パーソルキャリアと聞くと、「doda」や「転職」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、はたらく人たちが自分らしいキャリアや人生を実現できるよう、“転職”以外のキャリア支援にも力を入れているのをご存じですか? その一つが、同年代の・同じ悩みを持つ仲間が集まって、楽しみながら自らのキャリアについて考えるイベント「MIRAIZ Hub(ミライズハブ)」。今回は、「MIRAIZ Hub」の責任者であるはたらく未来図構想統括部の杉江 有咲へのインタビューを通じ、同イベントの意義や魅力を前後編でお伝えします。
杉江 有咲(すぎえ・ありさ)
プロダクト&マーケティング事業本部
カスタマープロダクト本部
はたらく未来図構想統括部
「PERSOL MIRAIZ」から生まれた「MIRAIZ Hub」
―「MIRAIZ Hub」の始まりを教えてください。
「MIRAIZ Hub(ミライズハブ)」は、「PERSOL MIRAIZ(パーソルミライズ)」(提供:パーソルホールディングス、運営:パーソルキャリア)から生まれました。 PERSOL MIRAIZは、自分のペースでプロと壁打ちできる「キャリア相談」を通して自分と向き合い、自分らしいキャリアや人生を進むためのきっかけを提供しています。
ただ、キャリアに向き合うことは、時に少し面倒で、腰が重くなるもの。それでも“楽しくキャリアを考えられる時間”を提供したい。そんな思いの下立ち上がったのが、2025年6月から開催しているキャリアイベント「MIRAIZ Hub」です。
―ご自身で志願して、「MIRAIZ Hub」を運営するはたらく未来図構想統括部に異動したそうですね。
私のキャリアは人材紹介の営業職に始まり、その後、プロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro(ハイプロ)」の企画職をしていました。転職や複業など、多角的にキャリアに関わる事業に携わったことで、より広い視野で人々の「はたらく」を支援したいと思うようになりました。そこでキャリアチャレンジ制度(社内公募制度)ではたらく未来図構想統括部に異動、「MIRAIZ Hub」の担当になったという経緯です。
―「MIRAIZ Hub」のターゲット層は?
「MIRAIZ Hub」は、20代を対象に開催しています。社会人になりたての20代は、キャリアを歩み始めたばかりだからこそ迷いも多く、忙しい日々の中で将来について考えるのはどうしても腰が重くなりがちです。そこで、少しでも気軽にキャリアについて考える機会を持ってもらおうと、カードゲームなどを取り入れています。

「MIRAIZ Hub」は、月に1~2回のペースで実施しています。これまでに12回開催していて、1回につき約30人の定員で実施しています。
20代から“未来図”を持っておく必要性とは
―20代がターゲットとのことですが、若いうちからキャリアについて考えておく必要性は、どのようなところにあると感じますか?
私の経験を踏まえると、社会人1~2年目は仕事がつらくて、正社員としてはたらくことをあきらめようかとまで考えたほどでした。しかしいろいろな人に相談したところ、「将来、やりたいことができたときに後悔するかもしれないよ」と、思いとどまるように言ってもらえました。そのおかげで、今の私があります。

何が言いたいかというと、20代はキャリアについて悩みがちですよね。そんなとき、若いからこそがむしゃらにはたらくこともできるかもしれませんが、改めて自分のキャリアについて考える時間を持つということも、大切なキャリアの選択肢の一つだと思うのです。
将来の自分の可能性の芽を摘まないためにも、若いうちからキャリアについて考える癖をつけて、自らの“未来図”を描いていってほしい。20代に向けて「MIRAIZ Hub」を開催している理由はそこにあります。
―20代で、自分が将来何をしたいかが明確になっている人は多いと思いますか?
体感的には、少ないと思っています。一方で、モヤモヤを持っている人や、うまく言語化できない人はとても多いのが現実です。ぜひともそんな人たちに「MIRAIZ Hub」に参加してほしいと思っています。
20代に参加してほしい、その理由は後編で!
編集:パーソルキャリア広報部 ライター:石川 裕二