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人・仕事・はたらき方を知る HATARACTION! for New Graduate

2025.05.26

最初から最後まで、意思決定を行う。事業会社だから経験できた、ITコンサルタントの面白さとは。

  • 皆川 誠矢 (みながわ せいや)

    新卒3年目

    テクノロジー本部 エージェント企画統括部 エージェントプロセス&システムデザイン部 ITコンサルタント

    中学時代から「無駄」が嫌いで、経営工学などに興味を持つように。アルバイトで、ITを活用した生産性向上・組織貢献した経験からITの可能性を強く感じ、次第にITを手段として提供価値を広げたい想いから、ITコンサルタントを志す。現在はパーソルキャリアの基幹システムを担当し、プロジェクトマネジメントを行う。

パーソルキャリアで行っているコース別採用の中で、今回取り上げるのはITコンサルタントコース。お話を聞いたのは、「生産性を高めるためにITを活用した経験から、今の仕事をしたいと思うようになった」と語る皆川 誠矢さん。IT業界の企業ではなく事業会社を選んだポイントや、現在のやりがいについて、お話を聞かせてもらいました。

原体験は幼少期の「無駄嫌い」。それがITの道、パーソルキャリアとの出会いに。

本日はITコンサルタントとしてはたらく皆川さんに、ITコンサルタントの仕事内容ややりがいについて聞きたいと考えています。まずは、パーソルキャリアへ入社した経緯からお聞きしたいです。就活時の軸や、そこにつながる経験・考えなどから教えてもらえますか?

皆川

就活時の軸につながる考えからお話すると、中学校の冬休みの目標に「無駄な時間を過ごさない」と掲げていたくらい昔から、私は「無駄が嫌い」なんです。その気持ちが、実は今の仕事につながっているのかもしれません。

中学生の頃から「無駄が嫌い」というのは、面白いですね。

皆川

中学生のときは、部活も勉強も習い事もやりたいことがいっぱいあったんです。やりたいことがあっても時間が足りない中で、ついダラダラとマンガを読んでしまうような時間をなくそうと、当時は思っていたのかもしれません。もちろん楽しむためにマンガを読むなら素敵なことだと思うのですが、本来やるべきことがあるにもかかわらず、フルコミットしないでいるのが嫌だったんでしょうね。

そこから、どのように現在の仕事へつながっていったのでしょうか?

皆川

この「無駄」をなくすために高校時代に興味を持ったのが、経営工学という分野でした。経営の「ヒト・モノ・カネ」について、最適かつ効率的に考えるもので、まさに「無駄」をなくす学問であるという点に興味を持ち、学び始めたんです。
そして大学に進学し、在学中にしていたアルバイトでの経験がIT分野の仕事に就くきっかけとなりました。

どのような経験だったのか教えてください。

皆川

学生時代、私は予備校でアルバイトをしていました。ちょうどコロナ禍でオンライン授業が主だった頃、当時は授業システムの都合上必ず毎日教室に行き、手動でオンライン授業を設定していたんです。手動設定を行うためだけに、生徒の来ない予備校へ行くこと。それはまさに、「無駄」だと感じました。

そこで、これまで手動でしていた設定を遠隔で行うプログラムを独学で構築しました。その結果私のつくったプログラムは他校舎にも展開され、大きな工数削減につなげることができました。

なるほど。それでシステムやITの面白さに気づいたのですか?

皆川

はい。ITの大きな可能性を感じました。少し勉強してプログラムを組んだだけだったのですが、大きな成果が出て、組織に貢献できた。その経験から、ITを使って価値を生み出す仕事をしたいと考えるようになりました。

最初から最後まで、また意思決定も。事業会社のITコンサルタントは全て経験できる。

IT企業への就職ではなく、パーソルキャリアのITコンサルタントを志望したのはなぜだったのでしょうか?

皆川

実はIT企業ではなく、パーソルキャリアのように事業を持っている事業会社に就職することは、就活当初から決めていました。簡単に比較するなら、IT企業にとってのITは、商品そのもの。ITのプロダクトやソリューションをお客さまに提供する仕事ですよね。一方で事業会社にとってのITは、手段です。ビジョンの達成や事業の成長に繋がるよう、ITを活用したいと思ったんです。

なるほど。どちらかを選ぶなら、皆川さんは手段としてITを活用する仕事をしたかった、ということですか?

皆川

はい。だから事業会社の中で、IT系職種の採用を行っている企業を中心に就活をしていたんです。中でも、人生をよりよくするためのターニングポイントに携わる仕事は、より深い価値提供ができそうだと考え、パーソルキャリアを選びました。

現在行っているITコンサルタントの仕事について教えてください。

皆川

私が担当しているのは、パーソルキャリアが使用する様々なシステムの中でも、リクルーティングアドバイザー(RA)やキャリアアドバイザー(CA)のみなさんが使用する基幹システムです。たとえば業務の中にある課題に対して、課題分析や課題改善に向けた企画を行い、その企画をやる意義や費用を投資した後の効果性の検証、エンジニアなどのシステム構築を行う社員との連携、リリース後の効果検証まで、一貫して携わっています。

最初から最後まで一貫して携わる仕事なのですね。

皆川

そうですね。まず何をやるか考えることから成果まで、一貫して全て自分でやれるのが醍醐味のひとつだと思います。パーソルキャリアは、若い年次から、この一連の流れを担当するんです。もちろん最初は規模の小さいものからですが、一貫してトータルで経験できるからこそ、成長が早いのではないでしょうか。

全てに携わる面白みは、事業会社のIT職種ならではかもしれませんね。

皆川

そうですね。IT企業でも課題分析や企画などは行いますが、最終的な意思決定は自分たちではなく、クライアントです。一方で、事業会社ならば意思決定を行うのは自分たち。そこに仕事の面白さがあると私は考えていますね。

仕事の本質。それは、周囲を巻き込みプロジェクトを円滑に進めること。

実際に、仕事の中で意思決定を行う機会は多くありましたか?

皆川

企画立ち上げからリリースまで、意思決定を行う場面は多々あります。予期せぬことが発生した際は上司に相談することもありますが、基本的には自身が責任を持って決め、決定したことを推進するのがプロジェクトをマネジメントする人の仕事。つまり私の仕事です。

適切な意思決定を行うために、皆川さんが普段から意識していることなどがあれば教えてください。

皆川

「なんとなくわかった気にならないこと」を、常に気をつけています。たとえばエンジニアなどの社員と打ち合わせをする際に「こういう手法がいいよ」と勧められたとしても、その手法のことをよく知らない場合は、そのまま受け入れることはしません。それが何なのか、自分が人に説明できるくらいまで情報を集め、十分に理解してから判断する。なんとなくよさそうとか、なんとなくそうする、といったことをしないようにしています。

なるほど。現在入社3年目ですが、これまでで最も印象に残っている仕事のエピソードを教えてください。

皆川

入社2年目のときのエピソードです。

業務について教えてくださっていた「ブラザー」という指導係の先輩が産育休に入られ、自分主導で業務を進めていく必要がありました。企画立ち上げ段階かつ約1000万円規模のプロジェクトを3つ担当する中で、転職希望者・キャリアアバイザーに影響を及ぼすプロジェクトが印象に残っています。

入社2年目から大きなプロジェクトを3つも担当していたんですね。特に大変だったことは何ですか?

皆川

このプロジェクトで大変だったのは、IT知識と扱ったことがない社内システムに対する知識が必要だったことです。
カウンセリングを希望する転職希望者に対し、キャリアアドバイザーが着任するまでの期間をできるだけ短縮するというプロジェクトだったのですが、改善には、システムに対する理解が必要不可欠でした。
解決策や正解がわかりやすいものではなく、特定の情報を理想の状態に変更するというプロジェクトだったので、どの情報を更新し、どのようなシステム設計で実装するかを検討することが大変だったことを覚えています。プロジェクトの関係者は最低でも10名以上と多く、また今まですぐに相談していた先輩はいないため、自分で社内のさまざまな人に意見を聞き、意見をぶつけながら行動し続けました。周囲へ相談しながら巻き込んだことでプロジェクトを推進できたときに、成長を感じましたね。

その経験からは、どのような学びがありましたか?

皆川

仕事へ取り組むスタンス面の学びとして、「仕事は自分ひとりではどうにもならない」ということを学びました。ITコンサルタントはプロジェクトをマネジメントする立場ですし、意思決定を行う立場です。だからといってひとりで何でもできるわけではないし、できる必要もないことがわかった気がします。わからなければ周りをどんどん頼り、どうにかなる!と、ドンと構えて気持ちが揺れ動かないようにしていることの方が大事だと感じています。

ITはもはや、欠かせない存在。だからこそ部門横断で実現したい夢がある。

今後はどのようなことに取り組みたいか、未来の展望についても教えてください。

皆川

パーソルキャリアに限らず、世の中のITの発展を見ていると、ますますITにできることは無限にあるのだなと期待しているところです。生成AIなども活用されるようになってきて、興味深いですよね。可能性ももちろんありますが、むしろなくてはならない存在にもなってきている気がするのです。たとえば業務改善を行う場合、ITの力を活用したり仕組みで変えたりは必須ですよね。もはや欠かせないものだからこそ、私たちがいっそうの価値提供をしなければなりません。

なるほど。ITを活用できる場は、着々と広がりを見せていますね。

皆川

そうですね。パーソルキャリア内の話でいうならば、IT部門が全社オールとなってITの力を大きくしていけたらと考えているところです。パーソルキャリアは大きな組織なので、ITも部署やサービスごと、未だ上手く連携できずにいるところがあると思います。IT部門が一丸となって情報共有やナレッジ共有を行うことで、似たようなトラブルを防ぎ、よりプロジェクトの品質を高めることはできるんじゃないかと。企画統括の仕事や、IT系の部門を横断する仕組みづくりなど、やり方は様々あり、今のところどちらにも興味があります。こうやって今後のキャリアについて、上司と相談することもあるんですよ。

中長期的なキャリア相談ですね!

皆川

はい。「i-design」という、上司と中長期的なキャリアについて話せる面談制度があります。今の仕事に縛られず、転職やポジション変更といった可能性もフラットに見ながら、上司は意見をくれます。辞める可能性まで含めて上司が面談してくれるなんて、なかなかないと感じていますね。会社ありきでなく、「人」と「人」で対話できる点も、パーソルキャリアの魅力のひとつかもしれません。

※年次・所属部署は取材当時のものです。

監修者:HATARACTION!編集部

"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。

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