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人・仕事・はたらき方を知る HATARACTION! for New Graduate

2022.10.01

努力と思わずにのめり込めるもの、それが「人生の武器」になる。

  • 長田 祐輔 (ながた ゆうすけ)

    新卒4年目

    エージェントサービス事業部 エージェント事業部 関西統括部 RA関西ITグループ リクルーティングアドバイザー

    2020年新卒入社。東京で半年間にわたり新規開拓営業を経験したのち、大阪に異動。その後はリクルーティングアドバイザーとしてIT領域を中心に複数の企業さまを担当し、組織・経営戦略の実現を目的として採用支援に従事する。3年目からはチームリーダーとして、メンバーの育成やマネジメントも行う。

先輩ビジネスパーソンに聞く!大学1~2年生の今、学ぶべきこととは?

幼稚園の頃から打ち込んでいたサッカーを大学の部活動でも続け、それによって就職活動で遅れをとってしまったという長田。工学部電気電子工学科というバリバリの理系出身でありながらも、現在はパーソルキャリアのリクルーティングアドバイザーとして精力的に仕事をしています。一見つながりがないように思えるキャリアの選択ですが、どのような思考の変化を経ての決断だったのでしょうか――。

4年生の途中までみっちり部活動を続けながら、学校の講義だけでなく独学でもさまざまなことを学んだという長田。今、振り返ってみて感じる「大学生活での経験で役立っていること」とは?

「納得のいくキャリア選択」のため――就活の中断と再始動

よろしくお願いします!はじめに、大学時代の学部などについて教えていただけますか?

長田

はい。在籍していたのは工学部の電気電子工学科で、電気系や回路、電磁気、放射線などについて学び、プログラミングなどの情報系の授業も受けていました。

工学部に進学した理由は何だったのでしょうか?

長田

父親の影響です。父親がロボットやプログラミング、原子力などを扱う技術者として仕事をする姿を見てきたので、「自分もなんとなく将来は技術者になるんだろうな」と思い、父親と同じ大学、学部、学科を選びました。完全に後を追うような形でしたね。

部活動にも非常に力を入れていたとお聞きしました。

長田

部活はサッカー部に所属していました。サッカーは幼稚園から大学の4年生まで続けていて、小さい頃からチーム練習が終わったあとに公園でドリブルの特訓をするなど、本当にサッカーだけをやり続けてきた感じです。

まさに、「サッカー小僧」といった感じですね。

長田

ホント、その通りだと思います!高校生の頃は毎日自主練習をしてから午後にチーム練習をしていましたが、大学生になってもそういった生活を続け、3年生までは「いかに自分のプレーを磨くか」に重きを置いて活動してきました。ただ、4年生になってからそれが少し変わったというか……。

どう変わったのですか?

長田

「チームをいかに勝たせるか」といった、育成やコーチングの部分にもやりがいと面白さを見つけたんです。

それほどサッカーに打ち込む中、就職活動はいつ頃から意識し始めたのでしょうか?

長田

実は僕、2回就活をしていて(笑)。1回目は4年生の春、日系大手のエントリーが解禁される直前から始めたんです。部活の先輩は商社や銀行、メーカーなどに就職することが多かったので、自分もなんとなく「商社を受けてみよう」と思ったのですが、これがなかなかうまくいかず……。「このまま続けても、納得のいくキャリア選択にならないだろう」と思い、再び部活に専念することにしました。

そうなんですね。2回目の就職活動を始めたのはいつ頃ですか?

長田

4年生の冬、部活を引退してからですね。留年という形で大学生活を1年延長し、本格的に始めたのは5年生の春です。2回目はうまくいき、6月に日系大手の本選考が始まる頃には終わっていた形になります。

部活を引退してから本格的に始めたんですね。やはり部活と就職活動の両立は難しかったのでしょうか?

長田

もっとうまくやれたのかもしれませんが、僕にとっては難しかったですね(苦笑)。4年生のときは、練習メニューを決めたり、チームの戦術を考えたり、1年生の育成についても考えるなど、練習時間以外にもやることがいろいろあったので。

引退し、部活に使っていた力を就職活動に使ったことで、かなり早い段階で就職先を見つけられたということですか?

長田

正直に言うと、1回目のときは「時期が来たので就活するか」といった程度の考えでしたが、2回目はまず「納得できる就職先を見つけるには、外の世界を知りに行かなあかんな~」と思ったんです。そういった行動ができるようになったのが、部活を引退してからですね。そこから東京で起業されている方に話を聞きに行ったり、SNSで情報を発信している方に会ったりして、いろいろなアドバイスを受けながら就職活動の軸を固めていきました。

どんなアドバイスをもらったのでしょうか?

長田

年功序列の会社よりボトムアップでいろいろと意見が言える会社のほうが、性格的に向いているんじゃないかということですね。新規事業に取り組みやすい企業のほうが合っているかも、という指摘をもらったこともあります。1回目の就活では考えたこともなかったので、「なるほどな!」と思いながら採り入れていきました。

手探りでの就職活動から、急転直下で獲得した内定

2度目の就職活動中は、自分の今後のキャリアを具体的に想像できていたのでしょうか?

長田

手探りでいろんな人の話を聞きながら、少しずつイメージをつくっていった感じですね。僕は本当にサッカーだけをやり続けていたので、インターンなどに参加した経験もなく、同学年の人たちに比べて“世間知らず”なところがありました。

当然、自分のキャリアについてもイメージを持てなかったのですが、いろいろな人の話を聞く中で自分の道が見えてきました。「既存事業の延長線ではなく新しいビジネスをつくりたい」とか、「組織を構築に関わりたい」とか。そして、できるだけ早くそういった仕事ができる立場になりたいという思いもありましたね。

先ほどお父さんが技術者だというお話がありましたが、技術者の道は考えていたのですか?

長田

実は、工学系のキャリアは1年生のときにあきらめたんです。ある授業がとても嫌で、「自分は技術者に向いていないな」と(笑)。

だいぶ早いタイミングですね。そこからキャリアに対する考え方はどのように変わったのでしょうか?

長田

「組織などを変えられるような立場になりたい」というのは、“カチガチの縦社会”で働いていた父親を見て感じていたことでもあるんです。僕が高校生の頃、父はいろいろなところで板挟みになり、体調を崩してしまいました。父が働いていたのはある大手メーカーだったのですが、「大企業でもそんな感じなのか」と。そのため、父のような人を少しでも減らせるように、企業体制を外から変えられる仕事ができたらいいなと考えていました。

まるで、人材の道に進むのが必然だったかのようですね。

長田

でも、“世間知らず”の僕は人材業界のことをまったく知らなかったんですよね(笑)。就活当初はコンサルティング会社ばかり受けていたこともあり、内定をいただいたパーソルキャリアのことも、選考に進むまでは知りませんでした。

そのような中で、パーソルキャリアを知ったきっかけは?

長田

いろいろあって「コンサル会社ではやりたいことができないかもしれない」と思っていたときに、たまたまパーソルキャリアの理系学生向けイベントがあったんです。「聞いたことない会社やけど、面白そうやし、1回受けてみよ!」といった感じで話を聞きに行ったら、最終面接官の方と新規事業の話で意気投合しました。そこで「世の中のこんな課題を解決したい」という話をしたところ、「それめっちゃいいやん!」と言ってくれて(笑)。ここだったら入社後も伸び伸びやらせてもらえそうだなと思い、その場で「入社したい」と伝えた感じです。

えっ!?その場で即決ですか?

長田

正式な書面による承諾などは後日でしたが、その場で「合格!」と言われたので、「じゃあ行きます!」と(笑)。

大学時代の学びや経験は、就職後も無駄にならない

現在、長田さんが行っているリクルーティングアドバイザーの仕事内容を教えてください。

長田

リクルーティングアドバイザーは、法人営業を通じて各社の人事課題を引き出し、ソリューションを提案する役割です。人材紹介サービスだけでなく、セミナーの企画や面接への同席など、顧客の課題感に合わせた提案が求められます。僕たちの役割は大きく2つあって、「お客さまの採用を成功させるためにどんなことでもする仕事」と「お客さまの組織・事業課題を解決するためにどんなことでもする仕事」のどちらかになると思います。どちらになるかはスタンス次第ですが。

長田さんはどちらですか?

長田

僕の場合は後者ですね!どうすれば現在の組織課題を解決できるのか、を考えるのが好きです。提案できる内容は多岐にわたり、入社直後の社員のサポートから、人事における人員構成や職務内容の分析および職務分掌の提案、一律だった賃金テーブルをスペシャリスト採用向けに変更するといった提案まで行うこともありますね。やれることの幅が非常に広い仕事だと思います。

大学時代に学んだことで、今役立っていることを教えてください。

長田

授業でも学んだプログラミングの知識は、間違いなく生きていますね。業務上、エンジニアの方やその上司の方と話をする機会も多いのですが、そこである程度技術的な話ができないと、「こいつなんにも知らんな」となってなかなか信頼を獲得できません。いろんな情報を開示してもらうには、「こいつやったら大丈夫そうやな」と思ってもらうことが重要ですからね。それと、「このチームにはこのスキルを持った人材が足りない」というのを理解するのにも役立っています。

プログラミング以外には何かありますか?

長田

独学ではありますが、ゲーム理論やマーケティング思考なども勉強しました。ゲーム理論はお客さまにとって最もメリットが大きくなるような合理的な判断をするのに役立っていますし、マーケティング思考はお客さまの採用ターゲットをどのように定めるか検討したり、そのターゲットに何をどう訴求するか検討したりする際に役立っています。統計もそうですね。データにもとづいた意思決定はもちろん、客観的・論理的な提案をするのに重要な役割を果たしていると感じます。

部活動の経験は、今に生きていますか?

長田

人をモチベートしたりコーチングしたりという部分ですね。つまり、メンバーをマネジメントしながらいかに結果を出すか。やる気のない後輩がいた場合、その人自身を否定したりやる気がないことを批判したりしても、結果を出すことに対してプラスに働きませんよね?「どうしてやる気が出ないのか」を日々の対話で深掘りし、理由を突き詰めてから改善を促すことによって、納得感を持って頑張ってもらえるようになるんです。

目指すは、パスも守備も高いレベルでこなせるネイマール

大学時代も今もとても精力的に行動しているように感じますが、その原動力は?

長田

「組織課題を解決したい」という思いでしょうか。部活動では自分のプレー以上に「チームをいかに勝たせるか」に重きを置いて行動していましたし、社会人になってからは先ほども触れた「父のようなケース」を減らすために何ができるかを考えています。

将来的にはこうなりたい、というイメージはありますか?

長田

パーソルキャリアの社長になりたいですね!もちろん、もっといろんな力を身に付ける必要はありますが、既存の人材紹介ビジネスをさらに効率化し、より一人ひとりの営業担当がお客さまの課題に向き合えるようにしていく。そしてパーソルキャリアとして新しい事業をどんどん打ち出し、より多くのお客さま、より大きな社会の課題を解決していきたいです。そのためには経営判断も必要になってくるので、そのための素養を身に付けたいという気持ちが原動力となっています。

社長を目指すなら、「一人で試合を勝たせるサッカー選手」のようにならないとですね!

長田

そうですね(笑)。僕はポジションが近いことからネイマール(ブラジル代表)のプレースタイルが好きなのですが、ビジネスではドリブルだけでなく、パスも守備も高いレベルでこなせるネイマールを目指したいです。ただ、どんなにすごい選手でも1人では勝てないので、鉄壁のディフェンダーやアシストできる司令塔を育成しつつ、自分がネイマールになってゴールを量産するというのが現実的ですかね!

これから学びたいことについて教えてください。

長田

自分に必要な学びは、「実務寄りか教養寄りか」と「フローかストックか」の4象限に分けて考えています。フローは営業ノウハウなどのすぐアウトプットするもの、ストックは統計や簿記など将来のキャリアに備えるものですね。ストック/フローで分けているのは、「最速でアウトプットに結びつく勉強をすべきもの」と「基礎からじっくり固める勉強をすべきもの」を意識して切り分けるのが重要だと思ったからです。

今はどんなことを学んでいるのでしょうか?

長田

「実務×フロー」の領域では、大手顧客深耕やマネジメントに関する手法です。「実務×ストック」の領域では、データサイエンスに関心があります。将来的に数字にもとづいたマネジメントや事業判断をするため、Googleが主催している「Coursera(コーセラ)」というオンライン教育サービスでいろんな授業を受講しています。

実現したい未来のために貪欲に学べているのは素晴らしいですね。それでは最後に、大学1〜2年生に向けてメッセージをお願いします。

長田

アウトプット型の勉強はやっておいたほうがいいと思います。学生時代は「勉強は座学中心」といった風潮がある気もしますが、それだけだと頭でっかちになってしまう。ITを勉強するなら実際にWebサイトを作ってみるとか、「アウトプットを伴う勉強」を意識してみてください

学生時代の過ごし方についてもアドバイスはありますか?

長田

好きなものに勝るものはありません。努力を努力と思わずにのめり込めるような、自分が好きなものを見つけておいたほうがいいですね。僕の場合はサッカーでしたが、問題解決もマネジメントも、「チームを強くしたい!」と本気で思えたからこそ身に付いたと思います。そして、今の仕事もとても楽しいと思いながらやっています。そういうのめり込めるものを1つでも2つでも持っていれば、知識を定着させる近道にもなるはずです!

※年次・所属部署は取材当時のものです。

監修者:HATARACTION!編集部

"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。

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