キャリアの選択

キャリアの選択

パーソルキャリアが考える
キャリアオーナーシップを育むための6つの取り組み
〜⑤キャリアの選択〜

パーソルキャリアでは、“人々に「はたらく」を自分のものにする力を”というミッション実現に向けて、個人が自分のキャリア、そして人生に対して主体性(=オーナーシップ)を発揮する「キャリアオーナーシップ」を育む社会の創造を目指しており、そのために社内でもさまざまな制度の導入や取り組みを行っている。

今回はその取り組みの一つである「キャリアの選択」について紹介する。

キャリアの選択肢

パーソルキャリアが考える「キャリアの選択」とは

社員一人ひとりが「キャリアオーナーシップ」をどのようにして実現していくのか。

社員が自身の目標や希望するはたらき方をかなえるために、キャリアを選択できる状態が必要である。まずは、社内やパーソルグループ内にある、多様かつ豊富なキャリアの選択肢を社員に知ってもらうことを目指している。

選択の機会を提供するために、パーソルキャリアではさまざまな「キャリアの選択」に関する制度を用意している。その一つが「キャリアチャレンジ制度」という社内公募制度だ。

異動を希望する社員が自ら手を挙げて、募集を出している部署にチャレンジできる。パーソルキャリアには、新しいチャレンジを認め、応援する風土が根付いていることもあり、毎回多くの社員がこの制度を利用して異動をかなえている。また、年1回「異動意向調査」も行い、社員の希望を考慮した上で、異動や現部署でのキャリア支援も実施している。

今後築きたいキャリアが明確な社員は、こうした制度や取り組みは積極的に利用する傾向にある一方、キャリアに悩んでいる社員は、声を上げられず、具体的なアクションを起こしにくい。今後はこのような社員もサポートし、社内にも多くのキャリアの選択肢があることを知ってもらい、いっしょに考える機会をつくっていきたい。

そして、これらの取り組みを進めていく上で、社員一人ひとりのキャリア観やライフステージによって、重視する要素が異なることを理解することが大切だ。さまざまな経験をしながら自分の築きたいキャリアに近づくというやり方もあれば、現在の職務の専門性を深めるという道もある。パーソルキャリアが今後3カ年で進めていく中期経営計画でも、型にはめることなく多様なキャリアを実現できる環境を、社内そしてグループ内につくっていく方針を明確にしている。

「キャリアオーナーシップ」の重要性に気づいたことで表れた社員の変化

パーソルキャリアの人事部門では、管理職から「『キャリアオーナーシップ』という言葉が社内で浸透し、自分のキャリアをどうするか考えている社員は増えてきている」という声を多く聞くようになった。一方で、「これから自分はどうなりたいのか」「具体的にどんなアクションを起こせばいいのか」など悩んでいる社員も増えている。

「キャリアオーナーシップ」が重要だと気づいたからこそ、「自分の強みとはなんだろう」「そもそも自分は何がしたいのだろう」といったことに目を向け、キャリアに本気で向き合う社員が生まれ始めているのが今のフェーズ。これから先は、「自分のキャリアはこういうふうに歩んでいきたい」「こんなキャリアパスを選択したい」など、具体的にイメージできる社員を増やしていきたいと考えている。

「キャリアの選択」機会を増やすための新しい取り組み

パーソルグループ全体でも、社員がキャリアを選択しやすい環境を整備する取り組みを始めている。2023年下半期からスタートしたのが、自分らしいキャリア形成に向けた異動機会を提供する「キャリアスカウト制度」だ。

グループ会社を含めた社内からスカウトを受けたい社員が自身のレジュメを登録。パーソルグループ各社から送られるスカウトメールから応募、選考と面談を経て異動が決定する仕組みとなる。目指すキャリアが明確でなくても、「あなたのその経験を活かして、うちの部署で働いてみませんか?」といったスカウトが来ることにより、自分では気付きにくい他者から見た自身の価値を知る機会にもつながると考えている。

「キャリアの選択」がキャリアオーナーシップを育む環境になる

社内に、「自己成長」の機会と、社員自身の意思で「キャリアの選択」ができる環境があれば、今の環境でも、異動先の新しい環境でも成長できる。そして納得感を持って幸せにはたらく社員が増えることで、社員個人のパフォーマンス向上だけでなく、私たちが提供する人材サービスの品質向上にもつながっていくだろう。

例えば、現在のキャリアに悩んでいて、自分に合う会社に出合えていない転職希望者に対して、社員自身の体験を踏まえた提案ができるようになることもあるだろう。それは、社員自身の成長だけでなく、当社サービスの向上や改善にもつながると考えている。

ただ、パーソルキャリアやパーソルグループ内で、社員自身が望むキャリアを実現してもらうことは理想だが、必ずしも社員を社内に引き留めることを優先しているわけではない。社員にとってそれを実現できる環境が、社内にはなく社外にあるのであれば、私たちは社員の選択を尊重する。

誰もが「キャリアの選択」ができる未来を目指す

今後、私たちのお客さまである転職希望者や企業により良いサービスを提供し続けるためにも、社員一人ひとりがお客さまに対し、自信を持って自社のキャリアに関する取り組みを語れるようになってほしい。パーソルキャリアのミッション「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」、個人向けに聞こえるかもしれないが、社会全体で創っていく必要があると考えている。

パーソルキャリアが社内のさまざまな取り組みや施策を世の中に発信することで、多くの人に「キャリアの選択肢はいろいろある」と知ってほしいと考えている。だからこそ私たちは、少しでも多くの人が「キャリアオーナーシップ」をより発揮できる社会への変革をリードできるように、これからも社員にとってだけでなく、はたらく人々にとって良い制度や取り組みを考えていきたい。

※掲載している内容は取材当時のものです。

編集:パーソルキャリア広報部 

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