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人・仕事・はたらき方を知る HATARACTION! for New Graduate

2025.05.21

不安がなかった産育休。先輩社員に聞く、休業・復帰と、その後の体験談。

  • 伊藤 有紀 (いとう ゆき)

    新卒8年目

    テクノロジー本部 エージェント企画統括部 エージェントプロセス&システムデザイン部 ITコンサルタント

    「自分の選択に納得できている状態」を持つ人を増やしたいと考え、新卒でパーソルキャリアへ入社。キャリアアドバイザー(CA)を経験後、システムを学びたい想いからキャリアチャレンジ制度を利用し、現在の部署へ。その後産育休を取得し、現在は時短勤務中。

「産育休は取りやすい?」「出産後もキャリアを続けられる?」 など、今後のキャリアもライフイベントも大切にしたいからこそ、不安に感じる方もいるのではないでしょうか。今回は産育休を取得し、「仕事内容も周りの期待値も全く変わりませんでした」と力強く語ってくれる先輩、伊藤 有紀さんへのインタビューです。

大切なのは、納得して選択すること。アクションの源泉は、今も変わらない。

最初はキャリアアドバイザー(CA)、次にITコンサルタント、産育休を経て復帰し、現在入社8年目の伊藤さん。まずは、パーソルキャリアへ入社した経緯から聞きたいです。どのような軸で就職活動をしていましたか?

伊藤

ありがとうございます。まず、私の中にあるアクションの源泉からお話してもいいですか?

お願いします。

伊藤

学生時代に、人が「選択に納得できているかどうか」が大事なのだと感じた経験がありました。私は学生数も多い大規模な大学に通っていたのですが、やりたい勉強のために大学を選んだ人もいれば、親や先生に言われるままに進学して勉学に面白さを見いだせず悩んでいる人もいる学校だったんです。

勉強などのやりたいことが明確にある人と、そうではない人がいることに気づいたんですね。

伊藤

はい。ただ、十分に納得していなかったからこそ、興味のある勉強をするために学部変更する人もいて。その様子から、人が納得して選択することの大切さを感じました。たとえ最初は納得ができていなくても、納得できるようにアクションしていくことも重要なのだと考え、それが今でも私のアクションの源泉に繋がっています。

人が重要な選択をするタイミング、そして点ではなく線で長期的に支援できる仕事を考えたときに、人材業界へ興味を持ち、パーソルキャリアへ入社しました。

ちなみに、人材業界の中でもパーソルキャリアを選んだ理由はなんですか?

伊藤

選考中にお話した社員さんそれぞれがビジョンを持っていて、また私のビジョンも尊重してくれていると感じた点です。私自身のことを見てくれている、気にかけてくれていると感じました。

入社後はCAを経験した後、キャリアチャレンジ制度を利用してITコンサルタントへ異動していますね。

伊藤

はい。入社当時から、新しい仕組みをつくることやゼロからイチを生み出すことに興味があり、「Drit」(※)への応募なども行っていました。新規事業について考え、世の中で新しいことをやろうと思う中で、システムやデータ、AIといった知識は必須であることに気づきました。そこでシステムやデータなどの技術を用いることで何ができるのか、どう使えるものなのかを学びたいと思い、異動を志望しました。

※Drit:パーソルグループ全体を対象として実施している新規事業創出プログラム

はたらく時間は変わっても、期待値は変わらなかった。

ITコンサルタントへ異動後、3年ほどして産育休を取られていますね。

伊藤

もし産育休を取るなら、復帰のスムーズさを考えて、異動先の業務をひと通り理解してからがいいなと考えていました。ちょうど産育休前に担当していた仕事が優秀プロジェクトとして表彰されたこともあり、業務を理解し身につけられたことに自信を持って休業へ入ることができました。その後、1年弱休業してから復帰しています。

同じ部署、同じ職種への復帰なのですね。仕事内容は、産育休前と変わりましたか?

伊藤

時短勤務なのではたらく時間は異なりますが、仕事内容は産育休前と全く同じです。私に対する、周りの方の期待値も全く変わらなかったことが、個人的には嬉しいことでした。

期待値が変わらなかった、とは?

伊藤

人によるのかもしれませんが、「時短、あるいは育児中だから、この人には簡単な仕事だけ任せよう」と思ってしまうことってあると思うんです。それを優しさと考える場合もありますが、逆に言えば、簡単な仕事しか任せてもらえなくなってしまうこともあると思っていて。ただ、私の場合はそういったことがなく、どんな仕事も「これやってみない?」「できる?」とまずは聞いてもらえることが、嬉しかったですね。

なるほど。自分のキャリアを大事にできる環境ですね。今後のキャリアについてはどのように考えていらっしゃいますか?

伊藤

最初はなるべく早く時短からフルタイムに戻るつもりだったのですが、もう少し長く時短勤務を続けるのもいいかもしれないと考え始めました。

時短勤務の中でも、チャレンジできることややりたいことはあります。まだ関わったことのないシステムもあるのでチャレンジしたいし、現在はサブマネジャーというポジションなので、マネジャーも目指していきたいです。

昔「Drit」にチャレンジしたときのような事業を起こすなど、大きな仕組みへの提言をしたい気持ちもまだまだあるので、それを可能にするスキルと視座も身につけたいですね。選択肢がいっぱいあるからこそ、やりたいことに迷うばかりです(笑)。

産育休までの道のりも復帰後も、不安はなかった。

実は、「ライフステージが変わっても、はたらき続けられるか不安」「産育休を取ってもキャリアは続けられますか?」といった不安や疑問の声、学生さんから寄せられることが多いんです。伊藤さんは、産育休を取ることに不安はなかったですか?

伊藤

私の場合は、なかったです。本来産育休は法律で定められている制度なので、当たり前に取得できるものなのですが、やはり不安に思う方もいるかもしれません。産育休を利用したことで、不安解消やその後のキャリア継続には、大きくふたつのことが大事だと感じました。

そのふたつについて、ぜひ聞かせてください。

伊藤

ひとつは、社内の制度や仕組みとして、産育休を取りやすい環境が整っていることです。産育休が取れるといっても、いざ取るとなると「そもそもどうやって取るんだろう?」など、わからないことはきっとあると思います。しかしパーソルキャリアの場合は、このような「どうやって取るんだろう?」というはじめの段階からサポート体制が充実していました。

どのようなサポートでしょうか?

伊藤

社内のイントラネット(※)で「産育休」と検索すると、育児や介護に関する情報が充実した社内向けのサイトがあったんです。妊娠がわかったらまず読むものといった、最初の一歩から助けてくれる内容でした。それを読めばどのように手続きを進めればいいか全て書いてあるのがよかったですし、月1回程度の定期的な説明会もありました。こうした機会の存在から、「何もわからなくても大丈夫だ!」と安心することができました。

※イントラネット:企業や組織内などの限定された人だけがアクセスできるネットワーク

産育休からの復帰後はいかがですか?

伊藤

リモートワーク環境が整っているので、子育てしながらの仕事に適していると思います。部署によってリモートワークの頻度など多少の違いはありますが、パーソルキャリアでは基本的に、リモートワーク環境への制限がとても少ないです。リモートで閲覧できない資料やアクセスできないネットワークがほとんどないよう整備されており、在宅・出社ともにできる仕事は変わらないと言ってよいと思います。

出社でも自宅からのリモートワークでも、同じ仕事ができるのはいいですね。

伊藤

そうなんです。そこは、自信を持ってアピールしたい仕事環境です(笑)。リモートワークのときには、お昼休みの間に夕食の準備を済ませてしまうなど、時間を有効活用しています。

ライフイベントと仕事は別物。個人のキャリアを尊重する環境がある。

重要なことの、もうひとつは何ですか?

伊藤

産育休を当たり前に取る・取ってもらう文化があるかどうかですね。パーソルキャリアだと、すでに産育休は当たり前、男性社員の育休も当たり前です。育休を取らない男性社員は「なんで?」とびっくりされるくらい。マネジャーに加え、さらに上の役職であるゼネラルマネジャーも当たり前に産育休を取得しているから、という環境も大きいのかもしれませんね。

ゼネラルマネジャーも!上司が長く休業に入ると聞くと、つい不安に感じてしまいそうですが…。

伊藤

パーソルキャリアではたらく人はみんな、「ライフイベントと仕事は別物」だと考えているんだと思います。それは、産育休をとる人が上司でも同僚でも後輩でも、同じ。「人が減った分、仕事どうしよう」と思うより先に、まず個人のイベントとして「いいね!」「おめでとう!」と素直に言える人ばかりなのだと思います。休業に入る人の業務をどうするかは、そのあと考えればいいんですよね。

なるほど。まずはその人のライフイベントを喜べるのは、とても素敵なことですよね。そして「どういった立場の人であっても」という点も重要だと感じました。

伊藤

役職やポジションもそうですし、女性も男性も同じです。そもそもパーソルキャリアのマネジャーは、一人ひとりのキャリアに寄り添うように教育を受けているんです。私自身がサブマネジャーとなり、マネジャー研修を受けてみて実感したことでもあります。だから妊娠・出産などのライフイベントはもちろん、想定していなかったさまざまなことも、周りの人や上司に相談してみればいい。きっと、まずはその人自身が考えていることを尊重してくれるはずです。

※年次・所属部署は取材当時のものです。

監修者:HATARACTION!編集部

"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。

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