心身の健康

ヘルスコーチで体調改善!
「タンパク質不足」のパーソルキャリアnote編集部員の実録レポート【前編】

パーソルキャリアでは、DI&E(ダイバーシティ、インクルージョン&イクオリティ)の一環として、社員のヘルスリテラシーの向上に取り組んでいる。これまでも多様性の理解や仕事のパフォーマンスに通じる「生理とPMS(月経前症候群)」「食とPMS」など、女性の健康にフォーカスした内容のセミナーやイベントを開催している。今回は、その取り組みの一つである「ヘルスコーチ」を、パーソルキャリアnote編集担当Sが実際に受け、どんな変化があったのかをレポートする。

  • 体調の変化はあくまで個人の体験に基づく感想です。効果効能を保証するものではありません

「ヘルスコーチ」~パーソルキャリアが取り組むヘルスリテラシー向上施策とは?

ヘルスコーチとは、健康アドバイザーが一人ひとりの体質や体調に合わせて、食事や運動、生活習慣などの改善提案をする全2回のオンラインセッションで、1回目は健康を維持するためにやることを決め、約3週間後の2回目で振り返るという一種のコーチングプランだ。なぜ、ヘルスコーチの導入を決めたのか、企画を担当するDI&E推進部広報促進グループの時岡あいは次のように話す。

時岡: パーソルキャリアでは2023年1月から3月までヘルスリテラシーに関する実証実験として、一部社員に対しセミナーを複数回実施しました。しかし、セミナーを受講するだけでは一過性になってしまうという懸念も。継続して生活の中で健康を意識する社員を増やしたい、またセミナーで得た知識を行動変容につなげてほしいという思いで、ヘルスコーチを導入しました。

このヘルスコーチをパーソルキャリア編集担当の筆者(以下:編集S)が実際に体験した。その内容をレポートする。

「ヘルスコーチ」第1回:タンパク質不足とは…?

ヘルスコーチを受ける前の状態は?

まず、ヘルスコーチを受ける前の編集Sが気にしていたことは、疲れやすく寝つきが悪いこと。疲れていても眠れないが、起きて何かをする元気はない。そして、ついスマホを見てしまって夜更かししてしまうという悪循環だった。

ヘルスコーチ、セッション前の準備

 今回ヘルスコーチを担当したのは、女性ホルモンバランスプランナー、上級妊活マイスターの資格を持ち、パーソルキャリアでヘルスリテラシーセミナーの講師も務める金藤美樹穂氏。その金藤氏から事前にタイプチェックが送られてきた。各項目で当てはまるところにチェックを入れ、各タイプの割合を出して、最も割合が高かったものが自分のタイプとなる。

▲金藤氏のタイプチェック。編集SはタイプBのセロトニン不足。

第1回セッション:セロトニン不足はタンパク質摂取を!

 2023年3月27日、初めての金藤氏とのセッション。事前に行ったチェックの結果は「タイプBのセロトニン不足」だった。

金藤氏: セロトニンは幸せホルモンともいわれており、不足状態が続くとメンタルが不安定になることも。つまり感情や精神面への影響があることも考えられます。また、日中は脳内でセロトニンとして活躍した後、夜はメラトニンに変化します。メラトニンは睡眠ホルモンとも呼ばれるので、眠りを左右します。

つまり、セロトニンが不足すると睡眠にも影響があるとのこと。ではどうやってセロトニン不足を解消したらよいのかを伺った。

金藤氏: 実は、セロトニンの材料となるのは、食べ物からしか摂取できないアミノ酸からできています。このアミノ酸は「タンパク質」から作られます。つまりセロトニン不足には、タンパク質である肉・魚・乳製品・大豆をきちんと摂取することが大事なのです。

また、金藤氏によると、タンパク質摂取量の目安は「自分の体重」グラムと覚えると分かりやすいそうだ(50kgの方であれば50g)。納豆1パックでだいたい7~8g、納豆だけでいうなら7パック以上になってしまうため、意識して取らないと不足してしまう。そこで金藤氏がすすめるのは鯖缶。そのまま食べられて、1缶でタンパク質20g程度を摂取できるということだった。

またほかに気を付けることとして、「日常の延長線上で続けられることを取り入れる」と助言をいただいた。例えば、いつもの食事にコンビニで手軽に買えるサラダチキンや、しらすを追加するなど。無理して何かを取り入れると続かなくなってしまうから、とのことだった。以上で、第1回のセッションは終了。ここから次のセッションまでの3週間、無理しない範囲で自分の食生活を考えてみた。

セッション1回目後

食生活の変化

セッション後に食生活を見直すと、朝と昼のタンパク質量が少ないと気が付いた。そこで、手に取ったのが金藤氏おすすめの鯖缶。試してみると、確かに手軽に食べられて、空腹感も解消できる。また食べる順番としてパンなどの炭水化物よりもタンパク質から摂取することが大事とのことだったので、朝は必ずヨーグルトや牛乳を摂取してから、ほかのものを食べることに変更。また、おやつもクッキーなどの甘いものではなくチーズにするなど、タンパク質摂取を心がけた。

 

 セッション前セッション後
パン、コーヒーヨーグルトor牛乳、フルーツ、鶏ささみ、納豆
麺類鯖缶、スープ、ご飯
おやつチョコレート、クッキーチーズ

体調の変化

体調面での変化を追うと次のようになった。

1週間目変化なし。
2週間目おやつにタンパク質を摂取したことで、「甘いものがほしい!」と思うことが減った。疲れが残りにくくなったが、寝つきは変化なし。
3週間目突然寝つきがよくなり、スマホを見るまでもなく布団に入って5分以内に寝られるように。そして朝までぐっすり…。

タンパク質摂取を開始して1~2週間は大きな変化はなかったが、2~3週間続けるうちに自身の変化を感じられるようになってきた。特に眠りの面では3週間目以降に効果が出て、眠くてスマホを見る時間がないと思うようになっていた。

編集:パーソルキャリア広報部 

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