
2023.04.03
どんな選択も、きっと応援してくれる。
起業に挑戦した私が、パーソルキャリアに戻ってきた理由。
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小野 遥太郎 (おの みちたろう)
中途1年目
エージェントサービス事業部
2018年の新卒入社後、キャリアアドバイザー(CA)とリクルーティングアドバイザー(RA)の業務を経験して退社。新規事業を立ち上げ、自身で起業を経験したのち、2022年に再びパーソルキャリアへ入社した。現在は企業の中途採用における採用代行業務に従事している。
パーソルキャリアを退社して新たなチャレンジに踏み出した社員を、パーソルキャリアは全力で応援します。一方で、そういった文化があるからこそ、「もう一度パーソルキャリアで新しいチャレンジをしよう」と戻ってきてくれる社員も。今回話を聞いたのは、起業にチャレンジし、アルムナイ社員として戻ってきた小野 遥太郎。就職活動のときから将来は事業創りをしたいと考えていたという、彼の想いをひもときます。

起業へ向けた成長の場として。「ヒト」という経営資源を学ぶために入社を決めた。
小野さんは、一度パーソルキャリアを退社している「アルムナイ」社員なんですよね?
小野
はい。新卒でパーソルキャリアへ入社後、退社して別の環境を経験してから、またパーソルキャリアへ入社しました。
アルムナイの小野さんだからこそ聞けるお話を、今回は聞きたいと思っています。最初に、一度は辞めようと思った背景について教えてください。
小野
私が一度退職を決断した理由は、友人とともに起業しようと思ったからです。実は、起業についてはパーソルキャリアへ入社するときから興味を持っていました。
いつかは起業したい、と考えていたんですね。
小野
そうです。学生時代、スタートアップ企業でインターンをしていたことがきっかけで起業への想いを持ちました。だからこそ、「起業へ向けて知識や経験をつけたい」「スピード感を持って成長したいといった軸で就職活動を行い、パーソルキャリアを選んだという経緯があります。
起業へ向けた成長の場として、パーソルキャリアを選んだ理由は何ですか?
小野
もともと経営において重要な「問題解決能力」を身に付けたいと思っていました。経営を考えるにあたっては、ヒト・モノ・カネ・情報の4つが大切だとよく言われますよね。私はこのの中で、「ヒト」が最も重要だと考えています。モノ・カネ・情報も、結局それらを扱うのはヒトですから。そこで、ヒトに関して学ぼうと考えたことをきっかけに、人材業界へ興味を持ちました。
面白い視点ですね!
小野
パーソルキャリアを選んだのは、特に多様性のある企業だと感じたからです。ロジカルな人もいればパッションで動く人もいて、多様な人から刺激を受けながら成長したいと考えていました。
入社後は、どのような仕事を担当していましたか?
小野
主にIT業界を中心とした、人材紹介の仕事です。キャリアアドバイザー(CA)と呼ばれる個人のお客さまと接する仕事も、リクルーティングアドバイザー(RA)という企業のお客さまと接する仕事も、両方を経験することができました。
そして、ある程度経験を積めたら起業しようと。
小野
そうですね。「対個人」と「対企業」の両方を経験できたので、これを活かして新しい人材ビジネスを立ち上げようと考えたんです。ちょうど知人から声をかけてもらい、一緒にやりたいと思えたこともタイミングとして重要でしたね。
失敗したって、きっとここならなんとかなる。
退社することや起業することへの不安はなかったですか?
小野
なかったです。不安よりむしろ、パーソルキャリアのみんなが応援してくれたことがとても心強かった。パーソルキャリアには、誰かのチャレンジを応援してくれる文化があるんですよね。世の中に対しても、社内のメンバーに対しても。
素敵な文化ですね。
小野
「応援するよ」「やりきったと思ったらいつでも戻ってこいよ」と言ってもらえて、うれしかったです。
「いつでも戻ってこいよ」と言ってもらえることって、なかなかないと思います。
小野
僕もその言葉に背中を押されましたね。変な話ですが、戻ってきても受け入れてもらえるだろうという安心感があることで、むしろ思い切ってやれるような気持ちになれます。何度失敗しても、きっとその失敗すらポジティブに受け止めてくれる仲間たちなんだと感じました。
失敗は、チャレンジしたことの表れですからね。そして、立ち上げた事業はその後どうなったのでしょうか?
小野
準備を進めていた新しいビジネスは、結果としてうまくいきませんでした。コアメンバー同士でやりたいことの方向性が違ってきてしまい、私はその事業から離れることに決めたんです。その後はタイミングを見て別の事業を立ち上げるか、それともどこかの企業に転職するか……と迷った時期もありました。
再びパーソルキャリアへ入社しようと思ったきっかけはありますか?
小野
たまたま、パーソルキャリアではたらいていた時代の上司と飲む機会があったんです。そこで自分の状況や考えを話したところ、「じゃあ、パーソルキャリアへ戻ってきたら?」と言っていただけました。
元上司からのお声がけだったんですね。
小野
そうです。「いつでも戻ってこいよ」と送り出してはもらったものの、「じゃあ戻りたいです」とはなかなか言い出せないじゃないですか。そういう状況で上司の方から言ってもらったのが、とてもありがたかったですね。
ヒトの課題は、社会の課題とつながっている。
きっかけは元上司の方の言葉だったということですが、他の企業への転職はまったく検討しなかったのですか?
小野
いいえ。転職活動をして、SaaS系やHRテック系の企業を中心に数社から内定をいただきました。しかし最終的には、パーソルキャリアへ再入社することに決めたんです。
「やっぱりパーソルキャリアだな」と確信した理由を教えてください。
小野
理由は大きくは2つあります。起業がうまくいかなかった原因を振り返ると、やはり「人と人」の問題でした。就職活動のときに感じた通り、経営における課題は「ヒト」にあるのだと再認識したんです。同時に、「ヒト」にはより良く変化する可能性があります。私はそれを信じていて、「ヒト」を変えることから「組織」を変えたい――。そう思ったときに、「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」という、人の可能性を信じるパーソルキャリアの理念にあらためて共感しました。しかも、パーソルキャリアのメンバーはみんなが本気でこのミッションを推進できると信じている。そんな仲間と一緒なら、自分も再び本気で取り組めるだろうと思いました。
もうひとつはどんな理由ですか?
小野
社会を変えたい、人々の「はたらく」をもっと良くしたいと考えたとき、それを実現するための土壌をパーソルキャリアが持っているからです。企業の課題をさまざまな角度から解決できる事業・サービスを複数持ち、新規事業を生み出す資金やノウハウ、それを応援する風土もある。パーソルキャリアにあるものを活かしてもっと良いチャレンジができると思ったので、パーソルキャリアで再びはたらこうと決めました。
個人にも企業にも社会にも、変化を促す仕事を。
パーソルキャリアへ再入社した小野さんが、これからやりたいのはどんなことですか?
小野
人や企業、社会の変化を促す仕事がしたいですね。
なぜそう考えるのか、お聞きしたいです。
小野
私は、人も企業も、「変わっていける」と期待できるようになってほしいと考えています。キャリアアドバイザーをしていたときに担当した求職者の方がとても印象的でした。非常にスキルとやる気のある方で、マッチしそうな企業があったのですが、学歴だけを理由に見送りになったことがあったんです。
活躍が期待できるのに、条件だけ見ると難しいということですね?
小野
そうです。でも学歴だけを理由に諦めてしまったら、個人のお客さまはチャレンジする機会がなくなるし、企業側も良い人材に出会うチャンスを逃してしまいます。そこで、「条件を変えませんか」と企業に提案してみました。
個人にも企業にも可能性が広がる提案ですね。
小野
そのとおりです。より成長できる環境ではたらきたい求職者さまと、より良い人材に出会える可能性が高まる企業さま。何かを変えることで、お互いが前に進んでいけるって、素敵なことだと思うんですよね。一つひとつは小さな変化かもしれませんが、その変化を後押しすることで、社会全体にも大きな変化をもたらせるのではないでしょうか。
変化の後押しへ向けて、具体的には現在どのような仕事に取り組んでいますか?
小野
企業の中途採用における採用代行をしています。簡単に言えば、企業の中途採用プロジェクトを丸ごと請け負う仕事です。どのような人材を採るべきかという要件定義から関わり、採用の方法を検討したり、採用計画を立てたり……。大手企業のお客さまを担当しているので、現在担当している職種だけでも100名を超える規模の採用を考えています。
企業さまに対して、より深く入り込んだ提案や課題解決ができそうですね。
小野
本当にそうですね。人事の内部からその企業全体を見て、企業をより良い方向に変えていきたいです。企業が変われば業界が変わり、業界が変われば社会が変わっていく――。そんな変化を生み出すことに、チャレンジし続けます。
※年次・所属部署は取材当時のものです。
監修者:HATARACTION!編集部
"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。