心身の健康

ヘルスコーチで体調改善!
「タンパク質不足」のパーソルキャリアnote編集部員の実録レポート【後編】

「ヘルスコーチ」第2回:健康なときに体と向き合うこと

 自身の体調の変化も感じ始めていたときに行ったセッション2回目。金藤氏に上記の内容を伝えると、3カ月継続するともっとはっきり効果が自覚できるようになると話してくれた。一方で、自身にとっては多量のタンパク質を摂取していたので、「取りすぎることはないか」という点が気になっていた。

金藤氏: 肉・魚・大豆・乳製品などの食べ物から摂取する場合、取りすぎはないと考えてよいでしょう。なぜなら、タンパク質は常に体内で分解され、“取りだめ”できないからです。理想は3時間に1回くらい、ヨーグルトやチーズを食べると体が元気になりやすいですよ。

 また、できればいろんな種類のタンパク質をバランスよく取り入れることが良いという。肉はビタミンB、大豆はマグネシウム、乳製品はカルシウム、と食べ物によって含まれる栄養素が違う。それぞれ体には必要なので、種類を豊富にすることで栄養はもちろんのこと、飽きもこないとのことだった。また最後に金藤氏が自身の健康への意識について次のように話してくれた。

金藤氏: 体の調子が悪くなると、多くの方は病院にかかったり薬を飲んだり対処しますよね。でも、調子が良いときに「なんで調子がいいのかな?」って考える方は少ないです。健康なときほど、自分の体と向き合うことで、調子が良い理由やパターンも見えてくると思います。

ヘルスコーチを受けてみての感想

今回ヘルスコーチを受けて、編集Sがよかったと思うことが大きく2点あった。

①   日常の中で取り入れられる改善だったこと
②   自分の健康に向き合う機会を得られたこと

①は、続けることが簡単で、生活の中に組み込みやすい。最初のうちは意識することが必要だが、自然とルーティンになった。また②は、日常の中で自分の健康に向き合う機会が増えた。特に睡眠の質に関して、つらいと思っていなかったが、結果として疲れが取れない状況が続いていたと実感した。今は睡眠の質が改善されたことで、仕事中の集中力があがり、効率が良くなっていると感じている。

~ヘルスコーチ金藤氏から~

今回セッションを担当した金藤氏からヘルスコーチという取り組み全体について、コメントをいただいた。
 

ヘルスコーチに応募した社員の主な理由は?

金藤氏: 今回ヘルスコーチに応募した社員の方で多かった理由は、『病院に行くほどではないが、日々疲れやだるさを感じている』『自分の体のケアを自分でできるようになりたいが、何をしていいか分からない』というものでした。病気ではない=健康とは限らないと思います。そこで、個人の生活スタイルやタイプに合わせて、日常生活で取り入れられるセルフケア方法をお伝えしました

ヘルスコーチを受けた社員に共通した課題は?

金藤氏: 共通の課題は、食事の栄養不足です。朝食なし、昼食はコンビニ、夜は食べる時間が遅く控えめ、という食事では、必要な栄養が足りていません。また、朝はトースト、昼はパスタ、夜はラーメン、などですと摂取しているのはほぼ炭水化物。やはり栄養素が足りません。中でも体づくりの元となるタンパク質が圧倒的に足りない人が多かったため、今回はその点を中心に伝えました。タンパク質は体の細胞を作る重要な栄養素なので、必要十分に補充することで、細胞が元気になり、諸症状の改善に寄与していきます。

セッション受講者に見られた変化

金藤氏: セッションを通しての変化は人によって違い、さまざまな変化が見られました。例えば、

『むくみや冷えが改善』
『健康に対する意識が変わった』
『症状の仕組みが分かったことで、自ら原因を想像できた』
『自らケア方法を取捨選択できることで、行動につながった』
『細かいことにイライラしなくなった』
『自分のためにできるケアをしているという安心感と満足感がある』

というものでした。日常のちょっとしたことで体と気持ちはかなり変化します。ここに挙げた皆さんの変化のように、自分で自分をいたわりケアすると、とても気持ちが豊かになります。

~ヘルスコーチに参加した社員の声~

ヘルスコーチを体験した社員に、今回のヘルコーチについてアンケートを実施した。

すべての社員が何らかの態度変容につながっていたと回答した。具体的な内容としては、

  • 冷蔵庫の中身の変化、人生初のサプリメント購入
  • サプリメントの摂取、ストレス軽減方法などのできることから始めてみた。
  • 不調が明らかになったことで、対策を取りやすくなった。

などが挙げられ、特に各自の食生活の変化が多く見られた。
 
また、このヘルスコーチによって仕事のパフォーマンスにどのように影響したかも聞いた。
結果、変化があった社員が多くいる一方で、短期間だったため仕事の影響までは感じられなかった社員もいた。

<変化があった社員>

  • 休息をとるタイミングと、事前に対策をとる時期があきらかになったことで仕事のスケジュール・バランスを取りやすくなった。
  • なんとなくの残業が減り、予定を入れて早く帰ることなどができるようになった。

<変化がすくなかった社員>

  • 仕事は相変わらず大変なため、良い変化はない。
  • まだ変化はないですが、これからが楽しみ。

個人の状況に合わせた体調管理に自主的・継続的に取り組むことで、仕事でもパフォーマンスを発揮できる状態になる。パーソルキャリアは、こうした健康に働ける環境を目指して、ヘルスリテラシーセミナーやヘルスコーチなどのさまざまな健康推進施策に2023年度も取り組んでいく。

 

編集:パーソルキャリア広報部 

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