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柔軟なはたらき方

パーソルキャリアが考えるキャリアオーナーシップを育むための6つの取り組み
〜③柔軟なはたらき方~

パーソルキャリアでは、“人々に「はたらく」を自分のものにする力を”というミッション実現に向けて、個人が自分のキャリア、そして人生に対して主体性(=オーナーシップ)を発揮する「キャリアオーナーシップ」を育む社会の創造を目指しており、そのために社内でもさまざまな制度の導入や取り組みを行っている。

今回はその取り組みの一つである「柔軟なはたらき方」について紹介する。

柔軟なはたらき方の図

「柔軟なはたらき方」がなぜ必要なのか?

まず、パーソルキャリアが目指す「キャリアオーナーシップを育む社会」にははたらき方の柔軟性が大事な理由が見えてくる。はたらき方を柔軟にすることで、本業だけではなく、複業(副業)や社外での学びの時間をつくることもできる。自分の得意な分野やスキルを伸ばしたり、新たな企画の種を発見したり、社員にとっても会社にとってもプラスになっていくだろう。

社員のはたらき方の多様性を尊重し、それらを後押しするために必要となる「柔軟なはたらき方」を実現する環境や制度、施策づくりに取り組んでいる。

柔軟なはたらき方イメージ

パフォーマンスを発揮できるはたらき方「ワークスタイル制度」

2018年ごろから、パーソルキャリア内でダイバーシティを進める動きが活発化し、リモートワークを開始。当時は週2日を上限としていたが、2020年のコロナ禍で完全リモートワークを制度化した。その際も、コロナ禍が終息した後のはたらき方を見据え、リモートワークを前提とするのではなく、「その人が最もパフォーマンスを出せるはたらき方とは?」という視点で検討した。自宅で仕事をしたほうがパフォーマンスを発揮できるという社員もいれば、周りに人がいたほうが成果を出せるという社員もいるだろう。育児や介護をしている社員は、家にいながら仕事ができたほうが効率的かもしれない。さまざまなケースを考慮し、2021年からは、「ワークスタイル制度」として、はたらき方を3パターンに分けて運用している。

<ワークスタイルA>オフィス出社がメイン

<ワークスタイルB>リモート勤務がメイン

<ワークスタイルC>フルリモート勤務

職種や業務によって選択できない場合もあるが、それぞれのパターンに合わせて運用ルールを定めている。なお、ワークスタイルCのフルリモート勤務については、2021年以前はパーソルキャリアの拠点がある地域のみで可能だったが、現在は全国どこでも制限なく就業可能になっている。これにより、パートナーの転勤や介護などで事業所のない地域への転居があっても、業務を継続できるようになった。また、拠点のない地域に住んでいる優秀な人を採用できるようになったことも大きなメリットだ。

パーソルキャリアならではのさまざまな制度

ほかにも、柔軟なはたらき方を支えるFLASH制度がある。FLASHとは、

Family「育児・介護・不妊治療」

Leaning「留学・通学」

Avocation「趣味・余暇活動」

Social「地域活動・社会活動」

Health「治療・療養」

の頭文字から取ったもの。社員のライフステージやキャリアプランに合わせた柔軟なはたらき方ができるよう、はたらく日数・時間・場所・休業/休職の選択が可能になっている。この制度を活用し、仕事と家庭の両立、自らの考えるキャリアのために学び直しをする社員も多数いる。一番利用が多いのはFamilyだが、今後のキャリアやはたらき方を考える時間を確保するために、そのほかのはたらき方を利用する社員が増えると考えている。

また、パーソルキャリア独自の制度としては、2022年に社内の声から誕生した「育休ウェルカムバック制度」がある。

この制度創設の背景は、「短時間でもいいので、パーソルキャリアに就業経験がある社員に手伝ってほしい」というキャリアアドバイザーを担当する部署からの要望があったこと、また復職時の社員が抱える「家庭と仕事の両立に対する不安払拭」という人事課題にも有効だと考えたことだった。

この制度は2022年10月に正式導入され、育休期間中に就労を希望する社員を対象に、パーソルキャリア内で一時就労する機会が提供される。就業を受け入れる部門と、業務の遂行に必要な経験やスキルなどの条件を満たす社員を、人事部がマッチング。就業形態はリモートワークのみで、就労日数や時間は、本制度で定める一定制限内であれば調整が可能だ。当制度は受け入れ部門、育休中の社員双方の満足度も高く、今後も受け入れ部門を拡大していく予定だ。

「柔軟なはたらき方」の将来像

社員のはたらき方の多様性を尊重し、後押しするためのさまざまな施策に取り組んでいるが、将来的には社員がはたらき方を選択できる制度を取り入れたいと考えている。

例えば、本業に注力してパフォーマンスを発揮したいという社員もいれば、複業(副業)を通じて経験の幅を広げたいという社員もいるだろう。自分の思い描くキャリアを実現するために、社員自身がはたらき方を選択できる制度があったら、パーソルキャリアのはたらき方に魅力を感じてくれる人も増えるのではないだろうか。現段階で制度の在り方は検討中だが、近い将来の導入を目指していきたい。

「柔軟なはたらき方」で思い描くキャリアの実現に近づく

パーソルキャリアでは、当社ではたらき続けたいが、はたらく環境や家庭の事情、転居などで辞めざるを得ないという社員を可能な限りなくし、社内でキャリアオーナーシップを育んでほしいと考えている。社内で成長を実感し、自分が思い描くキャリアを実現してほしい。そのために必要となる、社員が柔軟にはたらける仕組みづくりや制度は今後も取り入れていく。

そして私たちの取り組みが社会に伝播していき、ほかの会社でも理想のキャリアを実現できる人が増えれば、キャリアオーナーシップを育む土壌を持つ会社が増えることにつながっていくだろう。

※掲載している内容は取材当時のものです。

編集:パーソルキャリア広報部 

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