身体行動に感情を後づけしているのだ。姿勢を正せば自信が持てるのもその一例。背筋を伸ばして書いた内容のほうが、背中を丸めて書いたものよりも確信度が高いという――。とても人間的な脳の本性の「クセ」を理解し、快適に生きるため、気鋭の脳研究者が解説する最新知見!(新潮社サイトより)

【推薦者】doda副編集長 川嶋 由美子(かわしま・ゆみこ)

【おすすめポイント】
何のために生きるのか。何のためにはたらくのか。自分の使命は何なのか。そんな問いを立てたこと、ないですか?

そういう高度なことを考えること自体が、人間固有の能力です。そもそもこれらの問いに対する答えなんてないのかもしれない。けれど、それを問うことを楽しもうじゃないか。そう思わされる本です。

読んでいると、人間の脳ってとてもだまされやすく楽観的で、自分本位なのだなと面白くなりますし、難しくないので心が軽くなります。脳の「クセ」を知った上で、生きること、はたらくことについて考えてみませんか。

『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』

八木仁平 『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』 (KADOKAWA)
【内容】もう迷いだらけの生活には戻らない!自分探しを終わらせる自己理解の教科書
「何かやりたいけれど、何をやればいいか分からない」
そんなエネルギーを持て余してしまっているあなたの人生が変わります。
「やりたいこと探し専門プログラム」を開発した著者が教える初めての本。やりたいことは運命的に出会うものではなく、体系立てて論理的に見つけるもの。
やりたいことの見つけ方が3STEPで体系立てて理解できる、自己理解の教科書です。(KADOKAWAサイトより)

【推薦者】doda事業本部 組織開発部 エキスパート 戸井 洋子(とい・ようこ)

【おすすめポイント】
「やりたい」より「やらなきゃ」と思っていることが多い人に、ぜひ読んでほしい一冊です。

自分の大事なこと・得意なこと・好きなことを言語化し、「本当にやりたいこと」を見つけるプロセスがていねいに示されており、そこから導き出される構成が秀逸です。自分の内面と向き合うことで、他人軸ではなく自分軸でキャリアを選び、つかみ取る力が育まれます。「正解のない時代」に、自分で選び、自分で決めることの大切さを実感できる内容です。

『キャリアの悩みを解決する13のシンプルな方法 キャリア・ワークアウト』

田中研之輔 『キャリアの悩みを解決する13のシンプルな方法 キャリア・ワークアウト』 (日経BP)
【内容】「仕事がマンネリして面白くない」
「転職すべきか、いまの会社に残るべきか」
「いまの会社でなかなか昇進できない」…
―本書ではこうしたキャリアの悩みから抜け出すための13の方法を紹介します。(日経BOOK PLUSより)

【推薦者】プロダクト&マーケティング事業本部 ミッション共創推進部 マネジャー 伊藤 剛(いとう・ごう)

【おすすめポイント】
プロティアン・キャリア(変化に合わせて自分の強みや方向性を自律的に更新していく考え方)を土台に、物語パート「34歳の会社員・佐藤さん」と、13のワークで進む実践書です。

物語が手順を見える化し、ワークが行動に落とす構成になっています。ワークは空き時間に、誰でも・いつでも・どこからでも着手可能です。現職での活躍だけでなく、副業や転職、独立などさまざまな「はたらく」の選択肢を検討しながら、自分の軸を鍛えるステップを示してくれます。現職での自分自身の強化にも、次の一歩の準備にも使える内容で、キャリアオーナーシップを育みたい人に最適な一冊です。

『PRINCIPLES FOR SUCCESS 成功の原則』

レイ・ダリオ(著)、斎藤 聖美(訳) 『PRINCIPLES FOR SUCCESS 成功の原則』 (日本経済新聞出版)

【内容】当代最高の投資家
世界一のお金持ちのひとりが
成功のレシピを贈ります
全世界で200万部以上売れた世界的ベストセラー『PRINCIPLES』のエッセンスを子どもでもわかりやすく、大人でも楽しめるように絵本にしました。
目標を達成し、人生を望み通りに送るためのガイドブック。(日経BOOK PLUSより)

【推薦者】プロダクト&マーケティング事業本部 パブリックリレーションズ部 ゼネラルマネジャー 天野 渉
(あまの・わたる)

【おすすめポイント】
人生を自分の手で切り開いていくヒントになればと思い、子どもたちにプレゼントした絵本です。実際読んでみると、人生を成功に導く原則がとても分かりやすくまとまっており、年齢問わず多くの人に手に取ってほしい一冊です。

例えば絵本の中には、「自分で決める、その勇気が大切」、「固定観念にとらわれたり、周囲の意見に流されたりすることなく自分の頭で考え、オープンマインドでいる」。こういった成功のレシピがたくさん出てきます。ぜひ、どんな人生を、どんな「はたらく」を実現したいかを考え、自身の心に響く原測を探してみてください。それらがきっと、自分が思い描く人生、納得できる人生を送るヒントになるはずです。

『また、同じ夢を見ていた』 

住野よる 『また、同じ夢を見ていた』 (双葉社)
【内容】250万部を超える大ベストセラー青春小説「君の膵臓をたべたい」。その著者、住野よるの第二作目が、待望の文庫化。友達のいない少女、リストカットを繰り返す女子高生、アバズレと罵られる女性、一人静かに余生をおくる老女。彼女たちの“幸せ”は、どこにあるのか。「やり直したい」ことがある、“今”がうまくいかない全ての人たちに贈る物語。(双葉社サイトより)

【推薦者】Own Your Career編集部

【おすすめポイント】
主人公の少女が出会う、三人の登場人物は一体誰なのか。その答えが分かったとき、一つの選択が、人生に与える影響の大きさに衝撃を受けるはずです。

選択の重みをかみ締めながらも、登場人物の一人が少女にこんなことを言うシーンがあります。

「人生とは、自分で書いた物語だ」
「推敲と添削、自分次第で、ハッピーエンドに書きかえられる」

人生に遅すぎることはない。自分次第でやり直せる。そもそも、正しい選択なんてないのだから、人生であれ、仕事であれ、自分がどうありたいかを考え自ら選び、行動していくこと、すなわち「キャリアオーナーシップ」を発揮し続けていくことが大切なのだ。そして本書の最後で、少女が手にした未来(現在)を見て、自分が決断した先には、どんな未来が待っているのだろうと思わせてくれる一冊です。

編集:パーソルキャリア広報部 

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