HATARACTION! for NEW GRADUATE

2023.11.30

想いをもとに、行動し学ぶインターンシップ「BRIDGE」と、新規事業開発職・企画職採用にかける人事の想い。

「新規事業を体験できる」とうたうインターンシップは数あれど、“本当に”事業創造に向けて行動できるものは少ない――。そう語るのは、新卒採用人事のふたりです。4DAYS選抜型でパーソルキャリアが毎年夏に開催している未来の事業家育成インターンシップ「BRIDGE」の企画、そして新規事業開発職および企画職採用を手掛ける星野賢紘と高岡美紗樹。「BRIDGE」は他のインターンシップとどう違い、何が学べるのでしょうか。そして、事業創造や企画の面白さを深掘りします。

Profile

  • 星野 賢紘 (ほしの かつひろ)

    新卒入社8年目

    人事本部 リクルーティング統括部 新卒採用部 アシスタントマネジャー

    法人営業を経験後、社内の新規事業起案制度を利用して新規サービスを立ち上げ。新卒採用人事へと異動し、現在は当社の事業創造を担う学生の採用と、個人として立ち上げた「食」に関する新規サービスのグロースに注力している。

  • 高岡 美紗樹 (たかおか みさき)

    新卒入社2年目

    人事本部 リクルーティング統括部 新卒採用部

    就職活動を通じて感じたパーソルキャリアの「徹底して人をよく見る」姿勢に惹かれ、新卒で入社。現在は新卒採用人事のメンバーとして、インターンシップなどの企画を担う。

Index

就活のためではなく、 「本当にやりたいこと」を実現するインターンシップにしたい。

今回はパーソルキャリアが毎年夏に開催している、新規事業開発職と企画職に興味のある学生向けのインターンシップ「BRIDGE」についてお聞きしたいと思います。早速ですが、「BRIDGE」の概要について教えてください。

高岡

「未来の事業家育成」をコンセプトとして掲げ、事業創造に取り組む4DAYS選抜型のインターンシップです。個人で取り組むワークとグループで取り組むワークの両方があり、どちらも社会課題解決に向けたビジネスプランを提案してもらうもの。業界関係なく、ビジネス創造に興味のある方にはかなり学びのある内容になっています。

新規事業のビジネスプランを、個人もしくはチームで事業立案するインターンシップということですね。

星野

簡単に言うとそうですね。ただし、「BRIDGE」は“就活っぽくないイベント”となるようこだわりました。

就活っぽくない、とは?

星野

たとえば、企業が開催する新規事業立案型のインターンシップでは多くの場合、企業側から事業のテーマが提示されると思います。「このテーマの中で新しいビジネスを考えてください」と言われるのが一般的ではないでしょうか?でもそれって、よく考えると「就活のための事業立案」「インターンシップのための事業立案」のようですよね。実際のビジネス現場で、起業や事業立ち上げのテーマを他者から与えられるケースは稀ですから。自らの想いや問いを起点に事業を創るほうが「あるべき姿」に近いと思っています。

高岡

あくまで参加する学生さんにとって、本当にやりたいこと、本当に解決したい課題を起点にスタートにしてもらうことを大事にしたのが「BRIDGE」です。だから「BRIDGE」の個人で取り組む事業立案ワークにおいては、お題はフリー。その人自身が本当にやりたいことを提案してもらえるようにしました。チームの事業立案ワークではある程度の枠を設けているものの、それぞれのやりたいことを最優先に尊重することにしています。

企業が与えたお題ではなく、やりたいことを軸にビジネスプランを考えてもらうということですね。

高岡

はい。インターンシップ自体は、4日間+オリエンテーションの1日の計5日。オンラインとオフラインのハイブリッドで実施しています。選抜型のインターンシップなので事前の選考があり、後半の選考ではビジネスプランを提出してもらいます。選考を勝ち抜いて参加が決まったら、新卒採用人事がメンターとして付きます。そこからインターンシップの日まで、メンターと二人三脚でプランの磨き込み。インターンシップ中にそれをプレゼンし、事業開発のプロフェッショナル社員からフィードバックをもらいます。インターンシップの4日間では、チームでのプラン立案に多くの時間を使います。そちらもプレゼンしてフィードバックをもらうという流れは変わりません。

個人の事業立案とチームでの事業立案、両方行うのはなぜですか?

星野

「個人として本当にやりたいこと」に取り組んでもらうことはもちろん大切ですが、社会へ出て何かビジネスをしたいと思ったとき、本当に単独で考え実行することはほぼありません。だから、「チームで取り組むこと」も学んでほしいと考えました。

高岡

ひとりでやるか、チームでやるか。両方体験できる「BRIDGE」を通じて、自分の適性を発見する学生さんも多いように思います。たとえば個人のワークでは悩みっぱなしだった学生さんが、チームのワークではまとめ役として輝いたり。個人のワークは得意だった学生さんが、チームでは上手く連携できず反省点を発見していたり。今年もたくさんの発見や成長があったと思います。

事業立案なんて、最初は絶対うまく行かない。 「じゃあ、どうする?」を学ぶ場に。

単なる「事業創造体験」ではなく、本当にやりたい事業実現に向けてプランを立てたり、自分の適性を発見できたりと、さまざまな角度から得るものが大きなインターンシップと言えそうですね。

星野

そう思います。「未来の事業家育成」を掲げている通り、学生の能力を見て採用につなげるだけのイベントではないんです。本当にやりたかったことをやってほしいし、私たちもそれに採用担当者としてではなく人として向き合いたい。そしてビジネスをつくることの面白さや人材ビジネスの奥深さにも触れてほしいと思っています。

高岡

「適性に気づく」という話もありましたが、自らのキャリアを考えるきっかけになればいいですよね。

星野

そう。たとえば、インターンシップで社会課題をもとにビジネスプランを立案したけど、マネタイズが上手く行かないことがわかった。ならば、将来的にこれをビジネスとしてやるためにマネタイズの方法を考えるべきか、それとも別の仕事をしながらボランティアなどをしながら課題に取り組むのがよいか。そういった自分のキャリアプランにも影響を与える「きっかけ」になるケースもありますね。

「BRIDGE」に参加すると、どのような力が身に付くと思いますか?

星野

行動する力と学ぶ力でしょうか。

高岡

根底にある「想い」が大切なのは大前提です。ただし、想いだけでビジネスはつくれない。

星野

想いだけで取り組み始めたビジネスプランがあったとして、「BRIDGE」では「じゃあそれについてユーザーインタビューをやってみよう」となります。行動して、利用者の実際の声を聞く。そうすると、机上で描いていた自分の想定とは全然違うことがわかってくる。

高岡

でも、「全然違ったからダメ」ということではありません。そこからどう学ぶかが大事なんです。

星野

そうですね。世の中のすべてを知っている人なんていないし、新しいことをやろうと思ったら絶対にうまくいかないことも見つかります。そのときに、「じゃあどうしよう」「次はどんなことを学べば補えるだろう」と考えるのが重要。次につなぐ姿勢が大事だし、それこそが「BRIDGE」で鍛えられることではないでしょうか。

ビジネスの企画は、「育てる」ところまでが醍醐味。

未来の事業家を育成するインターンシップ「BRIDGE」についてはよくわかりました。そして、パーソルキャリアに入社してから実際に仕事としてビジネスを企画するのが、新規事業開発職と企画職ですよね。

星野

そうです。パーソルキャリアは職種別採用を行っているので、自分で職種を選んで選考に挑戦することができます。ビジネス職、エンジニア職、デザイナー職などさまざまですが、いわゆるビジネスの「企画」に携わるのが新規事業開発職と企画職です。

新規事業開発職と企画職とは具体的にはどのような仕事なのでしょうか?

高岡

私は、ビジネスのエンジンみたいな仕事だと思っています。ビジネスやアイデアを立案するポジションであることはもちろん、ビジネス全体を動かす動力源でもある。ただ理想を語るだけではなく、全体を推進することが重要ですね。

星野

上流の戦略立てから下流の泥臭い業務まで。両方が大事なポジションですよね。思考と実験を繰り返し、学んでは行動して、理想を掲げながらも泥臭くトライアンドエラーをやってみて……。

ビジネスを考えるところだけでなく、ビジネスを動かすところも重要なのがポイントですね。「企画」と聞くと、ついアイデアや思考のほうが必要だと思ってしまうけれど。

高岡

ちょっと厳しい言い方かもしれませんが、アイデアだけなら誰でも出せるんです。でもそれを実際に形にするのは、難しい。

星野

もっといえば、実際にやることよりもさらに難しいのが、「やり続けること」だと思います。

やり続けるのがさらに難しい、とは?

高岡

今の時代、チャレンジできる場もたくさんあるし、仲間を集める方法もある。実際やってみることのハードルは、昔よりずっと下がっていると感じます。学生さんと接していても、「ビジネスを立ち上げた」「学生団体を立ち上げた」という方はたくさんいる。しかし、始めたものをずっと継続できている人は、実は多くないんです。

星野

ビジネスでも、「産みの苦しみ」と「育ての苦しみ」があると言いますよね。産んだら終わりでなく、育てるところまで自らやるのがビジネス。実際、私も社内で新規サービスを立ち上げた経験がありますが、それを続けることの壁にぶつかり1年あまりでサービスクローズした経験があります。だから考えて終わりではなく、そのあとも自ら動かし続ける力が必要になるんですよ。

ビジネスをつくる強い想いは、 過去の継続や経験の中にある。

今後、「BRIDGE」に参加する学生さんや新規事業開発職、企画職に就きたい学生さんに期待することはなんでしょうか?

高岡

やはり、自分の想いを大切にしてほしいです。やりたいことや解決したい社会課題があるとしたら、それをもとにしながらビジネスにつなげてほしい

少し抽象的な質問になりますが、強い想いを持った方とは、どんな方でしょう?

星野

まずは「継続している人」でしょうね。何かひとつ同じことだけをやっているとは限りません。たとえば、まったく違ういくつかの経験の中にも、共通点があるかもしれませんよね。それはきっと、自分が継続して取り組みたいことのはず。そうやって、自分が継続してきたことに注目してみてほしいです。それから、もうひとつ。「過去に強烈な原体験がある人」も強いですね。ただ考えただけでなく、もとになった体験があることは重要だと思います。

今これを読んでいる新規事業開発職、企画職に興味のある学生に向けて、今日から実践してみてほしいことはありますか?

星野

「語れる体験」を増やしてみてほしいと思います。自分はこれをやって、どんな学びを得て、どんな失敗をして、どんな人から影響を受けて、どんなことを考えたか……。そうやって語れるものを増やして、広げて。対象物に対しての“自分哲学”を深く語れるまでの経験をするイメージですね。その経験こそ、ビジネス創造の糧になると思います。

なるほど、面白いですね。これからも「BRIDGE」を通じて素敵な学生さんたちとの出会いが増えていくといいですね。

高岡

はい。「BRIDGE」から新規ビジネスが生まれたら最高ですが、「BRIDGE」卒業生とのつながりも大切にしていけたら嬉しいです。将来的には卒業生に「BRIDGE」のメンターとして事業家育成に携わってもらったり、卒業生同士で協力してまた新たなビジネスをつくったり。ただのインターンシップだけで終わらせず、未来へつなげるビジネスが生まれる場にしていけたらいいですよね。

星野

将来的に社会をよくする事業家を育成することも、広義ではHR会社としての使命だと思っています。産業を盛り上げ、日本の“はたらく社会”の未来を明るくする人を育てることも、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンとする私たちがすべきことかなと。

HR業界が持つ可能性は大きく、奥深い。そんな“想い”が「BRIDGE」の存在意義やワークを通じて皆さんに伝わったら嬉しいです。この“想い”を伝えていくべく、私たちも行動し続けたいと思います。

※年次・所属部署は取材当時のものです。

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