社員インタビュー

2023.09.26

「海外・グローバル×HR業界」を自身のキャリアの軸に据え、パーソルの“Work and Smile without Borders”を実現していきたい

dodaエージェント事業部 グローバルキャリア支援グループ  CA(キャリアアドバイザー)

富田 悠華

就活の軸を「海外ではたらけるグローバル日系企業」に定め、はじめから「グローバルチャレンジ制度」に挑戦することを前提にパーソルキャリアに入社した富田悠華。制度の利用と、出向したタイのグループ企業での経験ではいったい何が見えてきたのかを語ってもらいました。

「グローバルチャレンジ制度」が引き合わせたパーソルキャリアとの出会い

私の海外・グローバル志向は、もともと幼少期に親の仕事の都合で海外に住んでいた原体験にあると思います。アメリカの学校から転校して、日本の小学校でも数回の転校を経験しました。さまざまなコミュニティに入れられたことで、新しい環境にも順応できる子どもに、逞しく育ちましたね。大学も外国語学部で国際色豊かでしたし、在学中に留学も経験し、人種や肌の色、性別の多様性も含めて非常にフラットな価値観を身につけ、自らいろいろな人と関わることを好む大人に成長したと思っています。

就職先は、やはり海外に関わる仕事がしたいと思い、就職活動を始めました。ただ、外資系企業ではなく、日本の企業できちんとビジネスパーソンの基礎を培い、日本の商習慣を身に付けたい。だから、「日系企業で海外事業にチャレンジできるグローバルな会社」をターゲットにしていました。

そうしてOGOB訪問で出会った先輩に、海外ではたらきたいだけでなく、多様な価値観を持つ人と関わる仕事がしたいと話したとき、「それならば人材サービス系の企業もいいんじゃない?」とアドバイスいただいたのがHR業界に興味を持ったきっかけです。メーカーや商社などにも挑戦するなかで、「グローバルチャレンジ制度」という海外のグループ企業ではたらくチャンスがあるパーソルキャリアにもエントリーしました。

結果、パーソルキャリアを一番に選んだのは、ありきたりかもしれませんが“人の良さ”です。見るからに人柄の良さそうな人事担当の方、最初は怖そうだったけど、どんどん私の気持ちを引き出し、私を知ろうとしてくださったマネジャーの方、面接とは思えないほどフランクに接してくださった面接官・・・、みなさん個性はさまざまでしたが、全員必ず仕事に対する確固たる軸や想いを持ってはたらいていらっしゃるのが伝わってきて、私も自分の軸を大切にしてはたらきたいと思いましたね。

「グローバルチャレンジ合格」を目標設定にCA業務に邁進した2年半

新卒で、キャリアアドバイザー(CA)からキャリアをスタートして、バックオフィス領域ではたらく個人のお客様を中心にご支援してきました。CAのやりがいや介在価値に触れるたび、「CAは私の天職だ」とも感じていましたね。ただ、入社時からグローバルチャレンジ制度を利用する決意は固かったです。規定上、この制度にチャレンジができるのは、当時は入社3年目の春(現在は2年目)以降でした。そこに向かって、まず何を目標にして具体的にどう行動に落とし込むと良いのかをマネジャーと一緒に目標設定を進めました。

グローバルチャレンジに合格するポイントは、日頃の成果をコンスタントに出すことが絶対条件だと知り、CAとしてのご支援の数において、「四半期の目標必達」を目標に定め、クリアし続けることを自分に課したんです。2年の間に3人ほどマネジャーが代わりましたが、どの方も私の目標をきちんと把握してくださっていて、全員が私の目標にサポーティブに寄り添ってくださったことは、本当に感謝しています。

グローバルチャレンジは、グループ内での転職のようなものです。もちろん、応募書類として日本語と英文でのレジュメが必要でした。日本語の職務経歴書や志望理由書はマネジャーに添削していただき、英文は一番頼れる父に見てもらいました(笑)。書類選考と面接が3回あり、最終選考は、配属予定の海外グループ会社の社長との面接でした。特に国を決めず、「英語が使える拠点」とだけ希望を出していたため、最終面接で会った方がタイの企業の社長だとわかり、配属先候補がタイであることに、東南アジアは行ったことも想定もしていなかったのでとても驚きました。

グローバルチャレンジは、とくに語学力や言語領域の制限なく挑戦ができ、空いているポスト次第ではいろんな配属へのチャンスがあります。英語が苦手でもチャレンジ可能なポジションもありますが、やはり英語はできた方がベターで、配属先の選択の幅も広がるのだと思います。

タイでも「なんとかなる精神」が功奏。体当たりで切り拓いた法人営業も経験

7月に合格通知が来ると、早速10月から海外出向です。日本国内の手続きは全部会社側でやっていただきましたが、現地では住居探しから自分でおこなう必要があり、とにかくバタバタ慌しかったですね。でも、タイのバンコクは都会ですし、なんでも揃っていて、日本で言うなら“渋谷”のイメージ。物価も安く生活は快適でした。

PERSOLKELLY HR Services Recruitment (Thailand) Co., Ltd.にSenior Consultant(法人営業)として配属されたのですが、私は直前までCAだったため、法人営業は初体験でした。なにもかもが初めて尽くしにも関わらず、当の私は「やればなんとかなる」と、その場を楽しめるタイプで、あまり不安を感じていなかったですね。

最初はとにかく日系企業のリストを見て架電をし、新規開拓が中心の電話での営業業務からスタートしました。訪問した先では、同じビル内に他の日系企業があれば、ついでに立ち寄るという訪問営業もしました。

私が異動した当初は、パーソルに社名変更してからもまだ間もない時期でした。なので、日本人でさえ、「インテリジェンスやテンプスタッフは知ってるけど…」という方ばかりでしたね。電話をすると対応してくださる人事担当の方は大半がローカルスタッフのため、9割は英語を使っての営業活動でした。何度も何度も営業電話をかけてくる“日本人女性”が珍しかったようで、実はそれが営業の接点を持つ突破口になったのです(笑)。興味を持っていただいたことをきっかけに、パーソルと私の名前を徐々に広めながら、最初の半年でトップセールスも獲得できたんです。そんななか、まさにこれからもっともっと活躍したいと思った矢先に、タイミング悪くコロナ禍に突入してしまいました。活動のほとんどがストップすることになってしまったのは、本当に残念でした。グローバルチャレンジは1年半経つと、正式に転籍するか、元の部署に戻るかを選べたのですが、私はたまたま産育休に入るタイミングと重なり、日本に戻ることを選択したのです。

グローバル・海外の軸はぶらさず、日本のダイバーシティをもっと進化させていきたい

帰国後の復帰の際は、産育休の長期休暇を考慮していただき、元いたCA領域ではなくグローバルキャリアグループへの配属となりました。ここは、タイで私がはたらいたPERSOLKELLYなど海外グループ企業と協業する部門で、グローバル人材のアウトバウンド事業とインバウンド事業をおこなっています。私は海外にいる求職者の日本企業への転職支援を推進するインバウンド事業の担当者として、マレーシア、香港、インドを担当しています。

現状は、海外に在住する個人のお客様をご支援する場合、そもそも日本で就業を希望する方にリーチすることが非常に難しく、タイで一番ギャップを感じた点も、はたらく方々の価値観でした。タイの方々は“仕事ありき” ではたらくというより、プライベートのためにはたらくという感覚を持った方が多く、そもそも「残業なんてあり得ない」などと、日本企業の求人票を見て驚かれたことも多かったですね。仕事のプライオリティが海外と日本とではずいぶんと違うんですよね。

また同時に、そういう海外在住の外国籍の方を採用する企業側も商習慣や転職の価値観、キャリア観などとのギャップの理解に困っていることが多く、そもそも外国籍の方の採用を好まない企業様もまだまだ多いのが現状です。

今後はまず、現部署で成果をしっかり出しつつ、自身のキャリアとしては、引き続きグローバル・海外を軸にしていきたいと思っています。パーソルキャリア、ないしはグループ全体で経験を活かせる可能性があるなら、グループ間の異動を希望できる「キャリアチャレンジ制度」を活用するつもりです。

一方で、今、「ダイバーシティ促進=まずは女性の活躍」がまだ現状である日本市場で、国籍や言語は二の次にされてしまっているのは課題だなと思っており、そういう意味で、広くHR市場におけるダイバーシティ推進に携わる機会があれば、ぜひ選択肢の1つとして考えていきたいと思っています。

パーソルグループの一員として、ぜひ “Work and Smile without Borders”を実現していきたいですね。

  • 社員の所属組織および取材内容は取材時点のものになります。
  • 社員の所属事業部名称は、2024年4月時点での名称となります。
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