
2024.02.01
「人」「組織」の視点から地域活性を目指す。 内定者が考える、「地元」の輝かせ方。
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松田 恭香 (まつだ きょうか)
内定者
2024年度卒予定
高校で地域の課題解決を目的とした商品開発などを経験したことをきっかけに、地域活性へ興味を持つように。大学時代には、地域活性を目的とした学生団体を立ち上げ。パーソルキャリアでは人や組織の可能性を広げる仕事がしたいと考えており、将来的には地元の高知県へ貢献したいという想いを持っている。
「HATARACTION!」ではパーソルキャリアではたらくさまざまな社員へ、それぞれが持つ価値観やはたらき方についてのインタビューを行っています。今回スポットを当てるのは、社員ではなく2024年春に入社予定の内定者。どんなきっかけでパーソルキャリア興味を持ったのか、パーソルキャリアでどんなことをしてみたいのかを、松田 恭香さんに聞きました。

地域が抱える課題を 解決できる人になるためにパーソルキャリアへ。
まずは自己紹介をお願いします!
松田
現在は関西にある大学で、ビジネスデザインについて学んでいます。授業外でも、地域と学生をつなぐ学生団体を立ち上げ、活動中です。
地域活性につながるビジネスに興味があるのですね。
松田
はい。私は高知県の出身なので、特に高知の地域活性化に興味があります。地元にいた頃は、SNSなどで他の地域を目にすると「都会はキラキラしていていいなぁ」なんて思っていたこともあります。しかし、今は地元のよさを感じます。最終的に自分が死ぬときは高知にいたいですし、家族や友達がいる場所なので、もっと幸せな場所にしたい。なので、将来は高知でビジネスを興すか、それをやっている会社や団体があれば参加したいですね。
将来の目標は高知での地域活性ビジネスなのですね。まずはそこへ向けて力をつけていきたいのでしょうか。
松田
そうですね。高校でも大学でも、地域を盛り上げる活動に面白さを見出し、活動してきました。地域にはそれぞれ、魅力的な側面がたくさんあります。その一方で、人がいない、仕事がない、といった課題を抱えている地域も多い。私がパーソルキャリアで目指したいのは、そういった地域ではたらく人やはたらくことに関する課題解決ができる人になることです。一人ひとりのはたらきがいを生み出したり、それぞれの仕事をより輝かせたりするために、できることを模索していこうと考えています。

松田 恭香という人間の周りに、仲間が集まってくれた。
高校生の頃から地域活性の取り組みに関わり始めたのでしょうか?
松田
そうです。と言っても、最初から地域活性がやりたかったわけではないんですよ。きっかけは、高校が商業科で、伝統的に地域との結びつきを大切にしていたから。地域の特産品を活かした商品を考える授業があったり、商店街の活性化につながるような文化祭を開催したりする学校でした。もともとその学校に入学したのは「家からいちばん近い」という理由だったのですが(笑)。結果的にはかなり力を入れて活動しましたし、「将来は自分で事業を作れる人間になりたい」という想いにもつながりました。
その経験を活かして、大学でも地域活動に貢献する学生団体を立ち上げたのでしょうか?
松田
私たちの世代って、大学入学と新型コロナウイルスの流行が同時だった世代なんです。授業もオンラインで、思い描いていたキャンパスライフもなくて……。「どうしよう」「何かしなきゃ」みたいな気持ちが強かったと思います。ちょうど大学から大阪に引っ越し、一人暮らしを始めた知らない地域だったので、商店街を歩いて、いろんな方とお話しすることから始めました。
お話を通してどんなことがわかり、どのように行動しましたか?
松田
皆さん商店街への想いだけでなく、課題感も持っている方ばかりでした。しかし「漠然と悩みながらもどうしていいかわからない」という声もありました。私はそのとき、商店街の方々の強い想いと大学生をつなげたら何か面白いことができるんじゃないか、と思ったんです。その考えを大学の授業で一緒になった人に話すなどして、興味を持ってくれた仲間とともに活動してみることにしました。
積極的に周りへ働きかけたんですね!
松田
といっても、最初は自分を含めて3人だけ。商店街のお惣菜屋さんと一緒に学生向けのお弁当を開発し、学校と商店街の往来を増やそうとしました。そこでひとつ実績ができたので、さらに活動を大きくしていきます。団体として足りない能力を補ってくれる人や、授業中のプレゼン内容から地域ビジネスに興味がありそうな人などを見つけ、声をかけていったんです。
ビジネスが大きく育つ過程そのものですね。その経験から、松田さんが成長を感じたのはどんなポイントですか?
松田
何事も、動き続けないと意味がないことを学びました。当たり前ですが、最初からうまくいくことってないんですよ。でもうまくいかないなと諦めたら、そこで終わっちゃう。「どうすればできるだろうか」と続けたからこそ、地域の方にも、大学にも、関わってくれる人が増えて大きな輪になったのだと思います。高校生のときは、高校と地域の結びつきがすでにあり、高校への信頼があったからうまくいった部分もありました。しかし大学時代は、その信頼関係もゼロから自分で築いた。松田 恭香という人間の考えに、みんなが集まってひとつの動きを作れたことがすごく嬉しかったです。

「私って、誰に求められているんだろう?」そんな疑問から考え続けた、幸せの在り方。
地域活性やまちづくりに携わる業界・業種はたくさんありますが、就職活動ではどのような軸を持っていましたか?
松田
これまでの活動を踏まえ、地域活性や地域のビジネスをやりたいと考えていたので、コンサル業界や不動産業界、地域とのつながりが強いIT・通信系などを見ていました。ただ、就職活動の際に軸にしたことはもうひとつあります。それが、「人や組織の可能性を広げられる仕事をしたい」という想いです。その背景には、私の中学生時代の自分に対する反省があります。
どんな中学生だったのですか?
松田
「自分を見てほしい」という欲求が先行するあまり、自分を優先し、周りをそこに無理やり巻き込むようなタイプだったと思います。でもあるとき、「私って誰かに求められているんだろうか?」 と気づいてしまいました。みんなが言うことを聞いてくれるのは、私がそれを押しつけているから。「私と一緒にいたい」とか、「私のいいところを知ってくれてるから」とかではないのかなと。それってすごく虚しいことなんじゃないかと感じました。そこから、どうやったら人やコミュニティが幸せになれるのか、その方法を考え始めたと思います。
自分も、周りの人も、違うやり方で幸せになれる方法があるのではと気づいたんですね。
松田
そうですね。自分がもっとポジティブな理由で求められるようになる方法とか、周りの人を幸せにするにはどうすればいいかとか。そのひとつの解として、コミュニティの中でその人の強みが発揮できればその人の存在価値が組織から認められるし、そういった人が集まればポジティブなモチベーションであふれる組織を作れるのでは――という考えに至りました。一人ひとり違う強みを持っているから、それちゃんと活かされれば存在価値を高めることができる。そう思うと、人の可能性って広いんだと気づきました。
自分のことだけではなく、組織についても興味を持ったのはなぜですか?
松田
そこは、母親の影響が大きいかもしれません。私の母親は管理職だったのですが、そこで日々組織をまとめるために考えていることやうまくいかなかった経験についてよく話してくれていました。その中で「自分がやるならどうするかな?」を日々考えてきたことが、自分が組織やマネジメントに興味を持ったきっかけにはなっていると思います。高校時代には生徒会長を務めたことがあり、リーダーとして自分の強みを活かすことや組織を動かす難しさはそのときに体感しました。

規模の大きな仕事だけでなく、 一人ひとりの幸せにモチベーションを感じたい。
パーソルキャリアとの出会いについても教えてください。
松田
就活中にインターンシップ参加のオファーメールをいただいたことがきっかけでした。「はたらいて、笑おう。」というビジョンがまず自分にものすごく刺さったことを覚えています。衝撃を受けましたね。「なんて素敵な会社なんだろう」と。それで、インターンに参加することにしたんです。
インターンではどのようなことを行いましたか?
松田
「BRIDGE」(※1)という、新規事業創出インターンに参加しました。インターンでの事業創出体験が面白かったことはもちろんなのですが、インターンを通じてパーソルキャリアの社員の方とたくさん話せたことに私は収穫を感じました。
※未来の事業家育成を掲げる、パーソルキャリアが夏に開催する選抜型インターン。新規事業創造を行うことを目的に、毎年開催されている
というと?
松田
社員さん一人ひとりが、「はたらく」をよくしようと常に考えていることが伝わってきたからです。ミッションの推進について一人ひとりがその人なりに本気で考えていると感じました。「ミッションドリブン」ってこういうことなのだなと。あとは、自分とパーソルキャリア社員の皆さんの幸せややりがい感じるポイントが似ていると感じたことも大きかったです。
幸せのポイントが似ている、とは?
松田
仕事でやりがいを感じるポイントは、人によってさまざまですよね。何億というお金を動かせる裁量を大事にする人もいれば、企業の経営層に働きかける変化の大きさを感じたい人もいる。パーソルキャリアでは、そういった規模の大きな部分だけでなく、はたらく一人ひとりの強みを生かすため、可能性を広げるため、という視点で考えている方が多かった。規模感としては大きな会社なのに、「一人ひとり」という視点を大事にするというのは、本当にミッションを推進したいという想いがないとできないことだと実感しましたし、目の前の人を幸せにすることがモチベーションの源になる私としては、すごく共感しました。「そう、私もそうなんです!」と声に出して感動してしまいましたね。
他の企業とはあまり迷わなかったのですか?
松田
途中でIT・通信系の企業とも迷いましたが、就活後半ではそこまで迷わなかったと思います。福利厚生などももちろん重視していましたが、「幸せややりがいを感じる基準が合っているか」という視点で考えると、パーソルキャリアがぴったりでした。福利厚生は一定レベルを満たしていればどうにかなるけど、そういった「幸せややりがいの基準」はなかなか変えられないものなので。
いろんな企業選びの軸がある中でも、なかなか変えられない重要なポイントにフォーカスを当てたんですね。
松田
そうです。だからこそ、パーソルキャリアに入社したら、私・松田 恭香がやったことで、「幸せになれたよ」「いいことがあったよ」と言ってもらえるような仕事がしたいです。自分の考えや意思を伝えて、周囲にポジティブな変化を生み出していきたいです!

※年次・所属部署は取材当時のものです。
監修者:HATARACTION!編集部
"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。