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人・仕事・はたらき方を知る HATARACTION! for New Graduate

2025.05.27

「仕事×人」のフレームで、次は何ができるだろう。新規サービス開発本部のエグゼクティブマネジャーが語る、未来をつくる面白さ。

  • 齊藤 陽 (さいとう あきら)

    中途入社7年目

    新規サービス開発本部 新規サービス開発統括部 エグゼクティブマネジャー

    大学時代にモバイルアプリ事業を起業、その後複数社にて営業、カスタマーサクセス、企画など、新規サービス企画にまつわるさまざまな仕事を経験。再度起業したのち、人材業界への興味からパーソルキャリアへ入社。現在は新規サービス開発本部にて、マーケティング、カスタマーサクセス、デザイン、開発などサービス企画にかかわる様々な領域を統括している。

今回お話を聞いたのは、新規サービス開発本部でエクゼクティブマネジャーを務める齊藤 陽さん。齊藤さんは、新規サービス企画は「大前提、泥臭い仕事」としつつも、「あらゆる業務が未来につながる実感を持てる」と語ります。新規サービス企画において重要なスタンスや、人材業界の新規サービス企画ならではの面白みなどを語ってもらいました。

同世代の起業家たちの姿をみて、自らも起業に挑戦。 その先でパーソルキャリアへ転職した理由とは。

まずは、これまでのご経歴を教えてください。

齊藤

大学時代に起業したことが、ビジネスパーソンとしてのキャリアのスタートでした。私が就職先を考えていた頃は、ちょうど「就職氷河期」と呼ばれる時代。企業へ就職することにあまりポジティブなイメージがありませんでした。同時に、今ではメガベンチャーと呼ばれるような急成長を遂げる企業が、私と同世代の若手起業家によってどんどん立ち上がった時期でもありました。そういった背景もあり、むしろ自分で起業することは比較的身近な選択肢だったんです。

齊藤さんは当時、どのような事業を立ち上げたのでしょう?

齊藤

IT革命に期待が集まっていた時期だったので、モバイルアプリ事業を立ち上げました。ただ、当時は上手くいかなかったですね。つくり方はわかったけれど、売り方や財務はほとんど知らなかったんです。それで、まずはものの売り方を学びたいと考えて会社に就職をしました。2社経験して、その中で営業、カスタマーサクセス、企画、開発など、サービスの立ち上げからグロースまで一通り学びました。

その後、もういちどご自身で起業されたんですよね。

齊藤

はい。それまでの経験の中でいくつかのプロダクト責任者なども務め、新規サービス企画に必要なことは一通り自分でできるように成長していました。元々、もういちど起業したい、やるとしたら35歳までにと考えていたこともあり「最後のチャンスだ」と思ってチャレンジしたんです。

なるほど。ご自身の中での、「最後」と決めているタイミングがあったんですね。

齊藤

同時に、もしもう一度企業へ所属するなら、次は40歳が最後のチャンスだと考えてもいました。パーソルキャリアへの入社も、40歳前です。元々起業の経験も会社組織に所属する経験も、行き来すれば相乗効果があると考えています。ただし体力的な問題もあるので、期限は決めていたんです。パーソルキャリアにはリファラル採用(※)で入社しています。前職の知人がすでにパーソルキャリアに入社していて、その方の話からいい環境なのだと感じられたし、人材業界への興味もありました。

※リファラル採用:社員が友人・知人を自社に紹介し、採用する手法。

人材業界への興味とは、どのようなことだったのでしょうか?

齊藤

ひとつは、ほぼすべての職業に関する情報が入ってくる点ですね。多くの業界は、その業界内の情報に限られてしまうため、人材業界のようにあらゆる仕事の情報を得られる経験はなかなかできません。ふたつ目は、人材業界には「とにかく営業が強い」というイメージがあって、それは私がこれまで身を置いていたWEB業界とは違うのではないかと感じていました。なので、そこではたらく人はどんな仕事ぶりなのか実際に知りたいと思ったんです。

そのイメージは、実際に入社してどうでしたか?

齊藤

やはり、きちんと売上を見て構造化し、最適化する力を持っていて、そしてそこにきちんとこだわることを徹底していると感じました。だからといって、クールに売上数字だけを追っている組織でもないのは意外でした。純粋に、本気で「はたらく」に向き合おうとする姿勢を持った人ばかりです。その姿勢に、私自身も感化されたところは多いと感じています。

どんな発言も行動も。 ここでは、全てが未来をつくることにつながっている。

エグゼクティブマネジャーとして管掌する新規サービス開発統括部とは、どんな部署なのでしょうか。

齊藤

新規サービス開発統括部では、当社の経営方針に沿って未来のパーソルキャリア、ひいてはパーソルグループを代表する新規サービスをつくっています。たとえば、人材ビジネス領域で生成AIをどう活用するか、そういったテクノロジーによって人材ビジネスの何が変わり、何が生まれるのか。そういった問いに対し解を持ち、事業やサービスの具体化、開発、運用、関わる人材の採用と育成などを行います。

新規サービス立ち上げを専門とする部署なのですね。新規サービスをつくるやりがいや面白さについて、ぜひ聞かせてください!

齊藤

大前提からなのですが、新規サービスというと新しいものをつくるキラキラした側面が注目されがちです。ただ新しいものをつくる過程は決してキラキラだけではなく、本当に地道で泥臭いこともあるとぜひ知っておいてほしいです。その上で、新規サービスには、世の中を変えるきっかけをつくる面白さや、会社の行く末を示唆する面白さがあります。

世の中や会社の未来にインパクトを生み出せる仕事なんですね。

齊藤

そうですね。サービスには栄枯盛衰があって、どんなサービスもいつかは必ず衰えます。そうやって朽ちた先に、じゃあ次は何をやるのか、あるいは朽ちていくものを再度栄えさせるにはどうしたらいいか、私たちは日々考えています。そういった仕事の中では、日々の考えや発言の全てが未来につながっているものになる。未来へ向けて動く楽しさ、その先でマーケットを変えていける楽しさがあると思います。サービスで「世の中を変えるぞ」って、大げさじゃなく思えるんです。

その先で未来が変わるかもと期待できるならば、日々ワクワクしながらはたらけそうですね。

齊藤

私自身、新しいサービスが世の中に浸透していく様子を見るのは、やっぱりワクワクしました。マーケットの変化を実感したときだったり、全く知らない人の会話の中で自分たちのサービスの普及を感じたときだったりとか。その面白さを信じ、興味を持てる人はぜひ新規サービス企画に挑戦してほしいです。

新規サービス企画に携わる上で、齊藤さんが重要だと考えるのはどのようなことですか?

齊藤

2つあります。1つは、経験していないことを自分の知見と勘違いしないこと。本を読んだりデータを見たりすると、何かわかった気になってしまいやすいのですが、それだけでは自分のモノにはなってないんですよね。それだけでなく、自分でやってみる、使ってみる、直接人に話を聞く。その上に成り立つものがあるはずです。

2つ目はなんですか?

齊藤

2つ目はネガティブ・ケイパビリティ、つまり曖昧さを許容することです。新しいサービスはどうしても、不安定で先行きが見えないところもある。そういったわからなさを許容しつつ、6,7割くらいの確度でもやってみることが重要なんです。たとえば完璧じゃなくても、いちどリリースして、ユーザーに実際に使ってもらってから改修した方がいいこともある。アイデアだけなら思いつく人がいくらでも他にいる世界だからこそ、リードするためには曖昧でも動いていく力が求められると思います。

「仕事と人」のフレームの中で、様々な変化を経験できる、人材業界の面白さ。

人材業界で新規サービス企画を行う面白みについてもお伺いしたいです。

齊藤

人材業界のサービスは、「仕事と人のマッチング」。このフレームは変えず、その中でどのように新しいものを生み出すかを思考します。ブルーオーシャンをゼロから見つける勝負ではない。目的が明瞭ですので比較的挑みやすく、パズルを解いていくような面白さがあると思います。

なるほど。ある程度制約がある中で、新しいことをする面白さというか。

齊藤

ただしフレームは変わらずとも、そこにある人々の価値観や技術は変わっていきます。たとえば「仕事と人」の「仕事」は、少し前までは「会社」に限られていました。しかしはたらき方や価値観が変わったことで、「仕事と人」というフレームではありつつ、採用という形にとらわれないサービスや短時間アルバイトのようなサービスも生まれてきています。

たしかに!フレームが決まっていると聞くと狭い範囲を想像してしまいますが、その中で変化はかなり激しそうですね。

齊藤

最近でいえば、生成AIをどう活用するかとか、就職転職時の本音をどのように引き出すかなど、様々な課題がありますね。チャレンジングですし、次は何が見えてくるんだろうとワクワクする業界です。

大器晩成型の成長がある。 焦らず、楽しむことを大事に。

新卒採用面接も対応しているとのことですが、新規サービス企画を志望している学生へ、伝えたいことはありますか?

齊藤

メインストリーム(主流)ではない場でも、自分の価値を高めることを楽しんでほしいです。同期入社する社員の中でもっとも採用人数が多いのは、主に営業に配属されるビジネス総合コース。その社員たちが経験するような成長を主流としたときに、新規サービス企画ではそれとは異なる経験を積むことになります。

なぜでしょうか。

齊藤

新規サービス企画は、ひとつの方向に積み上がっていくような成長は感じにくい領域だと思います。サービスにまつわるさまざまなタスクがあり、色んなフェーズがある。なかなか成功体験や成長実感が、最初は得られにくいと思うんですよね。わかりやすく言うなら、ビジネス総合コースの同期はどんどん受注しているのに、自分はサービスのリリースが延期になってしまって比べて落ち込む……みたいな。でもサービスづくりのあらゆるフェーズを見るから、どこかで「あれ?気づいたらもうサービスを作る工程全てを理解しているな」と気づくタイミングが来るんです。

なるほど、確かに営業などのビジネス総合コースとはまた異なる成長ですね。

齊藤

そうです。私の個人的な感覚ですが、4~5年目くらいには自分の会社を立ち上げられるくらいのスキルがついている状態を目指してほしい。自ら主体的に努力を積み重ねれば、お金の流れから、開発の流れ、デザインの流れなど、サービスづくりに必要な流れは一通り理解できている状態になれているはずです。その状態は、マーケットにおいてとても市場価値が高いと思います。また、新規サービス開発本部には様々な領域のスペシャリストが在籍しています。人材業界以外から来た社員もいるので、人材業界以外のナレッジも吸収しやすい環境です。部のスタンスとしても、失敗は最大限許容し、チャレンジすることに重きを置いています。だから自身の存在価値を高めることにモチベーションを高く持ち、そのプロセスをぜひ楽しんでいきましょう。

※年次・所属部署は取材当時のものです。

監修者:HATARACTION!編集部

"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。

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