HATARACTION! for NEW GRADUATE

2024.03.07

入社1年目から新規事業創出に取り組み続ける社員が語る、5年間の挑戦と成長。

  • 藤原 史貴 (ふじわら ふみたか)

    新卒5年目

    プロダクト&マーケティング事業本部 カスタマーP&M本部 はたらく未来図構想統括部 PERSOL_MIRAIZ部 

    学生時代は都市開発を専攻。休学中にIT企業でインターンしたことをきっかけに、新規事業創出へ興味を持つように。「はたらく×新規事業」の領域を追求するべく、パーソルキャリアで奮闘中。

パーソルグループやパーソルキャリアには、新たな事業を自ら創出する社員を応援する制度やプログラムがいくつもあります。それらを利用した社員は、どんなことを学び、どんな想いで事業創出へ取り組んできたのか。就活時にパーソルキャリアの未来の事業家育成インターンシップ「BRIDGE(ブリッジ)」へ参加し、入社後もいくつものプログラムへ参加している藤原史貴さんに聞きました。

Index

「はたらく×事業づくり」を求め 新規事業創造インターンへ参加。

藤原さんは、パーソルグループやパーソルキャリアの新規事業創出プログラムや制度をいくつか利用していると聞いています。

藤原

そうですね。最初は、就活生時代に参加したインターンシップです。「BRIDGE」(※)というパーソルキャリアが開催する新規事業創出インターンシップに参加しました。

※BRIDGE:未来の事業家育成を掲げ、パーソルキャリアが夏に開催する選抜型インターン。

最初は就活中のインターンシップだったのですね! 「BRIDGE」にはどのような経緯で参加したのでしょうか?

藤原

もともと理系でものづくりが好きだったので、そこから事業づくりへの興味につながったと思います。さらに、とあるIT系企業でインターンをした経験から興味が強まりました。その企業は、若手でも手を挙げれば役割を任せてもらえて、新しいものへ常にチャレンジする風土がありました。そういった文化に触れて、自分も「新たな事業づくりにチャレンジしたい」と考えるように。ただ、事業づくりができればどこの業界でもよかったわけではなく、「人材業界でやりたい」とも思っていましたね。

それはなぜですか?

藤原

「はたらく」に対する課題を感じていたからです。大学の友人たちは、とくにやりたいことが見つからないままでも、「みんながやるから」と就職活動をスタートし、そこまで興味はない領域なのに「研究していた領域だから」というだけで就職先を決める人が多いと感じました。それを見て、「それっていいことなのかな」「もっとはたらくことを前向きに選択できないのかな」と。私自身もはたらくなら自分の考えで就職先を選んで前向きにはたらきたいし、そういう人を増やしたいと思うようになりました

その想いがパーソルキャリアへの入社につながったのですね。

藤原

はい。実際にインターンシップで社員の方と関わってみて、本気で「はたらく」変えていきたいという意思の強さを感じました。加えて、当時はパーソルグループが発足して間もないタイミングだったので、「この大きな船に乗ってみたい」と入社を決めました。

お客さまからいただくリアルな声を反映。 入社直後の営業経験が、事業創出へ活きた。

入社直後は、「doda」のリクルーティングアドバイザー(RA)をされていますね。

藤原

はい。ビジネス職として入社し、RAとしてIT系スタートアップの企業さまを主に担当しました。その傍ら、入社1~2年目でパーソルグループの新規事業創出プログラム「Drit(ドリット)」(※)へ2回参加しました。

※Drit:パーソルグループ全体を対象に、社員なら誰でも事業立案に応募できる新規事業立案プログラム。3ヶ月で起業経験を数多く持つ有識者とともに​​​​​​​パーソルの次世代事業創造を目指し、事業企画・審査を受けられる

新しい事業をつくりたいという想いを、入社直後から行動に移されてたんですね!

藤原

はい、ただ当時は時間の使い方に悩みましたね。目の前のお客さまにはきちんと向き合いながら「Drit」にも参加するので。スキマ時間を活用し、休日にもなんとか時間を捻出して没頭しました。

しかし大変なことばかりでもなく、RAと「Drit」のいい相乗効果もあったんですよ。私が担当していたのはIT系スタートアップのお客さまだったので、新しい取り組みを好む方が多かったんです。事業案をお客さまに相談し、意見をもらうこともできました。「この前の案、どうなった?」「うちの他の社員にも意見聞こうか?」とお客さまが気にかけてくださることも。事業づくりで大切なのは「顧客の声」です。その声をすぐに聞ける営業という立場にいたからこそ、その重要性を体感しました

それはとてもいい経験ですね! 「Drit」のあとは、「D-CAMPING」(※)にも参加していますね。

※ D-CAMPING:パーソルグループを対象とした新規事業プロセスの入口を体験できるプログラム。約3ヵ月、全6回のセッションを通じ、将来が予測できない現代に必要な”未来を自ら切り拓く”ための行動様式を体得する。

藤原

はい、簡単に違いを説明すると、「Drit」がより実践的に新規事業案を提出し審査してもらえるプログラムで、「D-CAMPING」は事業創出のプロセスを経験しながら新規事業について学ぶプログラムです。「D-CAMPING」のほうがより学びの要素が強いので、本来は、「D-CAMPING」で学びを得てから「Drit」で実践する人が多いように思います。

藤原さんはどんなことを期待して「D-CAMPING」へ参加されたのでしょう?

藤原

あらためて事業づくりの「型」をきちんと学びたいと思ったのと、仲間づくりをしたいと思っていたからです。パーソルグループ全体から参加者がいるので、スキルや興味・関心が違う人とのつながりをつくりたいなと思ったんです。実際にさまざまなバックグラウンドを持つ社員と出会うことができ、特に仲良くなった方とはプログラムが終わった後も連絡をとり、起案の相談などをしています。

主務として「1→10」のサービス企画を担当しながら、 自ら「0→1」のサービス起案に挑戦中。

そして現在はRAから異動し、主務として新規サービスの企画を担当しているんですよね?

藤原

そうなんです。キャリアチャレンジ制度(※)を使って、サービス企画というポジションに異動が叶いました。はたらく個人向けに「PERSOL MIRAIZ」、企業向けに「HRアナリスト」というサービスの「1→10」のフェーズに企画として携わっています。同時に、「OWNERS」(※)というパーソルキャリア独自の新規事業立案プログラムに応募し、中小企業さま向けのメンタルヘルス領域のサービスを「0→1」で考えています。

※キャリアチャレンジ制度:社員のキャリアデザインとその成長のために、社員自ら異動希望を出せる制度。応募タイミングは年2回。パーソルキャリアだけでなく、パーソルグループのさまざまなポジションに応募可能

※OWNERS:2023年からスタートした、パーソルキャリア新規サービス開発統括部発の新規事業立案プログラム。「審査落ち」の概念がなく、本人次第で何度でもやり直し・継続ができる

主務でも主務外でも、サービス企画をしているんですね!

藤原

はい。「OWNERS」で起案中のサービスは、今まさにユーザーリサーチや課題解決のプロトタイプをつくっている段階です。昨年5月にエントリーして、遅くとも今年の9月には事業化可否判断ができるまで進めていきたいと考えています。

「OWNERS」は、他のプログラムと何が違うのでしょうか?

藤原

明確なガイドラインがないことです。「Drit」も「D-CAMPING」もある程度プログラム上マイルストーンや納期が決められていたので、逆算してタスクを進められましたが、「OWNERS」にはそれがなく、自分自身に委ねられています。すべてを自分で考え、決めなければならない点は大変ですが、それが成長につながっていると感じます。

よく新規事業は正解がない、と言いますよね。

藤原

まさにそうだと思います。正解がないから、どこかで決断して、決断したことをロジックや繰り返した仮説検証をもとに「自分で正解にする」んですよね。

すべて自分で、という経験は大きいですね。課題も、目的も、スケジュールも自分で決める。

藤原

ただ相談できる機会はたくさんあるので、ちゃんと周囲を頼ることも意識しています。「OWNERS」では、過去パーソルキャリアで新規事業立ち上げを経験している人に自分からどんどん打ち合わせを依頼できるんです。意見やアドバイスを求めてもいい。社外の事業づくりに詳しいメンターがついてくれたり、事業コンサル会社の研修なども受けられたりするので、そちらから学べることもありますね。

変化を楽しみながら、「はたらく」の課題を解決していく。

藤原さんの考える新規事業創造において、重要なことは何でしょうか?

藤原

変化を楽しむことですね。新規事業をつくる過程では、変化がとにかく多い。お客さまへヒアリングしてみたら予想とまったく違う意見が上がってきたり、途中で仮説が間違っていることに気づいたり。「180度変わる」どころじゃないことも。これまで私の事業計画は、何百度変わったかわからない(笑)。柔軟に手段を変えたり、仮説を見直したり、自分の側が変わっていかなければならないし、それを楽しめるようになることが大事なのではないでしょうか。

  営業時代は「doda」という大きなサービスに関わり、現在の主務であるサービス企画では1を10に、「OWNERS」では0を1にする。いろんなフェーズのサービスに関わってきたんですね。今後はどのようなチャレンジをしたいですか?

藤原

どのフェーズにも違った難しさがありますが、私はまだゼロから考えたサービスを世に出し、そこに自分で責任を負う経験がないので、30歳前後くらいまでにはやってみたいですね。一方で、お客さまを向いて仕事をすることは普遍的で変わらず意識することだと思います。自分の仮説に閉じず、お客さまの困りごとを解決したいという気持ちが頑張る原動力になります

それをパーソルキャリアでやりたいと思うのはなぜですか?

藤原

キャリアは長いので違う領域に進む可能性も十分ありますが、今感じていることとしては、「はたらく」に関しては困っている人がまだまだたくさんいるということ。まだしばらくは「課題を解決しきったな」という状態にはならないと思います。だからこそ、「はたらく」の領域での課題解決を目指していきたいです。

最後に、新規事業創出に興味を持っている方へ向けて、メッセージをお願いします!

藤原

「興味があるならいったんやってみましょう!」ということに尽きますね。やったからこそわかることがきっとあります。もがき苦しむ経験すらも、財産になるはずです。

※年次・所属部署は取材当時のものです。

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