キャリアの選択

「迷うくらいならまずはやってみる」
機会を逃さず挑戦することで、視野を広げ、スキルを伸ばしていく

静岡オフィスの立ち上げに携わり、マーケットや組織の拡大を牽引。困難なこともチャンスと捉え、組織の拡大・成長のために必要な役割を考え「自分ゴト化」して行動する。藤原さんがこれまで歩んできたキャリアと今後の挑戦とは。

今回取材した社員

藤原 千夏/マネジャー
エージェント事業本部 エージェント事業部 中部統括部 中部CA部CA静岡第1グループ

(※掲載当時の所属部署)

目の前の機会に挑戦したことで、自分ゴトと捉える範囲が広がった

パーソルキャリアに中途入社後、キャリアアドバイザーとして東京、名古屋で働いてきました。当時は30歳くらいでしたが、それほど大きな実績もあげられておらず、「このままだと管理職になることもないだろう。ずっとプレーヤーとして仕事を続けていくことになるのか」と、将来のキャリアについて悩んでいました。

その後、2019年4月に開設された静岡オフィスの立ち上げに、ユニットリーダーとして携わったことが大きな転機となりました。内示を受けたときは驚きましたが、人生の中で新しい組織の立ち上げに携わる経験ができる人はそう多くないと思うと純粋にワクワクでき、これはチャンスだと迷うことなく承諾しました。静岡というマーケットで、顧客基盤を拡大して利益をあげていくことに可能性を見いだした人の思いを形にしたい。そこを私が任せてもらえることは、とてもありがたかったですね。

私が赴任したころの静岡オフィスは、入社数年目の経験が浅いメンバーが大半で、直属の上司は複数の組織のマネジメントを兼務している状態でした。私自身がもっと視座を高めて判断できることを増やし、メンバー育成もできれば、上司は静岡オフィスの組織の拡大のために必要な顧客開拓に注力できるようになるのではないか。これが「自分ゴト化」を強く意識し、私自身の視野が「組織全体」に広がった瞬間でした。

上司の言葉が後押しとなり、管理職に挑戦

その後、アシスタントマネジャーに任用されましたが、ちょうどコロナ禍に入ったタイミングでもあり、業績が停滞してしまったほか、リモートワークという働き方の変化によってメンバーが疲弊し、退職者や異動希望者が出てくる事態にも直面してしまいます。当時は、どうすれば組織も業績も立て直すことができるのかと悩み続け、上司に策をぶつけては助言をもらうということを繰り返していました。

一方で、アシスタントマネジャーに任用されてから1年が経過していたこともあり、目標設定面談のたびにマネジャー昇格の意向を確認されていました。正直なところ、当時は現場の立て直しのことで頭はいっぱい。自身のキャリアについて深く考える余裕はなく、管理職という言葉を聞くのも嫌でした。そんな中で上司は、「目指さなくてもいいし、目指したいと思うなら目指せばいい。ただ、マネジャーになれば判断できることは多くなるし、見える世界も変わる」と言ってくれたのです。その言葉をかけ続けてくれたからこそ、私の気持ちも少しずつ変化し、「やってみてダメでもそれも一つの経験。あれこれ考えずにまずは挑戦してみよう」と思えるようになったのです。

2022年4月のマネジャー昇格後は、それまで以上に物事を判断する場面が増えたことはもちろん、その難易度も上がっていきました。組織をさらに拡大させるためには、どんな戦略でビジネスを進め、どのように利益を上げていけばよいのか。一つひとつ、自分自身の判断で物事が進んでいくことが楽しく、そのスピード感を体感できることにも大きなやりがいを感じています。責任の重さを感じる場面も多々ありますが、上司はいつでも「まずはやってみればいい」と私が気負わずにチャレンジできるように、背中を押してくれる人ばかり。時として私の判断ミスで良くない結果が生じたときでも、「ここからどう良くしていくか」を一緒に考え、ポジティブなフィードバックをくれることも多く、本当に上司の存在や周囲のサポートに支えられていると感じています。

より大きな組織や専門性の高いマーケットに携わり、管理職としての能力を高めていきたい

パーソルキャリアは、意思をもって「やりたい」と手を挙げれば受容してくれる人が多いですし、組織としても活かしてくれる場があります。そうやって個人の能力や意欲を見た上で、活躍の機会を提供してくれる会社は、5,000人規模ではそう多くないと思いますし、純粋にすごいなと思います。

目の前に機会が訪れ、そこに少しでも興味が持てるなら、まずはやってみる。これはメンバー時代からまったく変わらないスタンスですし、これまでの経験を振り返ってみても、迷うくらいならやったほうがいいと感じます。同じ機会は二度と訪れません。やってみて後悔したとしても、その経験が自分の能力に何らかの影響を与えているはずですし、どのような成長につながったかを振り返ればよいと思うのです。

これからも、個人のはたらき方や私たちが向き合う業界は変化し続けていくでしょう。今後管理職として目指したいことはまだ明確には見えていませんが、さまざまな変化にも柔軟に対応できるよう、自分自身のマネジメント能力をもっと引き上げたいと思っています。例えば、多様なメンバーをマネジメントするスキル、多様な価値観を受容する力、自分自身の判断力ももっと高めていきたい。そのためには、今より規模の大きい組織運営の経験、専門性の高い業界のマーケット感を捉える経験も必要になってくるので、チャンスがあれば積極的に挑戦していきたいと思います。

※掲載している内容・社員の所属は取材当時のものです。

編集:パーソルキャリア広報部 ライター:浅田 夕香

最新記事キャリアオーナーシップに関する最新の取り組みをご紹介!