
2025.05.20
異動希望を出すだけじゃない。キャリアチャレンジ制度は、自分のキャリアを見つめる期間。
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名嶋 恵里奈 (なじま えりな)
新卒7年目
doda事業本部 エージェントサービス事業部 サービス開発統括 スタートアップ支援部 リクルーティングアドバイザー
燃え尽きてしまった受験や型にはまろうとしてしまった就活での経験から、「自分の力で変えていける環境」を望み、パーソルキャリアへ入社。キャリアアドバイザー(CA)を経験後、大手企業担当のリクルーティングアドバイザー(RA)、スタートアップ業界担当のRAを経験。
パーソルキャリアにとどまらず、パーソルグループ内の他の職種へ自ら異動希望を出せる、「キャリアチャレンジ制度」。制度利用者である名嶋 恵里奈さんはこの制度について、「異動できてよかった」では終わらない制度だと強調します。制度を通じて、自分のキャリアと向き合う経験そのものの重要性を聞いてきました。

「私は本当にこの仕事がしたいのか?」。内定直前で気付いた違和感。
今回はキャリアチャレンジ制度の利用経験がある、名嶋さんへのインタビューです。まずは、パーソルキャリアへ入社した経緯を教えてください。
名嶋
はい。私は就職活動で紆余曲折があったと考えているので、そのお話からしますね。そもそも就活の初期は、人材業界ではない別の業界を志望していました。当初見ていた業界は比較的、真面目・着実性を選考基準とする業界だったので、私もその基準に合わせるような形で対策を行い、就活をしていたんです。その準備が功を奏し、内定が見えてくるところまで進んだのですが、疑問に感じたことがありました。
それはどんな疑問ですか?
名嶋
内定を得るための準備・行動はできたのですが、「私は本当にこの仕事がしたいのか?」と改めて考えると、わからなくなってしまったんです。そこで進めていた就活を一旦白紙にして、考える時間をとりました。
内定を目的にした就活をしていたのではないか、みたいな疑問でしょうか。改めて考えることで、どんなことが見えてきましたか?
名嶋
自分の強みを活かすこと、自分が望む環境ではたらくことが、本当に大切なことではないかと考えました。「自分の強みを活かしたい」、「自分自身の力で勝負し、変えていける環境ではたらきたい」という気持ちに気づけたため、志望業界を変更して就活をやり直しました。今挙げたことが叶う環境として、パーソルキャリアに出会ったんです。パーソルキャリアは、就活中に見たどの企業よりも、社員さんが楽しそうに仕事をしているのが印象的で、面接も印象的でした!
どんな面接でしたか?
名嶋
面接を担当した社員さんから、「いまの名嶋さんは、本当の価値観が見えず、パーソルキャリアが向いていると判断できない」とズバッと言われたんです。面接を通過したいあまり、最初の就活のような、型通りの対応をしていたのかもしれません。
型通りにこなそうとしても納得したキャリア選択にならないのでは、という厳しい指摘だったのですね。
名嶋
もちろんその後は、面接の良かった面と改善点を両方丁寧にフィードバックしてもらいました。
当時はパーソルキャリアが第一志望で絶対入社したかったので、このフィードバックがすごく心に残っていて、自分の就活を見直すきっかけになりました。

異動を迷っていた時期から相談。改めてキャリアを考える、大切な半年に。
名嶋さんは約4年、個人の転職希望者と向き合うキャリアアドバイザー(CA)を経験された後、キャリアチャレンジ制度を利用し、企業と向き合うリクルーティングアドバイザー(RA)に異動されていますね。まずは、キャリアチャレンジ制度とはどのようなものか、教えてください。
名嶋
キャリアチャレンジ制度とは簡単に言うと、社員のキャリアと成長のために、自ら異動を希望できる制度です。パーソルキャリアだけでなく、パーソルグループ内の様々なポジションへ応募できるんです。応募すると人事面談があり、書類選考や面接などを経て、異動になります。私の場合は、CAからRAの異動だけでなく、関西から関東へとはたらく場所の異動もあったので、本当に転職したくらい環境が変わりましたね。
なるほど。職種だけでなく、グループ内で会社が変わったり、勤務地域が変わることもあるのですね!
名嶋
キャリアチャレンジ制度は一見、やりたい仕事を叶えるために異動する制度に見えるかもしれませんが、改めて自分のキャリアと向き合う期間として、とても意義がある制度と感じました。
キャリアと向き合う期間として意義があるとは?
名嶋
キャリアチャレンジ制度は応募から異動決定までに、約半年間あります。そこで人事の方との面談や、選考用の書類準備、周りの人に相談するなど沢山の過程があり、私の場合は、同期やRAの方など複数人と話をしました。この半年で行った多くの相談を通じて、自分のキャリアに対する考え方を言語化することができ、キャリアを改めて考える大きなきっかけになったと思います。制度を活用したことで、異動して終わりではない制度だと感じました。
なるほど。キャリアチャレンジ制度を通じて、キャリアについて改めて考えるきっかけがあるのは、パーソルグループらしい制度なのかもしれませんね。
名嶋
はい。「異動するための制度」というよりも、「キャリアを考えるための制度」なのだと思います。実は私が最初に制度を利用しようと人事面談を申し込んだときは、まだ異動希望を出そうか迷っているときでした。人事面談の中で「まずはやってみるのがよいのでは?」と背中を押してもらい、異動しようと心を決めました。

「従う」よりも、能動的にキャリアを考えたかった。
キャリアチャレンジ制度が単なる異動制度でないことがわかり、非常に興味深いです。名嶋さんご自身はどのような背景で制度を利用しましたか?
名嶋
社会人を3年やって、周りにも転職や異動を経験する人が増えてきたことが最初の理由でした。転職サイトを見たこともあったのですが、企業とのやりとりをする法人営業の経験もあったほうがいい、と感じたんです。もちろん転職希望者と向き合う仕事で身につくスキルも大切ですが、個人も企業も両方経験があるほうがよりよいのではないかと考えました。両方の経験があるからこそ、できることや可能性が広がると感じたんです。
なるほど。
名嶋
また同じCAとして、はたらく拠点が変わる異動の打診があったことも大きかったと感じています。その後のキャリアを考え始めていた私にとって、このタイミングで言われた異動に受動的だと思ってしまったんです。だったら、能動的に自分の興味があることへチャレンジしてみようと思い、キャリアチャレンジ制度利用に向けた人事面談を申し込みました。
なるほど!自分で考えて行動したいと思い、行動したんですね。ちなみにRAへ異動した後も、大手企業の担当部署から、スタートアップ企業の担当部署へ異動をされていますね。
名嶋
この異動も、自分で希望しました。大手企業へのご支援は売上も人数も大きく、インパクトややりがいを感じることができますし、成果を出せたことで社内表彰もされました。一方、スタートアップ企業は大量採用でなくても、事業の未来を担う重要な役割の採用を任せてもらうことができます。たったひとりの採用が組織に大きなインパクトを与えるかもしれない、というご支援は、大手企業へのご支援とは違ったやりがいを感じ、やってみたいと志願しました。

新しいサービスが社会を変える、その一部を人材面で担える面白さ。
スタートアップ業界を担当するRAとして、今感じているやりがいについて教えてください。
名嶋
スタートアップ業界は本当に面白く、「そんなサービスあるの?」と驚きつつも、あったらいいなと思っていたサービスが生まれてくる業界です。最初は誰にも知られていなかったところから、そういったサービスが段々と多くの人が当たり前のように使う、社会に溶け込んでいく様子を見るのは、とてもやりがいを感じます。こうしたサービスの成長には、たったひとりの力が大きな影響力を持つこともあるからこそ、新しいサービスが社会を変えていく過程に、人材紹介という形で貢献できていると感じます。
素敵ですね! 今後のキャリアの展望についてもお聞きしたいです。
名嶋
これまでは得られる経験やスキル・興味など、自分のキャリアのために進むべき道を考えてきました。だからこそ今後は部署やパーソルキャリアのために成長したい気持ちがあり、具体的には、マネジャーを目指したいと考えています。部の戦略・戦術に従って動くだけでなく、自分なりの新しい視点・視座を持って、貢献できるようになりたいですね。

※年次・所属部署は取材当時のものです。
監修者:HATARACTION!編集部
"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。