柔軟なはたらき方

国内どこでもはたらける!
パーソルキャリアのフルリモート勤務の制限が緩和

パーソルキャリアは、社員一人ひとりが、自らが望む「はたらき方」と「生き方」が融合した「新しいはたらく」が創造できるよう社内制度を設計している。
今回ご紹介する制度は、2021年4月に新たなはたらき方施策として取り入れられた「ワークスタイル制度」。全社員が「ワークスタイルA」(オフィス出社メイン)、「ワークスタイルB」(リモート勤務メイン)、「ワークスタイルC」(フルリモート勤務)のいずれかのワークスタイルを選択している。

今までのフルリモート勤務(ワークスタイルC)には、社員が住む場所に条件があった。しかし、さらに働きやすく自分らしいキャリアパスを描く機会を創出するため、2023年1月から、国内であればどこからでもフルリモート勤務できる制度に変更される。
 
今回は「ワークスタイル制度」の概要や、「ワークスタイルC」を利用しやすくするに至った経緯のほか、制度を活用しながらフルリモート勤務を行っている社員3人に聞いたフルリモート勤務のメリットを紹介する。

「ワークスタイル制度」が目指すこと

「ワークスタイル制度」を設計した目的は、「社員が安心安全かつ生産性の高い働き方を実現し、当社が掲げるミッションの実現とバリュー(※)の体現」を目指すため。より働きやすい環境を整えることで、社員一人ひとりの力を最大限に発揮し、主体的に仕事やキャリアへ向き合う「キャリアオーナーシップ」の発揮をしてほしいという思いがある。

パーソルキャリア人事担当の正木あゆ美によると、ワークスタイルのタイプ別利用の割合はリモート勤務メイン+月数日出社の「ワークスタイルB」が多いのが現状。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で働き方を見直し、フルリモート勤務の「ワークスタイルC」の希望者も増加傾向にある。
こうした背景から、2023年1月から「国内であれば、どこに住んでいてもワークスタイルCの利用ができる」という条件に緩和するに至った。

(※)太字が制度改定箇所
 ワークスタイル【A】ワークスタイル【B】ワークスタイル【C】
勤務方法オフィス出社がメインとなる勤務者リモートワークがメインとなる勤務者フルリモートワーク勤務者
居住地所属オフィスに出社可能な場所所属オフィスに出社可能な場所全国どこでも居住可能
※日本国内に限る
対象全社員非職業紹介従事者
(かつ業法上適用を受けない社員)
非職業紹介従事者
(かつ業法上適用を受けない社員)
勤務先所属オフィス所属オフィス
(リモートワーク時は原則自宅)
自宅
出社日数月平均週3日以上月平均4日~週3日未満原則出社なし
その他リモートワーク手当:なし
通勤手当:定期代支給
リモートワーク手当:3,000円/月
通勤手当:実費
リモートワーク手当:3,000円/月
通勤手当:なし 
※出社が発生した場合は
月1回まで交通手段を問わず精算可能
居住地の住所に応じた地域給を適用
※【C】については適用条件あり

フルリモート勤務の3つのメリット。リモートワーク社員に聞いた

制度を開始して以降、フルリモートではたらいてきた社員3人から寄せられた、フルリモートワークの3つのメリットを紹介する。

社員紹介

佐々木慶太

1)佐々木 慶太(北海道在住)
所属:デジタルテクノロジー統括 デジタルビジネス ビジネスリードストラテジスト
ワークスタイルCを選んだ主な理由:子育て

2)小松 由 (宮城県在住)
所属:経営戦略本部 ミッション共創推進部所属
ワークスタイルCを選んだ主な理由:子育て

 

3)佐々木 礼華(大阪府在住)
所属:人事マネジメント統括 人事サービス推進 人事情報
ワークスタイルCを選んだ主な理由:キャリア

小松: 私は主務も兼務もオンラインで問題なく進むので、ワークスタイル制度が始まったタイミングで手を挙げました。
家族と一緒にいる時間を増やしたい気持ちが強かったですね。以前は東京に単身赴任を2年していましたが、仙台に帰れるのは月に1回、少ないときには2カ月に1回でした。当時、子どもは小学校1年生で成長が著しい時期でした。しばらく会わないうちに大きくなっていて、子どもとの時間を共有できず、寂しかったです。

佐々木 慶太: 2022年2月に第1が誕生し、子育てを妻と一緒に取り組みたいと思い、ワークスタイルCの適用を希望しました。以前は東京のオフィスに勤務していましたが、北海道出身の妻が里帰り出産したのを機に私も同地に転居しました。東京に比べて、住居費が大きく抑えられたこともうれしいですね。

メリット2)副業がしやすくなり、本業もより前向きになれる

佐々木慶太: 2023年1月から住んでいる場所の制約がなくなるので、国内のどこにいても働ける制度そのものが、キャリアオーナーシップにつながるのではないでしょうか。私は副業をやっていることもあり、元々リモートワーク自体がありがたいと感じていました。パーソルキャリアの仕事が終わったら、私用PCですぐに副業に取りかかれます。

小松: 私も副業をしているので、フルリモート勤務のありがたさを感じています。副業のプロジェクトに関わる時間がつくりやすくなったり、家族との時間が持てたりすることでプライベートが充実し、より本業にも前向きな気持ちで向き合えています。

まさにキャリアオーナーシップを体現できているという実感があり、社会にも良い影響があると思っています。フルリモート勤務を率先して行い、さらに成果を出せるのであれば、世の中にひとつの働き方の事例を示すことになるのではないでしょうか。

メリット3)パートナーがどこに転勤しても、自分のキャリアを選択できる

佐々木礼華: どこにいても仕事ができるので、自分のキャリアを以前よりも長期的な視点で見られるようになりました。オフィス通勤前提の働き方だと、私のように転勤族の夫を持つ妻は、外的な要因にキャリアが振り回されてしまいます。
それだと、自分がやりたいことよりも、自分ができることばかりを考えて、長い目でキャリアを構築しづらくなります。でもフルリモート勤務なら、パーソルキャリアでどんな仕事をやりたいかをベースに仕事を選べる。夫の転勤が多いことは承知で結婚しているので、ひとつの業務をできる期間が短いのは仕方がないと思っていたので、フルリモート勤務によって長期的に自分の仕事をデザインできるようになったことがうれしいです。

パーソルキャリアが考える、これからの時代に合った「新しいはたらく」

パーソルキャリアは、フルリモート勤務の環境に対しても、さまざまな支援を積極的に行っている。

(一例)
・リモートワーク手当の支給(在宅勤務中の水道光熱費などを補助)
・電子承認システムの導入による出勤の抑制
・出社時のコミュニケーション活性化のためのオフィス環境整備

また定期的な1on1の実施など、オンラインでのコミュニケーションを大切にしている。目まぐるしく変化する時代のなか、社員の「新しいはたらく」に寄り添った制度で、より自身の価値観やライフスタイルに合った選択ができる社会を目指す。

※掲載している内容・社員の所属は取材当時のものです。

編集:パーソルキャリア広報部 ライター:そのべゆういち(取材・文)

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