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人・仕事・はたらき方を知る HATARACTION! for New Graduate

2025.05.22

新卒2年目で新規事業立案に向けて挑戦。今でも主務に、複業に、ずっと活かし続けていること。

  • 西巻 孝則 (にしまき たかのり)

    新卒4年目

    doda事業本部 タレントシェアリング事業部 HiPro Biz統括部 東日本コンサルティング第1部

    小学生から空手を始め、陸上、サッカー、水泳など様々なスポーツを経験。スポーツの他、理系研究室での研究活動、大手コーヒーチェーン店でのアルバイトなど、学生時代は幅広く活動。海外の貧困地域に貢献したいと考え就活を始め、「はたらく」を支援する重要性に気づき、パーソルキャリアへ入社。

パーソルグループでは、新規事業創出を支援する2つのプログラムがあります。1つはグループワーク形式の体験研修「D-CAMPING」。もう1つは実際に事業化の可能性もある「Drit(ドリット)」です。今回は前者を経験した西巻 孝則さんへインタビュー。「D-CAMPING」を終え2年が経つ今も、当時の経験が活き続けているといいます。

海外のために何ができる?まずは「人」に着目してみよう。

西巻さんは、入社2年目のときにパーソルグループの新規事業創出体験研修「D-CAMPING」に参加していますね。まずは新規事業創出に興味を持ったきっかけから聞きたいです。

西巻

興味を持ったそもそものきっかけでいうと、幼少期まで遡ります。父親が海外に携わる仕事をしていたこともあり、海外の貧困地域の話をよく聞かされていました。そうして育ったので、自分は与えられている人間だという意識があったし、将来は貧困で困っている海外の人のために何かしたいと考えていたんです。

貧困地域の人のためにどんなことができると考えたのですか?

西巻

もちろん手段は色々あると思っていて、ボランティアや寄付などもできることではあります。でも私ひとりでできることには限界があるなとも思いました。そこで考えたのが、商社やグローバルメーカーへの就職です。海外でのビジネスに携われば、役に立てるのかもしれない。そう思って就職を進めていたのですが……、その途中で元パーソルキャリアの方と出会うことになります。

そこでパーソルキャリアが出てくるんですね!

西巻

はい、それまでは「doda」すら知らないくらいだったんですよ(苦笑)。就活で様々な人に話を聞かせていただく中で出会ったのですが、私が海外でのビジネスに興味を持っている話を親身に聞いてもらいました。

その方と議論した結果、私の考えは大きく変わります。それは、貧困地域に他の場所からビジネスだけを持ち込んだところで根本解決とは言い切れないのではないかということでした。本質的に変えようと思うなら、現地の人のビジネスやはたらくことに対する意識から変えなければならないと気づいたのです。それで、人や「はたらく」について扱う人材業界へ就職しようと思いました。

劇的な方向転換でしたね。中でもパーソルキャリアだったのはなぜですか?

西巻

西巻 私の考えを変えるきっかけをくれた元パーソルキャリアの方が、「i-common(アイコモン)」という専門性を有したプロ人材の紹介を行うサービスの担当でした。現在は、「HiPro Biz(ハイプロビズ)」という名前です。そこでは、企業の経営課題や事業課題を解決するための仕事ができると聞いていました。

事業づくりに興味のある私は、ならばその「HiPro Biz」に携わりたいと思い、パーソルキャリアへ入社したのです。経営層と直接やり取りする仕事で、経営視点や事業づくりを学び、人脈をつくりたい。そうしていつかは自分で起業して、会社をつくれたらいいなとも考えていました。

お客さまから新規事業立ち上げの相談。なら、まずは自分が新規事業を経験してみよう。

それで「HiPro Biz」のコンサルタントに配属となったわけですね!実際にはたらき始めての実感はどうでしたか?  コンサルタントとして経営層と対峙する仕事は大変そうなイメージもあります。

西巻

「コンサルタント」ってキラキラしていて、経営者の方へ解決策をスマートにサッと提示する仕事だと思っていたんです。でも実際そんなに甘くない。経営や事業の課題解決には、決まったパッケージ商品なんてないので、ヒアリングから仮説を立てて、ご提案、解決まで、自分で試行錯誤するしかないんです。でも1年目なんて、経営どころか何もかもわからない。キラキラどころか、とても難しくチャレンジングな仕事だと思いました。

理想通りにはいかなかったわけですね。そんな中で、西巻さんはどのように闘ったんでしょう?

西巻

とにかく行動力でカバーしました。お客さま先へ訪問して企業理解を徹底し、先輩にお願いして同席してもらうこともありましたね。土日は本を読んで勉強です。学生時代は空手を13年続けていましたし、理系で毎日研究に取り組んでいたので、ひとつのことに試行錯誤しながら継続して取り組むのは、意外と向いていたのかもしれません。

少し仕事がわかってくると、やりがいも感じられます。ご相談から解決まで一貫して携わることができたり、企業の中でも複数の部署からご相談をいただいたりできるようになりました。

そんな中、2年目で「D-CAMPING」へ参加されていますね。改めて、「D-CAMPING」がどのようなものか、そして西巻さんはなぜ参加されたのか。聞いてもいいですか?

西巻

「D-CAMPING」とは、新規事業開発をテーマとする研修制度です。グループワークで新規事業のアイデア出しや課題検証などを行う、体験研修をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。

私が参加した理由は、主に2つです。1つは、「HiPro Biz」のコンサルタントとしてお客さまと対峙するにあたり、やはり新規事業のご相談が多かったことです。新規事業のつくり方や各フェーズで重要なことなどを、きちんと知りたいと考えました。もう1つは、私自身が将来的に会社を経営したい想いがあったので、力をつけたいと考えたからでした。

参加して、どのような学びがありましたか?

西巻

新規事業を立ち上げまでの、全体像がわかったことがよかったです。市場調査、企画立案、営業販路拡大などなど。各フェーズでつまずきやすいポイントなども知ることができました。

もうひとつ、リサーチの重要性も知ることができたと思います。つくりたいサービスをつくるだけではダメで、それが本当にニーズがあるのかどうか、確かめなければなりません。アンケートや有識者へのヒアリングなど、調査が大切であることを学びました。

「実現したら面白そうなこと」を提案できるワクワクがある。

「D-CAMPING」を経験してから、約2年が経ちました。「HiPro Biz」のコンサルタントとしてはたらく中で、「D-CAMPING」の経験が活きていることがあれば教えてください。

西巻

新規事業のご相談かどうかに限らずなのですが、課題に対する仮説立ては、学んだことが活かせていると思います。様々な角度から考えて、「常に3つは仮説をお客さまにぶつけてみよう」など、準備するようになりました。

実際、案件獲得率が向上するなど数字としても成果が見えています。それからもっと具体的な行動で言えば、以前にもましてアグレッシブに行動するようになりました。リサーチの重要性を学んだ分、調べないと、聞かないとわからないぞと、身を持って知っているのですぐ行動する姿勢が身についたように思いますね。

西巻さんが最近担当された、チャレンジングな案件について、1つ聞かせてください。

西巻

駐車場事業を行う企業さまから、土地の仕入れをより効率的に行うための新たなビジネスモデルをつくりたいとご相談を受けたことがあります。

駐車場事業者さまは、できるだけみんなが車を停めてくれそうな便利な場所に土地を確保したい。そういう場所はこれまでは地主さんとのつながりで紹介してもらっていました。しかし昔からのつながりだけではなく、全く別のやり方で土地を仕入れたい、そして新たなビジネスにつなげたいとご相談を受けたんです。

土地の仕入れの課題を解決しつつ、新たなビジネスに。難しそうなお題ですね。西巻さんはどのような提案をしましたか?

西巻

葬儀業界との連携を提案しました。誰かが亡くなると、相続が発生します。土地を相続したけれど困っている……なんて人がいるのではないかと仮説を立て、そこにニーズを見出したんです。ご提案したところ、お客さまには大変好評。葬儀系のビジネスに強い人材をご紹介し、本格的なビジネスモデル構築へとつなげることができました。

なるほど。いきなりプロ人材を紹介するのではなく、課題解決のヒントやニーズの発見もコンサルタントの仕事ですよね。それはたしかに、事業づくり経験が活きそうです!

西巻

そうなんです。これが実現したら面白いだろうと思えることを、お客さまやプロ人材とともに見ていけるのはワクワクする瞬間です。

会社の力だけでなく、自分の力でも勝負を。学んだ事業づくりを、自分の事業で形にする。

「HiPro Biz」のコンサルタントとしての仕事以外に、複業も始められたと聞きました。

西巻

そうなんです。そこでもまさに「D-CAMPING」の経験が活きているところ。社内のメンバー3人と、複業という形で新しい事業を立ち上げることにしました。現在は、企画フェーズが完了。サービスの運用画面をエンジニアさんとともにつくっていて、これが終わると投資家さん向けのプレゼン準備をしようと思っています。

西巻

なるほど。パーソルキャリアの仕事にも、社外のチャレンジにも、学んだことを実践されているのですね。最初にお話されていた、海外への支援もいつかは考えていますか?

それも重要なことだとは捉えていますが、社会人になってみると、日本国内にも困っている人はたくさんいることに気づきました。だからまずはできることからやろう、という気持ちでいます。

例えばどんなことでしょうか?

西巻

今ある目標は3つです。1つは、「HiPro Biz」の事業部でマネジャーを目指すこと。経営とマネジメントには通ずるところがあるので、学びたいと考えています。

2つ目は、社内の企画職へ異動することにも興味があります。事業やサービスをつくる仕事をメインの仕事として、その面白みを体感したいです。

最後に、複業のビジネスを形にすること。会社の力でなく、自分の力で勝負してみたいんです。自分の中では、チャレンジの期限を決めているので、そこまでになんとか事業化したいです。

※年次・所属部署は取材当時のものです。

監修者:HATARACTION!編集部

"はたらく課題"と"ビジネス"をつなげてとらえ、自分ゴトとして、その解決プロセスを楽しむパーソルキャリアの社員をご紹介します。

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